Index ~作品もくじ~
- 「蒼天剣」イラスト(ラフ) ~ 雪乃(高瀬 コウさんより)
- 「蒼天剣」イラスト(色つき) ~ 雪乃(高瀬 コウさんより)
- コラボレート企画;ポール・ブリッツさんと
- 「火紅狐」イラスト ~ フォコ君(夜市さんより)、フォコくん&ランニャちゃん(とにもとさんより)
- 「蒼天剣」関連イラスト ~ 若い頃のウィリアム・ウィルソンIV世
- 3周年記念企画 キャラクタへの質問コーナー①
- 3周年記念企画 キャラクタへの質問コーナー②
- 3周年記念企画 キャラクタへの質問コーナー③
- 銀河農耕伝説(リレー小説)/第二回
- 銀河農耕伝説(リレー小説)/第五回
- 「白猫夢」イラスト ~ 克大火、克天狐、「白猫」
- 結論殺人事件 / ポール・ブリッツさんへの献作
- みいる(小説ブログ「DOOR」 limeさんのイラストより)
- 「双月シリーズ」イラスト ~ 克天狐(矢端想さんより)
- 「双月シリーズ」イラスト ~ 克天狐(あまね つかささん、南木リヴ助さん、野川真実さんより)
- 「琥珀暁」イラスト ~ エリザとハン(野川真実さんより)
- 双月千年世界イラスト3点 ~ シュウ、雪乃、小鈴(野川真実さんより)
- エリー・ウィンスレット / 矢端想さんへの献作
- 「双月シリーズ」イラスト ~ エリザ(野川真実さんより)
- 創作西部劇作品で『顔がいい』男前ばかり集めてみた。 / さえまる(@saema_ru)さんにご紹介いただきました
- 「DETECTIVE WESTERN」完結記念イラスト ~ 矢端想さんより
- 「DETECTIVE WESTERN」イラスト ~ エミル・ミヌー(矢端想さんより)
- 「DETECTIVE WESTERN」イラスト ~ トリスタン・アルジャン(矢端想さんより)
- 「双月シリーズ」イラスト ~ ランニャ(野川真実さんより)
LandM製作所の絵師さん、高瀬 コウさんより、「蒼天剣」は晴奈の師匠、雪乃を描いていただきました!
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イメージ、ど真ん中です。
ありがとうございました!
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イメージ、ど真ん中です。
ありがとうございました!
»» 2011.03.03.
LandM製作所の絵師さん、高瀬 コウさんより、「蒼天剣」は晴奈の師匠、雪乃を描いていただきました!
と、前回お伝えしましたが、さらに制作が進み、色が付きました。
http://blog-imgs-29.fc2.com/a/u/r/auring/20110410221118156.jpg" target=_blank>
おお……、LandM製作所さんで良くお見かけするイラストの雰囲気が出ている。
いつかご縁があれば、晴奈とかも描いていただきたいものです。
と、前回お伝えしましたが、さらに制作が進み、色が付きました。
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おお……、LandM製作所さんで良くお見かけするイラストの雰囲気が出ている。
いつかご縁があれば、晴奈とかも描いていただきたいものです。
»» 2011.04.10.
小説ブログ「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんと、互いのキャラをコラボさせた小説を交換しました。
こちらが僕の書いた、「黄輪雑貨的、範子と文子の三十分旅行」。
そしてこちらがポールさんに書いていただいた、「趣喜堂茶事奇譚・特別編/山猫の夏」です。
ポールさん、ありがとうございました!(*´∀`)
こちらが僕の書いた、「黄輪雑貨的、範子と文子の三十分旅行」。
そしてこちらがポールさんに書いていただいた、「趣喜堂茶事奇譚・特別編/山猫の夏」です。
ポールさん、ありがとうございました!(*´∀`)
»» 2011.05.23.
「アリとアリクイ」の夜市さん、とにもとさんより、
「火紅狐」はフォコ君(青年)と、フォコくん(少年)&ランニャちゃんを描いていただきました!

こちらが夜市さんに描いていただいたフォコ君。

そしてこちらが、とにもとさんからのフォコくん&ランニャちゃん。
フォコ君の性格は作中やキャラ紹介に書いた通りですが、
お二人に描いていただいたこのフォコ君は、普段から作中の端々で見せている優しげな雰囲気が、非常によく出ています。
非常に、イメージ通り。
成長したランニャちゃんも、ぜひ拝見したいものです。
ありがとうございました!
「火紅狐」はフォコ君(青年)と、フォコくん(少年)&ランニャちゃんを描いていただきました!

こちらが夜市さんに描いていただいたフォコ君。

そしてこちらが、とにもとさんからのフォコくん&ランニャちゃん。
フォコ君の性格は作中やキャラ紹介に書いた通りですが、
お二人に描いていただいたこのフォコ君は、普段から作中の端々で見せている優しげな雰囲気が、非常によく出ています。
非常に、イメージ通り。
成長したランニャちゃんも、ぜひ拝見したいものです。
ありがとうございました!
»» 2011.05.30.
LandM製作所の絵師さん、高瀬 コウさんより、「蒼天剣」の登場人物、黒炎教団の教主、ウィリアム4世を描いていただきました!
と言っても、諸般の都合により、「蒼天剣」に登場している年齢よりも、若く描かれています。
その詳しい都合は、また機会があれば。
と言っても、諸般の都合により、「蒼天剣」に登場している年齢よりも、若く描かれています。
その詳しい都合は、また機会があれば。

»» 2011.09.18.
[火紅狐のキャラ達に質問です!]
①好きな食べ物(又は料理)はなんですか??
②魔法力、体力、頭脳。それぞれの能力で一番強い方は誰でしょう?
③制作者さんは今までのキャラの中で特に気に入ってるキャラはだれですか?
???「とゆーわけで夜市様より、このようなご質問をいただいたわけですけれどもー」
フォコ「まずこちらから質問さしてもろてもええです?」
???「どうぞー」
フォコ「あなた、どちらさん?」
???「あ、申し遅れましたー。
わたくし、特別コーナーおなじみ(まだ2回目だけど!)、
インタビュアー兼司会役の猫獣人、シュウ・メイスンですー」
フォコ「はあ、そうでっか」
シュウ「ちなみに作者の黄輪さんは、このやりとりをテンプレ化しようとしてるらしいです。内緒ですよー?」
フォコ「んなこと言われても知りませんて」
シュウ「ちなみにちなみに黄輪さんは、この質問コーナーにあまりにもコメントが寄せられないため、
半分ふてくされてたコトも、やっぱり内緒ですよー」
フォコ「言うてますやん」
シュウ「ま、ま。細かいことはいいじゃないですかー。
と、今回この質問コーナーにお集まりいただいたのは、次の5名さんです。
まず現在好評連載中、『火紅狐』の主人公、ニコル3世ことニコル・フォコ・ゴールドマンさん」
フォコ「はいはいどーもどーもー」
シュウ「そしてフォコさんを追っかけて早○年、ついにゴールインまでこぎつけた銀髪のおてんば娘!
フォコのパートナーはやっぱりこの人しかいない! ランニャ・ネールさん!」
ランニャ「おてんばって言うなよぉ。ちょっと気にしてるんだからな」
シュウ「そして続いては、物事の二手三手先を読むのは当たり前!
すべてを見通す眼鏡くん、ランド・ファスタさん!」
ランド「眼鏡くんて、なんかバカにされてるみたいだなぁ」
シュウ「そしてそして、思いのたけを伝えては伝えては、全弾かわされる!
わたしが愛したのはフラグクラッシャーだった!
『猫姫』こと、イール・サンドラさん!」
イール「ブン殴るわよ、アンタ」
シュウ「最後にご紹介するのは、そんな彼らを温かく、あたたかーく見守ってきた女番長!
ここで出会ったのも不可思議ですね! 心躍りますね! ルピア・ネールさん!」
ルピア「おう、よろしく」
シュウ「そんなわけで、まずは一つ目のご質問から。
みなさんが好きな食べ物、または料理はなんでしょう?
まずはフォコさんから」
フォコ「あー、と。好き嫌いはないし何でも食べますな。
強いて言えば、小麦系はよお食べるかも。パスタとか、パンとか」
ランド「炭水化物ばかりだよね。あれで太らないのが不思議だよ」
フォコ「若い頃苦労しまくってたもんで。どっちか言うたら痩せ型ですしな」
シュウ「では続いて、ランニャさんは?」
ランニャ「そりゃもちろん、母さんの手料理だなぁ。
特に、鶏肉と卵と玉葱のピタ。アレは考えるだけでヨダレ出ちゃう」
ルピア「あはは、そりゃどうも」
シュウ「お次はランドさん」
ランド「僕もルピアさんの手料理は好きだな。
北方でも無理言って、アンチョビとトマト、アボカドのピザを何度か作ってもらったことがあるけど、
やっぱり家で食べたのには敵わなかった」
ルピア「言ってくれりゃ、いつでも作るぞ? カツミくんがいりゃ、あっと言う間に届けられる」
フォコ「タイカさんをピザ宅配屋扱いですか、ルピアさん……」
シュウ「それじゃ、イールさんはどんなのでしょ?」
イール「そうねー……。あたしは逆に、南海で食べた魚料理かなぁ。
アレは、めちゃめちゃ美味しかった。お刺身とかお吸い物とか。
あ、海鮮鍋とか奉書焼きとかもあったわね。もー絶品だったわ、ホント」
シュウ「美味しかったのは魚自体の質や調理の仕方だけじゃなくて、
一緒に釣ったり食事したりした人が良かったからかもですねー」
イール「え、えへへ……」
シュウ「最後にルピアさんの好物、一体なんでしょうかー?」
ルピア「そうだなぁ、私も好き嫌いは無いな。
あ、でも、私も故郷の料理が、何だかんだ言っても好きだな。
特にジャガイモとチーズ入りのオムレツ。あれは何皿でもいける」
シュウ「黄輪さんによれば、ルピアさんたちの故郷、クラフトランドには、
いわゆる『ドイツ』的イメージを持たせてるとか。
だから職人さんが多かったり、無骨なしゃべり方をしていたりするんだそうです。
ひょっとしてルピアさん、ビールもいけます?」
ルピア「ああ。さっき言ったオムレツと、あとソーセージがあれば、何倍でも呑める」
シュウ「呑みそうですもんね、ルピアさん。
っと、ちょっと長くなってきたので、2つ目の質問は次回、また明日お答えしますねー」
①好きな食べ物(又は料理)はなんですか??
②魔法力、体力、頭脳。それぞれの能力で一番強い方は誰でしょう?
③制作者さんは今までのキャラの中で特に気に入ってるキャラはだれですか?
???「とゆーわけで夜市様より、このようなご質問をいただいたわけですけれどもー」
フォコ「まずこちらから質問さしてもろてもええです?」
???「どうぞー」
フォコ「あなた、どちらさん?」
???「あ、申し遅れましたー。
わたくし、特別コーナーおなじみ(まだ2回目だけど!)、
インタビュアー兼司会役の猫獣人、シュウ・メイスンですー」
フォコ「はあ、そうでっか」
シュウ「ちなみに作者の黄輪さんは、このやりとりをテンプレ化しようとしてるらしいです。内緒ですよー?」
フォコ「んなこと言われても知りませんて」
シュウ「ちなみにちなみに黄輪さんは、この質問コーナーにあまりにもコメントが寄せられないため、
半分ふてくされてたコトも、やっぱり内緒ですよー」
フォコ「言うてますやん」
シュウ「ま、ま。細かいことはいいじゃないですかー。
と、今回この質問コーナーにお集まりいただいたのは、次の5名さんです。
まず現在好評連載中、『火紅狐』の主人公、ニコル3世ことニコル・フォコ・ゴールドマンさん」
フォコ「はいはいどーもどーもー」
シュウ「そしてフォコさんを追っかけて早○年、ついにゴールインまでこぎつけた銀髪のおてんば娘!
フォコのパートナーはやっぱりこの人しかいない! ランニャ・ネールさん!」
ランニャ「おてんばって言うなよぉ。ちょっと気にしてるんだからな」
シュウ「そして続いては、物事の二手三手先を読むのは当たり前!
すべてを見通す眼鏡くん、ランド・ファスタさん!」
ランド「眼鏡くんて、なんかバカにされてるみたいだなぁ」
シュウ「そしてそして、思いのたけを伝えては伝えては、全弾かわされる!
わたしが愛したのはフラグクラッシャーだった!
『猫姫』こと、イール・サンドラさん!」
イール「ブン殴るわよ、アンタ」
シュウ「最後にご紹介するのは、そんな彼らを温かく、あたたかーく見守ってきた女番長!
ここで出会ったのも不可思議ですね! 心躍りますね! ルピア・ネールさん!」
ルピア「おう、よろしく」
シュウ「そんなわけで、まずは一つ目のご質問から。
みなさんが好きな食べ物、または料理はなんでしょう?
まずはフォコさんから」
フォコ「あー、と。好き嫌いはないし何でも食べますな。
強いて言えば、小麦系はよお食べるかも。パスタとか、パンとか」
ランド「炭水化物ばかりだよね。あれで太らないのが不思議だよ」
フォコ「若い頃苦労しまくってたもんで。どっちか言うたら痩せ型ですしな」
シュウ「では続いて、ランニャさんは?」
ランニャ「そりゃもちろん、母さんの手料理だなぁ。
特に、鶏肉と卵と玉葱のピタ。アレは考えるだけでヨダレ出ちゃう」
ルピア「あはは、そりゃどうも」
シュウ「お次はランドさん」
ランド「僕もルピアさんの手料理は好きだな。
北方でも無理言って、アンチョビとトマト、アボカドのピザを何度か作ってもらったことがあるけど、
やっぱり家で食べたのには敵わなかった」
ルピア「言ってくれりゃ、いつでも作るぞ? カツミくんがいりゃ、あっと言う間に届けられる」
フォコ「タイカさんをピザ宅配屋扱いですか、ルピアさん……」
シュウ「それじゃ、イールさんはどんなのでしょ?」
イール「そうねー……。あたしは逆に、南海で食べた魚料理かなぁ。
アレは、めちゃめちゃ美味しかった。お刺身とかお吸い物とか。
あ、海鮮鍋とか奉書焼きとかもあったわね。もー絶品だったわ、ホント」
シュウ「美味しかったのは魚自体の質や調理の仕方だけじゃなくて、
一緒に釣ったり食事したりした人が良かったからかもですねー」
イール「え、えへへ……」
シュウ「最後にルピアさんの好物、一体なんでしょうかー?」
ルピア「そうだなぁ、私も好き嫌いは無いな。
あ、でも、私も故郷の料理が、何だかんだ言っても好きだな。
特にジャガイモとチーズ入りのオムレツ。あれは何皿でもいける」
シュウ「黄輪さんによれば、ルピアさんたちの故郷、クラフトランドには、
いわゆる『ドイツ』的イメージを持たせてるとか。
だから職人さんが多かったり、無骨なしゃべり方をしていたりするんだそうです。
ひょっとしてルピアさん、ビールもいけます?」
ルピア「ああ。さっき言ったオムレツと、あとソーセージがあれば、何倍でも呑める」
シュウ「呑みそうですもんね、ルピアさん。
っと、ちょっと長くなってきたので、2つ目の質問は次回、また明日お答えしますねー」
»» 2011.12.02.
»» 2011.12.03.
»» 2011.12.04.
「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんから、リレー小説のバトンを受け取りました!
第一回はこちら。
第二回を、僕が執筆させていただきました。
と言うわけで、どーん。(c)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
2
ジローの言葉に、サンライズ教授は笑い出した。
「何をバカな、ちゃんとほれ、そこに……」
ニヤニヤしながら机を指差した教授は、そこで硬直する。
「……そこに、……あれ?」
笑顔から一転、教授の顔は真っ青になる。
ジローも、そしてメリッサも、同様に顔を青ざめさせた。
その場の空気、そして彼らの体温の低下速度たるや、かつて極低温調理法を研究する際に一行が訪れた低温惑星、ゲレルでの日没時を思わせるほどだった。
「ど、どっ、どこじゃ!? どこに!?」
教授はがばっと床にはいつくばり、机の下やケージの裏、孵卵器と孵卵器の間など、老体とは思えない速さで点検し――そして唐突に、またも硬直する。
「……ないっ!」
教授の発した悲痛な叫びに、ジローはへたり込んでしまった。
「そ、そんな……!? 一体、なぜ? どうして……?」
世紀の大発明、夢の食品が失われたその衝撃で、教授もジローも、呆然とするしかなかった。
そして恐らくは、メリッサも呆然としていたのだろうが――まだ彼女の方が若干、冷静になるのは早かった。
「……な、内線! 緊急連絡!」
メリッサは机に腰や腿をぶつけながらも、壁のコンソールに駆け寄り、警備に通報した。
「すぐにこの区画の出入り口を封鎖して! 早く! 産業スパイよ!」
最先端技術の粋を集めたこのP―FARMでは、警備網もそれなりに厳重かつ、精密に制御されたものとなっている。
そのため、通報からわずか2秒後に、教授たちのいる研究モジュールは、他の区画との通行を遮断された。
もしメリッサが叫んだように、産業スパイがいたとして、彼ないし彼女が何らかの方法でシャーレを盗み出し、逃走したとしても、閉鎖までは20秒とかかっていない。
産業スパイがたとえ流体生物や超能力者のような存在であろうと、この区画に閉じ込められたことになる。
しかし教授たちにとっても、大きな問題がもう一つ、発生した。
あまりにも大慌てで閉鎖が要請されたために、警備側はうっかり、準最大級の警備システムを発動させてしまっていたのだ。
これはバイオハザードなど、最悪の事態を想定して設定されたシステムであり、一度発動すると、最低30時間はその解除ができない、と言う厄介なものだった。
そのため、スパイが本当にいたとしても、あと30時間は警備員たちが中に入れない。
「『準』って、じゃあ、最大級だったらどうなってたんだ?」
「決まってるでしょ? 区画ごと焼却、完全殺菌よ」
「うわあ……。焼かれないだけマシかぁ」
「どちらにせよ、30時間が経過するまでは、スパイと一緒に閉じ込められると言うわけか。うむむ……」
教授もジローたちも、一様に頭を抱えるしかなかった。
幸いにも食品の研究所だけあって、食料にも事欠かない。
教授たちは研究室にこもり、封鎖が解除されるのを待つことにした。
「とは言え、本当にあの時、スパイがいたんでしょうか?
確かに僕たちはガムに気を取られてはいましたが、シャーレはすぐ側の机にあったわけですから、誰かが近付いていたら、気が付かないはずはない。
でもあの時、僕たちの他には誰も室内にはいませんでしたし、扉が開けられたような気配も無かった。
一体どうやって、盗めたと言うんでしょうか……?」
「分からん。しかしどこを探しても、シャーレも、中のガムも、見つからんのじゃ。
となれば、誰かが持って行ったとしか考えられんじゃろう?」
「うーん……」
と、そこでメリッサが、何かに気付いたような顔をした。
「……あの、もしかしたら、なんですが」
「なんだね、言ってみたまえ」
「わたしたちがこの部屋に入ってから、今のこの時点まで、誰も出入りしてませんよね。ドアは一度も開いてませんから」
「そうじゃな」
「……え、ちょっと待ってよ、じゃあ」
ジローはメリッサの言わんとすることを察し、身を震わせた。
「出入りしてないってことは――まだ、この研究室にいるって言うのか?」
「……かも知れない」
メリッサは額に汗を浮かべながら、小さくうなずいた。
第一回はこちら。
第二回を、僕が執筆させていただきました。
と言うわけで、どーん。(c)
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2
ジローの言葉に、サンライズ教授は笑い出した。
「何をバカな、ちゃんとほれ、そこに……」
ニヤニヤしながら机を指差した教授は、そこで硬直する。
「……そこに、……あれ?」
笑顔から一転、教授の顔は真っ青になる。
ジローも、そしてメリッサも、同様に顔を青ざめさせた。
その場の空気、そして彼らの体温の低下速度たるや、かつて極低温調理法を研究する際に一行が訪れた低温惑星、ゲレルでの日没時を思わせるほどだった。
「ど、どっ、どこじゃ!? どこに!?」
教授はがばっと床にはいつくばり、机の下やケージの裏、孵卵器と孵卵器の間など、老体とは思えない速さで点検し――そして唐突に、またも硬直する。
「……ないっ!」
教授の発した悲痛な叫びに、ジローはへたり込んでしまった。
「そ、そんな……!? 一体、なぜ? どうして……?」
世紀の大発明、夢の食品が失われたその衝撃で、教授もジローも、呆然とするしかなかった。
そして恐らくは、メリッサも呆然としていたのだろうが――まだ彼女の方が若干、冷静になるのは早かった。
「……な、内線! 緊急連絡!」
メリッサは机に腰や腿をぶつけながらも、壁のコンソールに駆け寄り、警備に通報した。
「すぐにこの区画の出入り口を封鎖して! 早く! 産業スパイよ!」
最先端技術の粋を集めたこのP―FARMでは、警備網もそれなりに厳重かつ、精密に制御されたものとなっている。
そのため、通報からわずか2秒後に、教授たちのいる研究モジュールは、他の区画との通行を遮断された。
もしメリッサが叫んだように、産業スパイがいたとして、彼ないし彼女が何らかの方法でシャーレを盗み出し、逃走したとしても、閉鎖までは20秒とかかっていない。
産業スパイがたとえ流体生物や超能力者のような存在であろうと、この区画に閉じ込められたことになる。
しかし教授たちにとっても、大きな問題がもう一つ、発生した。
あまりにも大慌てで閉鎖が要請されたために、警備側はうっかり、準最大級の警備システムを発動させてしまっていたのだ。
これはバイオハザードなど、最悪の事態を想定して設定されたシステムであり、一度発動すると、最低30時間はその解除ができない、と言う厄介なものだった。
そのため、スパイが本当にいたとしても、あと30時間は警備員たちが中に入れない。
「『準』って、じゃあ、最大級だったらどうなってたんだ?」
「決まってるでしょ? 区画ごと焼却、完全殺菌よ」
「うわあ……。焼かれないだけマシかぁ」
「どちらにせよ、30時間が経過するまでは、スパイと一緒に閉じ込められると言うわけか。うむむ……」
教授もジローたちも、一様に頭を抱えるしかなかった。
幸いにも食品の研究所だけあって、食料にも事欠かない。
教授たちは研究室にこもり、封鎖が解除されるのを待つことにした。
「とは言え、本当にあの時、スパイがいたんでしょうか?
確かに僕たちはガムに気を取られてはいましたが、シャーレはすぐ側の机にあったわけですから、誰かが近付いていたら、気が付かないはずはない。
でもあの時、僕たちの他には誰も室内にはいませんでしたし、扉が開けられたような気配も無かった。
一体どうやって、盗めたと言うんでしょうか……?」
「分からん。しかしどこを探しても、シャーレも、中のガムも、見つからんのじゃ。
となれば、誰かが持って行ったとしか考えられんじゃろう?」
「うーん……」
と、そこでメリッサが、何かに気付いたような顔をした。
「……あの、もしかしたら、なんですが」
「なんだね、言ってみたまえ」
「わたしたちがこの部屋に入ってから、今のこの時点まで、誰も出入りしてませんよね。ドアは一度も開いてませんから」
「そうじゃな」
「……え、ちょっと待ってよ、じゃあ」
ジローはメリッサの言わんとすることを察し、身を震わせた。
「出入りしてないってことは――まだ、この研究室にいるって言うのか?」
「……かも知れない」
メリッサは額に汗を浮かべながら、小さくうなずいた。
»» 2011.12.15.
「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんから、リレー小説のバトンを受け取りました!
ポールさん→自分→矢端想さん→ポールさん、と来て、また僕の番です。
と言うわけで、どーん。(cでしたっけrでしたっけ)
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5
「なっ、……なんと間の悪い!」
青ざめていた顔をほころばせていた教授は、またも愕然とした顔になった。
「解除はできないのかね!?」
「ダメです! 一度起動させたら、電子的な解除は不可能とのことです!」
「電子的なって、どういうこと?」
「あ、えーと、……聞いてみます!」
メリッサは再度、管制室と連絡を取る。
「教授、テロリストはその場で拘束されたそうです」
「そんなことはどうでもいい! 肝心なのは、解除方法じゃろうが!」
「あっ、そうでした。……ええと、物理的には解除方法は無くもない、とのことなんですが」
「無くもない?」
「焼却の方法なんですが、まず、区画内にはテル・エタノール、通称『TE燃料』を流すためのパイプが張り巡らされているそうなんです」
「テル・エタノール? ……って、鋼鉄を2分で個体の状態から沸騰させるって言う、あの高々火力燃料?」
「らしいわ。
そのTE燃料は、最大級システムが発令されると、パイプ各所にある噴出口からシャワー状に流され、区画内に撒かれる。
そして撒かれて揮発し、区画全域に発火可能な状態にまで充満したと、各所の濃度計が判断した後、その濃度計から放電され……」
「一気に火が付き爆発、……というわけか」
話しているうちに、三人の鼻腔には、ガムから発せられるハニートーストの香りとは違う、粘つくようなアルコール臭が、わずかながらも流れ込んできた。
「一度撒かれてしまえば、制御不能となるわけか。
換気システムや、実験用のドラフトで、TE燃料を外へ排出することは……?」
「準最大級、および最大級システム発動中は、作動しないようになっているわ」
「では、濃度計を止めるか、その放電を……」
「この区画内には、10基備え付けられているそうです。
5分ですべてを解除することは、物理的に不可能です」
メリッサの返答に、教授とジローは黙り込んだ。
「……は、はは」
間を置いて、ジローが力なく笑い出した。
「TE燃料で焼かれれば、骨も残らないだろうな。まさか、こんな死に方をするなんて……」
「あ、諦めてはいかん! まだ何か、方法が……」
教授の言葉も、ジローの耳には入らない。
「あるって言うんですか!? TE燃料の噴出は止められない! 濃度計も止められない!
もう僕たちには、最後の晩餐としてガムを噛むくらいしか、できることは無いんですよ!?」
泣き叫ぶジローに、教授は閉口しかけた。
だが――教授はまたも、その表情をガラッと変えた。
「ガム? ……ガムか!」
教授はがばっ、とジローの肩をつかみ、その閃きを口早に伝えた。
「ガムを使うのだ! 口に含んですぐ、というあの変化速度であれば、恐らく間に合う!」
「え?」
「よいかジローくん、メリッサくん。TE燃料、即ちテル・エタノールの主成分は、CHO基だ」
「CHO……、アルコール類ですね」
「そうだ! そしてこのガムに生きておるコウジカビは、味覚を変えるという、一つの指向性を持っておる!」
「つ、つまり?」
「食品の風味、つまり『におい』を変える性質を持っているということだ!
濃度計はTE燃料の濃度を検出し、起動するようになっておる! ということは、『TE燃料ではない別のアルコール類』の気体が充満したとして、その臭いに反応し、起動すると思うかね?」
「……あ!」
聞くが早いか、メリッサは管制室に、TE燃料の収められているタンクの位置を確認する。
教授はこう言い放ちながら、研究室を飛び出した。
「コウジカビはまだ相当の量を、低温室に保管しておる! ジローくん、来てくれ!」
「はっ、はい!」
走り出した教授とジローの後ろから、メリッサも駆けてきた。
「タンク、場所が分かりました! わたしも取りに行きます!」
「うむ、急ぐのだ!」
三人はうっすらとアルコール臭が漂い始めた研究所内を、勢いよく駆け抜けた。
ポールさん→自分→矢端想さん→ポールさん、と来て、また僕の番です。
と言うわけで、どーん。(cでしたっけrでしたっけ)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
5
「なっ、……なんと間の悪い!」
青ざめていた顔をほころばせていた教授は、またも愕然とした顔になった。
「解除はできないのかね!?」
「ダメです! 一度起動させたら、電子的な解除は不可能とのことです!」
「電子的なって、どういうこと?」
「あ、えーと、……聞いてみます!」
メリッサは再度、管制室と連絡を取る。
「教授、テロリストはその場で拘束されたそうです」
「そんなことはどうでもいい! 肝心なのは、解除方法じゃろうが!」
「あっ、そうでした。……ええと、物理的には解除方法は無くもない、とのことなんですが」
「無くもない?」
「焼却の方法なんですが、まず、区画内にはテル・エタノール、通称『TE燃料』を流すためのパイプが張り巡らされているそうなんです」
「テル・エタノール? ……って、鋼鉄を2分で個体の状態から沸騰させるって言う、あの高々火力燃料?」
「らしいわ。
そのTE燃料は、最大級システムが発令されると、パイプ各所にある噴出口からシャワー状に流され、区画内に撒かれる。
そして撒かれて揮発し、区画全域に発火可能な状態にまで充満したと、各所の濃度計が判断した後、その濃度計から放電され……」
「一気に火が付き爆発、……というわけか」
話しているうちに、三人の鼻腔には、ガムから発せられるハニートーストの香りとは違う、粘つくようなアルコール臭が、わずかながらも流れ込んできた。
「一度撒かれてしまえば、制御不能となるわけか。
換気システムや、実験用のドラフトで、TE燃料を外へ排出することは……?」
「準最大級、および最大級システム発動中は、作動しないようになっているわ」
「では、濃度計を止めるか、その放電を……」
「この区画内には、10基備え付けられているそうです。
5分ですべてを解除することは、物理的に不可能です」
メリッサの返答に、教授とジローは黙り込んだ。
「……は、はは」
間を置いて、ジローが力なく笑い出した。
「TE燃料で焼かれれば、骨も残らないだろうな。まさか、こんな死に方をするなんて……」
「あ、諦めてはいかん! まだ何か、方法が……」
教授の言葉も、ジローの耳には入らない。
「あるって言うんですか!? TE燃料の噴出は止められない! 濃度計も止められない!
もう僕たちには、最後の晩餐としてガムを噛むくらいしか、できることは無いんですよ!?」
泣き叫ぶジローに、教授は閉口しかけた。
だが――教授はまたも、その表情をガラッと変えた。
「ガム? ……ガムか!」
教授はがばっ、とジローの肩をつかみ、その閃きを口早に伝えた。
「ガムを使うのだ! 口に含んですぐ、というあの変化速度であれば、恐らく間に合う!」
「え?」
「よいかジローくん、メリッサくん。TE燃料、即ちテル・エタノールの主成分は、CHO基だ」
「CHO……、アルコール類ですね」
「そうだ! そしてこのガムに生きておるコウジカビは、味覚を変えるという、一つの指向性を持っておる!」
「つ、つまり?」
「食品の風味、つまり『におい』を変える性質を持っているということだ!
濃度計はTE燃料の濃度を検出し、起動するようになっておる! ということは、『TE燃料ではない別のアルコール類』の気体が充満したとして、その臭いに反応し、起動すると思うかね?」
「……あ!」
聞くが早いか、メリッサは管制室に、TE燃料の収められているタンクの位置を確認する。
教授はこう言い放ちながら、研究室を飛び出した。
「コウジカビはまだ相当の量を、低温室に保管しておる! ジローくん、来てくれ!」
「はっ、はい!」
走り出した教授とジローの後ろから、メリッサも駆けてきた。
「タンク、場所が分かりました! わたしも取りに行きます!」
「うむ、急ぐのだ!」
三人はうっすらとアルコール臭が漂い始めた研究所内を、勢いよく駆け抜けた。
»» 2011.12.21.
「アリとアリクイ」の夜市さん、とにもとさんに、
当ブログの小説「白猫夢」のキャライラストを描いていただきました!
まずはシリーズ全編に出演している、うちのジョーカーキャラ。
克大火。

続いて「白猫夢」にて名コーチ役を務めた、跳ねっ返りの金毛九尾。
克天狐。

そして最後は、「白猫夢」というタイトルの由来にもなっている、夢の中の預言者。
白猫。

非常にかっこ良く、かわいく描いていただけました。
ありがとうございました!
当ブログの小説「白猫夢」のキャライラストを描いていただきました!
まずはシリーズ全編に出演している、うちのジョーカーキャラ。
克大火。

続いて「白猫夢」にて名コーチ役を務めた、跳ねっ返りの金毛九尾。
克天狐。

そして最後は、「白猫夢」というタイトルの由来にもなっている、夢の中の預言者。
白猫。

非常にかっこ良く、かわいく描いていただけました。
ありがとうございました!
»» 2012.07.06.
「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんが不定期的に連載している作品、「名探偵 深見剛助」シリーズ。
去る2014年7月頃に集中連載されていた折、「自分にも一筆書かせてほしい」とお願いしたところ、
ポールさんから快諾を得られたため、このシリーズの二次創作を制作しました。
それがこちら。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
結論殺人事件
名探偵、深見剛助は額に冷汗を浮かべながら、そう締めくくった。
「とにかく、これで今回の事件は解決したと言えるでしょう」
さる大学の学長の死体が発見され、その捜査は難航を極めていた。
その原因の一つは、被害者は大学の内外に敵を多く作っており、もしも事件である場合、犯人と思しき者が多数いたことだった。
「次期学長の座を狙う大学の古株に、論文をこき下ろされた准教授、単位を落とされ卒業できず、中退した元ゼミ生が数名、共同論文を単独で発表されて仲違いした旧友、特許で争っていた大手製造会社役員、さらには遺産狙いの妻に娘に愛人1号、2号、3号、……と」
「まるで見本市ですね、犯人役の」
嘲るような深見剛助の言葉に、赤塚刑事も空笑いで返す。
「はは……、まったくですね。最も疑わしい人物だけでも、なんと21名! こんなにうじゃうじゃいたら、捜査会議のホワイトボードが人名だけで真っ黒ですよ」
「でしょうね」
「……しかし、その時点で既に、ある程度の目星は付いてはいたんです」
深見剛助の言葉に、たった一人、重要参考人として連れて来られたその人物は息を呑んだ。
さらに捜査を難航にしていたのは、被害者がここ数日、その怪しい人物のオンパレードに恐れをなし、自宅からも離れた遠方のペンションに引き籠もっていたことだ。
「見て下さいよ、深見さん。これ全部、脅迫状なんですよ」
赤塚刑事が見せてくれたその手紙の束、いや、山を見て、深見剛助は目を疑った。
「な、何通あるんです? とても10や20で収まりそうには見えませんが……」
「ええ、単なるイタズラ程度のものも含めると、59通です」
「半端なストーカーより性質が悪い。そりゃ、怯えもするでしょうね」
「ええ。そのため被害者は、ペンションに鍵をかけ、庭一面に鉄条網を撒いて、誰も入れないようにしていたんです」
「しかし籠もって3日後、突然警備会社がペンションからの警報を確認し、向かったところ……」
「リビングの真ん中で、大の字になって死んでいるのを発見した、とのことです」
「死体には外傷が無く、また、死因も心臓麻痺とのことでした。勿論自然死ですから、これだけでは事故か事件かは、断定できません。
しかし詳しい状況を知っていくにつれ、ぼくは確信を深めていました。あなたが犯人である、これができるのはあなたしかいない、と」
「……」
深見剛助にはっきりと指差され、重要参考人のその初老の男性、かつて被害者の共同研究者だった博士は、表情を硬くした。
「ええ、ご明察です。私が彼を殺しました」
「そうですか」
赤塚刑事をはじめ、警察官らが博士を囲む。
「しかし何故です? あの精密かつ緻密な、私が考え得る限りで最高、最密度のトリックによって、私は完璧、完全なるアリバイを確立できたはずです。
どこであなたは、私のトリックを見破ったのですか?」
「……詳しい話は、署の方で行った方がよろしいでしょう。連行して下さい」
「分かりました」
なおも硬い表情を崩さない博士を、刑事たちが連行していった。
「いやあ、深見さん。今回もお見事でした。
正直な話、今もわたしには、何がどうなっているのか」
赤塚刑事の言葉に、深見剛助は一瞬、顔を背ける。
「……」
「……深見さん?」
「ああ、いえ。そうですね、ええ、非常に難解なトリックでした。まあ、詳しいことは仕掛けた本人がすべて、包み隠さず話してくれると思います、ええ」
「え? 深見さんが明かしてくれるんじゃないんですか? いつもの流れなら犯人を前にして、あなたが色々と理屈を並べて……」
意外そうな目を向け、尋ねてきた赤塚刑事に、深見剛助は淡々と、こう返答した。
「隠しておくべきものも有ると言うことです。
赤塚さん、どうかこの事件は、犯人からの言葉だけで、全容を考えて下さい」
その言葉に、何かしらの含みを感じ取ったらしく、赤塚刑事はそれ以上、追及しようとはしなかった。
「……分かりました」
この時――深見剛助は部屋を去って行く赤塚刑事に聞こえぬよう、ぼそっと、こうつぶやいていた。
「順序や細かい論拠はどうあれ、まあ、筋は通るんだから、いや、通ったんだから、いいじゃないか。
結果さえきっちりしていればいいだろ」、……と。
結(果)論殺人事件 完
去る2014年7月頃に集中連載されていた折、「自分にも一筆書かせてほしい」とお願いしたところ、
ポールさんから快諾を得られたため、このシリーズの二次創作を制作しました。
それがこちら。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
結論殺人事件
名探偵、深見剛助は額に冷汗を浮かべながら、そう締めくくった。
「とにかく、これで今回の事件は解決したと言えるでしょう」
さる大学の学長の死体が発見され、その捜査は難航を極めていた。
その原因の一つは、被害者は大学の内外に敵を多く作っており、もしも事件である場合、犯人と思しき者が多数いたことだった。
「次期学長の座を狙う大学の古株に、論文をこき下ろされた准教授、単位を落とされ卒業できず、中退した元ゼミ生が数名、共同論文を単独で発表されて仲違いした旧友、特許で争っていた大手製造会社役員、さらには遺産狙いの妻に娘に愛人1号、2号、3号、……と」
「まるで見本市ですね、犯人役の」
嘲るような深見剛助の言葉に、赤塚刑事も空笑いで返す。
「はは……、まったくですね。最も疑わしい人物だけでも、なんと21名! こんなにうじゃうじゃいたら、捜査会議のホワイトボードが人名だけで真っ黒ですよ」
「でしょうね」
「……しかし、その時点で既に、ある程度の目星は付いてはいたんです」
深見剛助の言葉に、たった一人、重要参考人として連れて来られたその人物は息を呑んだ。
さらに捜査を難航にしていたのは、被害者がここ数日、その怪しい人物のオンパレードに恐れをなし、自宅からも離れた遠方のペンションに引き籠もっていたことだ。
「見て下さいよ、深見さん。これ全部、脅迫状なんですよ」
赤塚刑事が見せてくれたその手紙の束、いや、山を見て、深見剛助は目を疑った。
「な、何通あるんです? とても10や20で収まりそうには見えませんが……」
「ええ、単なるイタズラ程度のものも含めると、59通です」
「半端なストーカーより性質が悪い。そりゃ、怯えもするでしょうね」
「ええ。そのため被害者は、ペンションに鍵をかけ、庭一面に鉄条網を撒いて、誰も入れないようにしていたんです」
「しかし籠もって3日後、突然警備会社がペンションからの警報を確認し、向かったところ……」
「リビングの真ん中で、大の字になって死んでいるのを発見した、とのことです」
「死体には外傷が無く、また、死因も心臓麻痺とのことでした。勿論自然死ですから、これだけでは事故か事件かは、断定できません。
しかし詳しい状況を知っていくにつれ、ぼくは確信を深めていました。あなたが犯人である、これができるのはあなたしかいない、と」
「……」
深見剛助にはっきりと指差され、重要参考人のその初老の男性、かつて被害者の共同研究者だった博士は、表情を硬くした。
「ええ、ご明察です。私が彼を殺しました」
「そうですか」
赤塚刑事をはじめ、警察官らが博士を囲む。
「しかし何故です? あの精密かつ緻密な、私が考え得る限りで最高、最密度のトリックによって、私は完璧、完全なるアリバイを確立できたはずです。
どこであなたは、私のトリックを見破ったのですか?」
「……詳しい話は、署の方で行った方がよろしいでしょう。連行して下さい」
「分かりました」
なおも硬い表情を崩さない博士を、刑事たちが連行していった。
「いやあ、深見さん。今回もお見事でした。
正直な話、今もわたしには、何がどうなっているのか」
赤塚刑事の言葉に、深見剛助は一瞬、顔を背ける。
「……」
「……深見さん?」
「ああ、いえ。そうですね、ええ、非常に難解なトリックでした。まあ、詳しいことは仕掛けた本人がすべて、包み隠さず話してくれると思います、ええ」
「え? 深見さんが明かしてくれるんじゃないんですか? いつもの流れなら犯人を前にして、あなたが色々と理屈を並べて……」
意外そうな目を向け、尋ねてきた赤塚刑事に、深見剛助は淡々と、こう返答した。
「隠しておくべきものも有ると言うことです。
赤塚さん、どうかこの事件は、犯人からの言葉だけで、全容を考えて下さい」
その言葉に、何かしらの含みを感じ取ったらしく、赤塚刑事はそれ以上、追及しようとはしなかった。
「……分かりました」
この時――深見剛助は部屋を去って行く赤塚刑事に聞こえぬよう、ぼそっと、こうつぶやいていた。
「順序や細かい論拠はどうあれ、まあ、筋は通るんだから、いや、通ったんだから、いいじゃないか。
結果さえきっちりしていればいいだろ」、……と。
結(果)論殺人事件 完
»» 2014.09.13.
»» 2016.01.29.
「天狐ちゃんのイラストがほしぃ(´・ω・)」と駄々こねてたら、
いつもDWシリーズの挿絵でお世話になっている矢端さんから、素敵な贈り物が。

ありがとうございます!
この天狐ちゃんなら優しく指導してくれそうだ……。
いつもDWシリーズの挿絵でお世話になっている矢端さんから、素敵な贈り物が。

ありがとうございます!
この天狐ちゃんなら優しく指導してくれそうだ……。
»» 2017.11.13.
「天狐ちゃんのイラストがほしぃ(´・ω・)」と言う駄々をこじらせてたところ、
ツイッターで交流のあったあまね つかささん(@amane_sanga)がこのツイートにて、
イラスト練習の題材を募集されていたので、応募してみたところ快諾していただけました。
翌日のツイートがこちら。
そしてそのイラスト。

僕の中のイメージとして、天狐ちゃんは狩衣風の和装だったんですが、……書生もアリだなぁ、と。
現在連載中の双月シリーズ「琥珀暁」には、今のところ出演機会は設けていないんですが、
次回作では出てもらう予定。その時には書生風の描写を入れてみようかなぁ。
そう思うくらい、この天狐ちゃん、かなり気に入りました。
これだけでも非常に嬉しかったんですが、さらにこのお題に参加していただいた方が2名。
まず、南木リヴ助さん(@manmosda11)。

天狐ちゃんの性格がイラスト全体ににじみ出てる。
めっちゃケンカっ早そう。いや、実際結構な回数キレてました。
そして野川真実さん(@MsTarepanda)。

可憐な天狐ちゃん。
不敵に笑う雰囲気もまた、この子らしい。
皆様、ありがとうございました!
……またリクエストの機会があった時には、お願いしたいです。
ツイッターで交流のあったあまね つかささん(@amane_sanga)がこのツイートにて、
イラスト練習の題材を募集されていたので、応募してみたところ快諾していただけました。
翌日のツイートがこちら。
そしてそのイラスト。

僕の中のイメージとして、天狐ちゃんは狩衣風の和装だったんですが、……書生もアリだなぁ、と。
現在連載中の双月シリーズ「琥珀暁」には、今のところ出演機会は設けていないんですが、
次回作では出てもらう予定。その時には書生風の描写を入れてみようかなぁ。
そう思うくらい、この天狐ちゃん、かなり気に入りました。
これだけでも非常に嬉しかったんですが、さらにこのお題に参加していただいた方が2名。
まず、南木リヴ助さん(@manmosda11)。

天狐ちゃんの性格がイラスト全体ににじみ出てる。
めっちゃケンカっ早そう。いや、実際結構な回数キレてました。
そして野川真実さん(@MsTarepanda)。

可憐な天狐ちゃん。
不敵に笑う雰囲気もまた、この子らしい。
皆様、ありがとうございました!
……またリクエストの機会があった時には、お願いしたいです。
»» 2017.12.13.
»» 2018.07.16.
野川真実さんより、またイラストをいただきました!
毎度ありがとうございます。本当に嬉しい……!
まず、「双月千年世界」マスコットのシュウ。

実はリクエストしたのはシュウだけだったんですが、
真美さんのご厚意により、雪乃と小鈴も描いていただけました。
雪乃。

小鈴。

さらには小鈴に色と背景まで!

嬉しすぎてツイッターの自画像を小鈴に設定しちゃいましたw
真美さん、本当にありがとうございました!
毎度ありがとうございます。本当に嬉しい……!
まず、「双月千年世界」マスコットのシュウ。

実はリクエストしたのはシュウだけだったんですが、
真美さんのご厚意により、雪乃と小鈴も描いていただけました。
雪乃。

小鈴。

さらには小鈴に色と背景まで!

嬉しすぎてツイッターの自画像を小鈴に設定しちゃいましたw
真美さん、本当にありがとうございました!
»» 2018.08.27.

いつもお世話になっている矢端想さんのブログ「妄想の荒野」の看板娘、エリーちゃんを描かせていただきました。
本来ギャグ方面のキャラなのに、随分格好良くしてしまいました。
多分その反動で、この後牛に轢かれるんじゃないかな、って。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
次回もお世話になります。
DW13、近日公開予定です。
»» 2019.12.02.
野川真実さんよりイラストをいただきました。
いつもありがとうございます!

現代風エリザさん。
「徒然考察」ではきっとこんな格好。
つい先日「琥珀暁」が脱稿した記念として、リクエストさせていただきました。
これにより、連載終了日がほぼほぼ確定。
各節の合間に他の記事を挟んでいく予定があるので、
多少前後しますがおおよそ9月中旬となります。
いやぁ、長かった。2年ちょいくらいで終わると思いきや、
重度のストレスと「DW」書籍化作業のせいで、相当遅れてしまいました。
転職し、現在は性に合う職場に就いているのと、書籍化作業も「二」段落したのもあるので、
現在はかなりのハイペースで書きまくってます。日によっては3万字くらい。
実は5月はじめまで「遠望伝」すら完成していなかったと言ったら、皆さんは驚くでしょうか……w
現在は「DW14」に傾注しています。
頑張って今月中には終わらせる予定です。
(こんな無茶ばかりやってるから、ばね指が一向に治らないんだ……)
いつもありがとうございます!

現代風エリザさん。
「徒然考察」ではきっとこんな格好。
つい先日「琥珀暁」が脱稿した記念として、リクエストさせていただきました。
これにより、連載終了日がほぼほぼ確定。
各節の合間に他の記事を挟んでいく予定があるので、
多少前後しますがおおよそ9月中旬となります。
いやぁ、長かった。2年ちょいくらいで終わると思いきや、
重度のストレスと「DW」書籍化作業のせいで、相当遅れてしまいました。
転職し、現在は性に合う職場に就いているのと、書籍化作業も「二」段落したのもあるので、
現在はかなりのハイペースで書きまくってます。日によっては3万字くらい。
実は5月はじめまで「遠望伝」すら完成していなかったと言ったら、皆さんは驚くでしょうか……w
現在は「DW14」に傾注しています。
頑張って今月中には終わらせる予定です。
(こんな無茶ばかりやってるから、ばね指が一向に治らないんだ……)
»» 2020.06.22.
西部劇界隈の同志、さえまる(@saema_ru)さんに、
「DETECTIVE WESTERN」のキャラをピックアップしていただきました。
ありがとうございます!
正確には「西部劇創作クラスタ各氏の『顔がいい』男前キャラ」を集めた、夢のような企画です。
自分で紹介したものの、まさかピックアップされるとは思ってませんでした。
勝手ながら紹介すると……
・「Distance」より、アンディ・ウォルト、……と「日本人」(さえまるさん)
・「荒野の放浪娘」より、アンソニー・クエイド(矢端想さん)
・「荒野の死神」より、"死神"ジェフ・ロギンズ(静さん)
・「STAR DUST」より、ヘック・ティルグマン保安官(ヒロヤさん)
・「DETECTIVE WESTERN」より、ジェフ・F・パディントン局長(ウチです)
(正直に言うと、さえまるさんと矢端さん以外は面識がありません……。
勝手なご紹介、誠に申し訳ありません)
詳細は以下のリンクから。
https://twitter.com/saema_ru/status/1306266791434285057
追記:記事作成後、静さん、ヒロヤさんと相互フォローしました。
ありがとうございます……(*´∀`)
追記2:矢端さんも紹介記事を作成されていました。
こちらにリンクを張っておきます。
「DETECTIVE WESTERN」のキャラをピックアップしていただきました。
ありがとうございます!
正確には「西部劇創作クラスタ各氏の『顔がいい』男前キャラ」を集めた、夢のような企画です。
自分で紹介したものの、まさかピックアップされるとは思ってませんでした。
勝手ながら紹介すると……
・「Distance」より、アンディ・ウォルト、……と「日本人」(さえまるさん)
・「荒野の放浪娘」より、アンソニー・クエイド(矢端想さん)
・「荒野の死神」より、"死神"ジェフ・ロギンズ(静さん)
・「STAR DUST」より、ヘック・ティルグマン保安官(ヒロヤさん)
・「DETECTIVE WESTERN」より、ジェフ・F・パディントン局長(ウチです)
(正直に言うと、さえまるさんと矢端さん以外は
勝手なご紹介、誠に申し訳ありません)
詳細は以下のリンクから。
https://twitter.com/saema_ru/status/1306266791434285057
追記:記事作成後、静さん、ヒロヤさんと相互フォローしました。
ありがとうございます……(*´∀`)
追記2:矢端さんも紹介記事を作成されていました。
こちらにリンクを張っておきます。
»» 2020.09.21.
と言うわけで、7年間連載してきたウエスタン小説、
「DETECTIVE WESTERN」が昨日完結しました。
そのお祝いとして、これまでイラストを提供していただいた「妄想の荒野」の矢端想さんから、
イラストをいただきました!
カラー。

そして19世紀らしい、セピア色仕様。

矢端さん、本当にありがとうございました!
一キャラ、一キャラを眺めると、実に感慨深いですね……。
(双月千年世界でやってるみたいに、
あとがきインタビューとかやっても良かったんですが、
あの世界とこっちの世界をつなげるのは、個人的には違和感しか無くて……。
それにあとがき自体は書籍版に書いたので、
同じことをこっちに書くと、書籍版の意味が無くなってしまいますからね)
「DETECTIVE WESTERN」が昨日完結しました。
そのお祝いとして、これまでイラストを提供していただいた「妄想の荒野」の矢端想さんから、
イラストをいただきました!
カラー。

そして19世紀らしい、セピア色仕様。

矢端さん、本当にありがとうございました!
一キャラ、一キャラを眺めると、実に感慨深いですね……。
(双月千年世界でやってるみたいに、
あとがきインタビューとかやっても良かったんですが、
あの世界とこっちの世界をつなげるのは、個人的には違和感しか無くて……。
それにあとがき自体は書籍版に書いたので、
同じことをこっちに書くと、書籍版の意味が無くなってしまいますからね)
»» 2020.12.16.
「誕生日祝い兼手術の応援にイラストほしい(´・ω・)」と言うリクエストにもう一人、「妄想の荒野」の矢端想(@yabat2)さんからお応えいただきました。

昨年完結した西部劇小説「DETECTIVE WESTERN」の主人公、エミル・ミヌー嬢。
可愛くて美しい、素敵なイラストです。ありがとうございました!
そろそろ次回作書かなきゃな……。
アイデアはあるにはあるんですが、なーんか手を付ける気にならないと言うか。
「緑綺星」もそうでしたが、実は「琥珀暁」終了直後、すぐに当該作の執筆に取り掛かっていまぃた。しかし2つの理由から、途中で書くのをやめてしまいました。
1つは書いてる途中で短編「央中神学事始」のアイデアがまとまったこと。
そしてもう1つは、初期版「緑綺星」の最初に登場させたキャラが――これまでに何度も登場させてきたキャラであるにもかかわらず――まったく動いてくれなかったこと。
3話書いたところでうんざりしてしまい、そこで筆を置いてしまいました。
が、ある時ふと思い立って「傍観者タイプの主人公」としてシュウを1話目に据えた途端、一気に「鋼狐譚」くらいまで書けてしまいました。
「出だしをどうするか」は、モノ書きにとって永遠の課題なのかも知れません。
「DW」次回作も、出だしがまとまったら一気に書いてしまいたいと思います。

昨年完結した西部劇小説「DETECTIVE WESTERN」の主人公、エミル・ミヌー嬢。
可愛くて美しい、素敵なイラストです。ありがとうございました!
そろそろ次回作書かなきゃな……。
アイデアはあるにはあるんですが、なーんか手を付ける気にならないと言うか。
「緑綺星」もそうでしたが、実は「琥珀暁」終了直後、すぐに当該作の執筆に取り掛かっていまぃた。しかし2つの理由から、途中で書くのをやめてしまいました。
1つは書いてる途中で短編「央中神学事始」のアイデアがまとまったこと。
そしてもう1つは、初期版「緑綺星」の最初に登場させたキャラが――これまでに何度も登場させてきたキャラであるにもかかわらず――まったく動いてくれなかったこと。
3話書いたところでうんざりしてしまい、そこで筆を置いてしまいました。
が、ある時ふと思い立って「傍観者タイプの主人公」としてシュウを1話目に据えた途端、一気に「鋼狐譚」くらいまで書けてしまいました。
「出だしをどうするか」は、モノ書きにとって永遠の課題なのかも知れません。
「DW」次回作も、出だしがまとまったら一気に書いてしまいたいと思います。
»» 2021.09.07.
前回のエミルに引き続き、「妄想の荒野」の矢端想(@yabat2)さんから快気祝いのイラストをいただきました。

西部劇小説「DETECTIVE WESTERN」の名悪役、「猛火牛(レイジング・ブル)」トリスタン・アルジャンです。
いやぁ……こちらも想像通りのいかつい猛牛顔だ。
平和な街の常識や倫理が、一切通用しなさそうな目をしている。
僕の作品群の中でもトップ10に入るヴィランです。
普通に双月世界に迷い込んでも無双しかねない怪人。
なんせガトリング銃で撃っても死なないんだもんなぁ……。

西部劇小説「DETECTIVE WESTERN」の名悪役、「猛火牛(レイジング・ブル)」トリスタン・アルジャンです。
いやぁ……こちらも想像通りのいかつい猛牛顔だ。
平和な街の常識や倫理が、一切通用しなさそうな目をしている。
僕の作品群の中でもトップ10に入るヴィランです。
普通に双月世界に迷い込んでも無双しかねない怪人。
なんせガトリング銃で撃っても死なないんだもんなぁ……。
»» 2021.09.08.
野川真実(@MsTarepanda)さんよりイラストをいただきました。
いつもありがとうございます!

徒然考察メンバーのランニャ。
すらっとスレンダーなおデコ狼娘。
考察回では基本的に疑問をぶつける役回り。
こないだ彼女の顔アイコンを作りましたが、今のところ実況動画での出演予定は無し。
エリザ共々、いつか使いたいものです。
いつもありがとうございます!

徒然考察メンバーのランニャ。
すらっとスレンダーなおデコ狼娘。
考察回では基本的に疑問をぶつける役回り。
こないだ彼女の顔アイコンを作りましたが、今のところ実況動画での出演予定は無し。
エリザ共々、いつか使いたいものです。
»» 2022.06.29.
LandM製作所の絵師さん、高瀬 コウさんより、「蒼天剣」は晴奈の師匠、雪乃を描いていただきました!
http://blog-imgs-29.fc2.com/a/u/r/auring/20110303233148f4b.jpg" target=_blank> ![]() イメージ、ど真ん中です。 ありがとうございました! |
「蒼天剣」イラスト(ラフ) ~ 雪乃(高瀬 コウさんより)
2011.03.03.[Edit]
LandM製作所の絵師さん、高瀬 コウさんより、「蒼天剣」は晴奈の師匠、雪乃を描いていただきました!...
|
LandM製作所の絵師さん、高瀬 コウさんより、「蒼天剣」は晴奈の師匠、雪乃を描いていただきました!
と、前回お伝えしましたが、さらに制作が進み、色が付きました。 http://blog-imgs-29.fc2.com/a/u/r/auring/20110410221118156.jpg" target=_blank> ![]() おお……、LandM製作所さんで良くお見かけするイラストの雰囲気が出ている。 いつかご縁があれば、晴奈とかも描いていただきたいものです。 |
「蒼天剣」イラスト(色つき) ~ 雪乃(高瀬 コウさんより)
2011.04.10.[Edit]
LandM製作所の絵師さん、高瀬 コウさんより、「蒼天剣」は晴奈の師匠、雪乃を描いていただきました!と、前回お伝えしましたが、さらに制作が進み、色が付きました。...
|
コラボレート企画;ポール・ブリッツさんと
2011.05.23.[Edit]
小説ブログ「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんと、互いのキャラをコラボさせた小説を交換しました。こちらが僕の書いた、「黄輪雑貨的、範子と文子の三十分旅行」。そしてこちらがポールさんに書いていただいた、「趣喜堂茶事奇譚・特別編/山猫の夏」です。ポールさん、ありがとうございました!(*´∀`)...
| |
「火紅狐」イラスト ~ フォコ君(夜市さんより)、フォコくん&ランニャちゃん(とにもとさんより)
2011.05.30.[Edit]
「アリとアリクイ」の夜市さん、とにもとさんより、「火紅狐」はフォコ君(青年)と、フォコくん(少年)&ランニャちゃんを描いていただきました!こちらが夜市さんに描いていただいたフォコ君。そしてこちらが、とにもとさんからのフォコくん&ランニャちゃん。フォコ君の性格は作中やキャラ紹介に書いた通りですが、お二人に描いていただいたこのフォコ君は、普段から作中の端々で見せている優しげな雰囲気が、非常によく出てい...
| |
LandM製作所の絵師さん、高瀬 コウさんより、「蒼天剣」の登場人物、黒炎教団の教主、ウィリアム4世を描いていただきました!
と言っても、諸般の都合により、「蒼天剣」に登場している年齢よりも、若く描かれています。 その詳しい都合は、また機会があれば。 ![]() |
「蒼天剣」関連イラスト ~ 若い頃のウィリアム・ウィルソンIV世
2011.09.18.[Edit]
LandM製作所の絵師さん、高瀬 コウさんより、「蒼天剣」の登場人物、黒炎教団の教主、ウィリアム4世を描いていただきました!と言っても、諸般の都合により、「蒼天剣」に登場している年齢よりも、若く描かれています。その詳しい都合は、また機会があれば。...
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[火紅狐のキャラ達に質問です!]
①好きな食べ物(又は料理)はなんですか?? ②魔法力、体力、頭脳。それぞれの能力で一番強い方は誰でしょう? ③制作者さんは今までのキャラの中で特に気に入ってるキャラはだれですか? ???「とゆーわけで夜市様より、このようなご質問をいただいたわけですけれどもー」 フォコ「まずこちらから質問さしてもろてもええです?」 ???「どうぞー」 フォコ「あなた、どちらさん?」 ???「あ、申し遅れましたー。 わたくし、特別コーナーおなじみ(まだ2回目だけど!)、 インタビュアー兼司会役の猫獣人、シュウ・メイスンですー」 フォコ「はあ、そうでっか」 シュウ「ちなみに作者の黄輪さんは、このやりとりをテンプレ化しようとしてるらしいです。内緒ですよー?」 フォコ「んなこと言われても知りませんて」 シュウ「ちなみにちなみに黄輪さんは、この質問コーナーにあまりにもコメントが寄せられないため、 半分ふてくされてたコトも、やっぱり内緒ですよー」 フォコ「言うてますやん」 シュウ「ま、ま。細かいことはいいじゃないですかー。 と、今回この質問コーナーにお集まりいただいたのは、次の5名さんです。 まず現在好評連載中、『火紅狐』の主人公、ニコル3世ことニコル・フォコ・ゴールドマンさん」 フォコ「はいはいどーもどーもー」 シュウ「そしてフォコさんを追っかけて早○年、ついにゴールインまでこぎつけた銀髪のおてんば娘! フォコのパートナーはやっぱりこの人しかいない! ランニャ・ネールさん!」 ランニャ「おてんばって言うなよぉ。ちょっと気にしてるんだからな」 シュウ「そして続いては、物事の二手三手先を読むのは当たり前! すべてを見通す眼鏡くん、ランド・ファスタさん!」 ランド「眼鏡くんて、なんかバカにされてるみたいだなぁ」 シュウ「そしてそして、思いのたけを伝えては伝えては、全弾かわされる! わたしが愛したのはフラグクラッシャーだった! 『猫姫』こと、イール・サンドラさん!」 イール「ブン殴るわよ、アンタ」 シュウ「最後にご紹介するのは、そんな彼らを温かく、あたたかーく見守ってきた女番長! ここで出会ったのも不可思議ですね! 心躍りますね! ルピア・ネールさん!」 ルピア「おう、よろしく」 シュウ「そんなわけで、まずは一つ目のご質問から。 みなさんが好きな食べ物、または料理はなんでしょう? まずはフォコさんから」 フォコ「あー、と。好き嫌いはないし何でも食べますな。 強いて言えば、小麦系はよお食べるかも。パスタとか、パンとか」 ランド「炭水化物ばかりだよね。あれで太らないのが不思議だよ」 フォコ「若い頃苦労しまくってたもんで。どっちか言うたら痩せ型ですしな」 シュウ「では続いて、ランニャさんは?」 ランニャ「そりゃもちろん、母さんの手料理だなぁ。 特に、鶏肉と卵と玉葱のピタ。アレは考えるだけでヨダレ出ちゃう」 ルピア「あはは、そりゃどうも」 シュウ「お次はランドさん」 ランド「僕もルピアさんの手料理は好きだな。 北方でも無理言って、アンチョビとトマト、アボカドのピザを何度か作ってもらったことがあるけど、 やっぱり家で食べたのには敵わなかった」 ルピア「言ってくれりゃ、いつでも作るぞ? カツミくんがいりゃ、あっと言う間に届けられる」 フォコ「タイカさんをピザ宅配屋扱いですか、ルピアさん……」 シュウ「それじゃ、イールさんはどんなのでしょ?」 イール「そうねー……。あたしは逆に、南海で食べた魚料理かなぁ。 アレは、めちゃめちゃ美味しかった。お刺身とかお吸い物とか。 あ、海鮮鍋とか奉書焼きとかもあったわね。もー絶品だったわ、ホント」 シュウ「美味しかったのは魚自体の質や調理の仕方だけじゃなくて、 一緒に釣ったり食事したりした人が良かったからかもですねー」 イール「え、えへへ……」 シュウ「最後にルピアさんの好物、一体なんでしょうかー?」 ルピア「そうだなぁ、私も好き嫌いは無いな。 あ、でも、私も故郷の料理が、何だかんだ言っても好きだな。 特にジャガイモとチーズ入りのオムレツ。あれは何皿でもいける」 シュウ「黄輪さんによれば、ルピアさんたちの故郷、クラフトランドには、 いわゆる『ドイツ』的イメージを持たせてるとか。 だから職人さんが多かったり、無骨なしゃべり方をしていたりするんだそうです。 ひょっとしてルピアさん、ビールもいけます?」 ルピア「ああ。さっき言ったオムレツと、あとソーセージがあれば、何倍でも呑める」 シュウ「呑みそうですもんね、ルピアさん。 っと、ちょっと長くなってきたので、2つ目の質問は次回、また明日お答えしますねー」 |
3周年記念企画 キャラクタへの質問コーナー①
2011.12.02.[Edit]
[火紅狐のキャラ達に質問です!]①好きな食べ物(又は料理)はなんですか??②魔法力、体力、頭脳。それぞれの能力で一番強い方は誰でしょう?③制作者さんは今までのキャラの中で特に気に入ってるキャラはだれですか????「とゆーわけで夜市様より、このようなご質問をいただいたわけですけれどもー」フォコ「まずこちらから質問さしてもろてもええです?」???「どうぞー」フォコ「あなた、どちらさん?」???「あ、申し遅...
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3周年記念企画 キャラクタへの質問コーナー②
2011.12.03.[Edit]
[火紅狐のキャラ達に質問です!]①好きな食べ物(又は料理)はなんですか??②魔法力、体力、頭脳。それぞれの能力で一番強い方は誰でしょう?③制作者さんは今までのキャラの中で特に気に入ってるキャラはだれですか?シュウ「と言うわけで、質問コーナー2日目です。 今日もよろしく、お願いしますー」フォコ「はいー」シュウ「では早速、ご質問2つ目。 魔力、体力、頭脳。それぞれ、能力的に一番高いのは誰なんで...
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3周年記念企画 キャラクタへの質問コーナー③
2011.12.04.[Edit]
[火紅狐のキャラ達に質問です!]①好きな食べ物(又は料理)はなんですか??②魔法力、体力、頭脳。それぞれの能力で一番強い方は誰でしょう?③制作者さんは今までのキャラの中で特に気に入ってるキャラはだれですか?シュウ「質問コーナー、とうとう最終日ですー。 今回は作者、黄輪さんとお話させていただきますねー」――どうも。シュウ「黄輪さん宛の質問、改めて確認しますねー。 今までのキャラで気に入っている...
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「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんから、リレー小説のバトンを受け取りました!
第一回はこちら。 第二回を、僕が執筆させていただきました。 と言うわけで、どーん。(c) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 2 ジローの言葉に、サンライズ教授は笑い出した。 「何をバカな、ちゃんとほれ、そこに……」 ニヤニヤしながら机を指差した教授は、そこで硬直する。 「……そこに、……あれ?」 笑顔から一転、教授の顔は真っ青になる。 ジローも、そしてメリッサも、同様に顔を青ざめさせた。 その場の空気、そして彼らの体温の低下速度たるや、かつて極低温調理法を研究する際に一行が訪れた低温惑星、ゲレルでの日没時を思わせるほどだった。 「ど、どっ、どこじゃ!? どこに!?」 教授はがばっと床にはいつくばり、机の下やケージの裏、孵卵器と孵卵器の間など、老体とは思えない速さで点検し――そして唐突に、またも硬直する。 「……ないっ!」 教授の発した悲痛な叫びに、ジローはへたり込んでしまった。 「そ、そんな……!? 一体、なぜ? どうして……?」 世紀の大発明、夢の食品が失われたその衝撃で、教授もジローも、呆然とするしかなかった。 そして恐らくは、メリッサも呆然としていたのだろうが――まだ彼女の方が若干、冷静になるのは早かった。 「……な、内線! 緊急連絡!」 メリッサは机に腰や腿をぶつけながらも、壁のコンソールに駆け寄り、警備に通報した。 「すぐにこの区画の出入り口を封鎖して! 早く! 産業スパイよ!」 最先端技術の粋を集めたこのP―FARMでは、警備網もそれなりに厳重かつ、精密に制御されたものとなっている。 そのため、通報からわずか2秒後に、教授たちのいる研究モジュールは、他の区画との通行を遮断された。 もしメリッサが叫んだように、産業スパイがいたとして、彼ないし彼女が何らかの方法でシャーレを盗み出し、逃走したとしても、閉鎖までは20秒とかかっていない。 産業スパイがたとえ流体生物や超能力者のような存在であろうと、この区画に閉じ込められたことになる。 しかし教授たちにとっても、大きな問題がもう一つ、発生した。 あまりにも大慌てで閉鎖が要請されたために、警備側はうっかり、準最大級の警備システムを発動させてしまっていたのだ。 これはバイオハザードなど、最悪の事態を想定して設定されたシステムであり、一度発動すると、最低30時間はその解除ができない、と言う厄介なものだった。 そのため、スパイが本当にいたとしても、あと30時間は警備員たちが中に入れない。 「『準』って、じゃあ、最大級だったらどうなってたんだ?」 「決まってるでしょ? 区画ごと焼却、完全殺菌よ」 「うわあ……。焼かれないだけマシかぁ」 「どちらにせよ、30時間が経過するまでは、スパイと一緒に閉じ込められると言うわけか。うむむ……」 教授もジローたちも、一様に頭を抱えるしかなかった。 幸いにも食品の研究所だけあって、食料にも事欠かない。 教授たちは研究室にこもり、封鎖が解除されるのを待つことにした。 「とは言え、本当にあの時、スパイがいたんでしょうか? 確かに僕たちはガムに気を取られてはいましたが、シャーレはすぐ側の机にあったわけですから、誰かが近付いていたら、気が付かないはずはない。 でもあの時、僕たちの他には誰も室内にはいませんでしたし、扉が開けられたような気配も無かった。 一体どうやって、盗めたと言うんでしょうか……?」 「分からん。しかしどこを探しても、シャーレも、中のガムも、見つからんのじゃ。 となれば、誰かが持って行ったとしか考えられんじゃろう?」 「うーん……」 と、そこでメリッサが、何かに気付いたような顔をした。 「……あの、もしかしたら、なんですが」 「なんだね、言ってみたまえ」 「わたしたちがこの部屋に入ってから、今のこの時点まで、誰も出入りしてませんよね。ドアは一度も開いてませんから」 「そうじゃな」 「……え、ちょっと待ってよ、じゃあ」 ジローはメリッサの言わんとすることを察し、身を震わせた。 「出入りしてないってことは――まだ、この研究室にいるって言うのか?」 「……かも知れない」 メリッサは額に汗を浮かべながら、小さくうなずいた。 |
銀河農耕伝説(リレー小説)/第二回
2011.12.15.[Edit]
「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんから、リレー小説のバトンを受け取りました!第一回はこちら。第二回を、僕が執筆させていただきました。と言うわけで、どーん。(c)- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 2 ジローの言葉に、サンライズ教授は笑い出した。「何をバカな、ちゃんとほれ、そこに……」 ニヤニヤしながら机を指差した教授は、そこで硬直する。「……そこに、……あれ?」 笑顔から一転、教授の顔は真...
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「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんから、リレー小説のバトンを受け取りました!
ポールさん→自分→矢端想さん→ポールさん、と来て、また僕の番です。 と言うわけで、どーん。(cでしたっけrでしたっけ) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 5 「なっ、……なんと間の悪い!」 青ざめていた顔をほころばせていた教授は、またも愕然とした顔になった。 「解除はできないのかね!?」 「ダメです! 一度起動させたら、電子的な解除は不可能とのことです!」 「電子的なって、どういうこと?」 「あ、えーと、……聞いてみます!」 メリッサは再度、管制室と連絡を取る。 「教授、テロリストはその場で拘束されたそうです」 「そんなことはどうでもいい! 肝心なのは、解除方法じゃろうが!」 「あっ、そうでした。……ええと、物理的には解除方法は無くもない、とのことなんですが」 「無くもない?」 「焼却の方法なんですが、まず、区画内にはテル・エタノール、通称『TE燃料』を流すためのパイプが張り巡らされているそうなんです」 「テル・エタノール? ……って、鋼鉄を2分で個体の状態から沸騰させるって言う、あの高々火力燃料?」 「らしいわ。 そのTE燃料は、最大級システムが発令されると、パイプ各所にある噴出口からシャワー状に流され、区画内に撒かれる。 そして撒かれて揮発し、区画全域に発火可能な状態にまで充満したと、各所の濃度計が判断した後、その濃度計から放電され……」 「一気に火が付き爆発、……というわけか」 話しているうちに、三人の鼻腔には、ガムから発せられるハニートーストの香りとは違う、粘つくようなアルコール臭が、わずかながらも流れ込んできた。 「一度撒かれてしまえば、制御不能となるわけか。 換気システムや、実験用のドラフトで、TE燃料を外へ排出することは……?」 「準最大級、および最大級システム発動中は、作動しないようになっているわ」 「では、濃度計を止めるか、その放電を……」 「この区画内には、10基備え付けられているそうです。 5分ですべてを解除することは、物理的に不可能です」 メリッサの返答に、教授とジローは黙り込んだ。 「……は、はは」 間を置いて、ジローが力なく笑い出した。 「TE燃料で焼かれれば、骨も残らないだろうな。まさか、こんな死に方をするなんて……」 「あ、諦めてはいかん! まだ何か、方法が……」 教授の言葉も、ジローの耳には入らない。 「あるって言うんですか!? TE燃料の噴出は止められない! 濃度計も止められない! もう僕たちには、最後の晩餐としてガムを噛むくらいしか、できることは無いんですよ!?」 泣き叫ぶジローに、教授は閉口しかけた。 だが――教授はまたも、その表情をガラッと変えた。 「ガム? ……ガムか!」 教授はがばっ、とジローの肩をつかみ、その閃きを口早に伝えた。 「ガムを使うのだ! 口に含んですぐ、というあの変化速度であれば、恐らく間に合う!」 「え?」 「よいかジローくん、メリッサくん。TE燃料、即ちテル・エタノールの主成分は、CHO基だ」 「CHO……、アルコール類ですね」 「そうだ! そしてこのガムに生きておるコウジカビは、味覚を変えるという、一つの指向性を持っておる!」 「つ、つまり?」 「食品の風味、つまり『におい』を変える性質を持っているということだ! 濃度計はTE燃料の濃度を検出し、起動するようになっておる! ということは、『TE燃料ではない別のアルコール類』の気体が充満したとして、その臭いに反応し、起動すると思うかね?」 「……あ!」 聞くが早いか、メリッサは管制室に、TE燃料の収められているタンクの位置を確認する。 教授はこう言い放ちながら、研究室を飛び出した。 「コウジカビはまだ相当の量を、低温室に保管しておる! ジローくん、来てくれ!」 「はっ、はい!」 走り出した教授とジローの後ろから、メリッサも駆けてきた。 「タンク、場所が分かりました! わたしも取りに行きます!」 「うむ、急ぐのだ!」 三人はうっすらとアルコール臭が漂い始めた研究所内を、勢いよく駆け抜けた。 |
銀河農耕伝説(リレー小説)/第五回
2011.12.21.[Edit]
「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんから、リレー小説のバトンを受け取りました!ポールさん→自分→矢端想さん→ポールさん、と来て、また僕の番です。と言うわけで、どーん。(cでしたっけrでしたっけ)- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 5「なっ、……なんと間の悪い!」 青ざめていた顔をほころばせていた教授は、またも愕然とした顔になった。「解除はできないのかね!?」「ダメです! 一度起動させたら、電...
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「白猫夢」イラスト ~ 克大火、克天狐、「白猫」
2012.07.06.[Edit]
「アリとアリクイ」の夜市さん、とにもとさんに、当ブログの小説「白猫夢」のキャライラストを描いていただきました!まずはシリーズ全編に出演している、うちのジョーカーキャラ。克大火。続いて「白猫夢」にて名コーチ役を務めた、跳ねっ返りの金毛九尾。克天狐。そして最後は、「白猫夢」というタイトルの由来にもなっている、夢の中の預言者。白猫。非常にかっこ良く、かわいく描いていただけました。ありがとうございました!...
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「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんが不定期的に連載している作品、「名探偵 深見剛助」シリーズ。
去る2014年7月頃に集中連載されていた折、「自分にも一筆書かせてほしい」とお願いしたところ、 ポールさんから快諾を得られたため、このシリーズの二次創作を制作しました。 それがこちら。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 結論殺人事件 名探偵、深見剛助は額に冷汗を浮かべながら、そう締めくくった。 「とにかく、これで今回の事件は解決したと言えるでしょう」 さる大学の学長の死体が発見され、その捜査は難航を極めていた。 その原因の一つは、被害者は大学の内外に敵を多く作っており、もしも事件である場合、犯人と思しき者が多数いたことだった。 「次期学長の座を狙う大学の古株に、論文をこき下ろされた准教授、単位を落とされ卒業できず、中退した元ゼミ生が数名、共同論文を単独で発表されて仲違いした旧友、特許で争っていた大手製造会社役員、さらには遺産狙いの妻に娘に愛人1号、2号、3号、……と」 「まるで見本市ですね、犯人役の」 嘲るような深見剛助の言葉に、赤塚刑事も空笑いで返す。 「はは……、まったくですね。最も疑わしい人物だけでも、なんと21名! こんなにうじゃうじゃいたら、捜査会議のホワイトボードが人名だけで真っ黒ですよ」 「でしょうね」 「……しかし、その時点で既に、ある程度の目星は付いてはいたんです」 深見剛助の言葉に、たった一人、重要参考人として連れて来られたその人物は息を呑んだ。 さらに捜査を難航にしていたのは、被害者がここ数日、その怪しい人物のオンパレードに恐れをなし、自宅からも離れた遠方のペンションに引き籠もっていたことだ。 「見て下さいよ、深見さん。これ全部、脅迫状なんですよ」 赤塚刑事が見せてくれたその手紙の束、いや、山を見て、深見剛助は目を疑った。 「な、何通あるんです? とても10や20で収まりそうには見えませんが……」 「ええ、単なるイタズラ程度のものも含めると、59通です」 「半端なストーカーより性質が悪い。そりゃ、怯えもするでしょうね」 「ええ。そのため被害者は、ペンションに鍵をかけ、庭一面に鉄条網を撒いて、誰も入れないようにしていたんです」 「しかし籠もって3日後、突然警備会社がペンションからの警報を確認し、向かったところ……」 「リビングの真ん中で、大の字になって死んでいるのを発見した、とのことです」 「死体には外傷が無く、また、死因も心臓麻痺とのことでした。勿論自然死ですから、これだけでは事故か事件かは、断定できません。 しかし詳しい状況を知っていくにつれ、ぼくは確信を深めていました。あなたが犯人である、これができるのはあなたしかいない、と」 「……」 深見剛助にはっきりと指差され、重要参考人のその初老の男性、かつて被害者の共同研究者だった博士は、表情を硬くした。 「ええ、ご明察です。私が彼を殺しました」 「そうですか」 赤塚刑事をはじめ、警察官らが博士を囲む。 「しかし何故です? あの精密かつ緻密な、私が考え得る限りで最高、最密度のトリックによって、私は完璧、完全なるアリバイを確立できたはずです。 どこであなたは、私のトリックを見破ったのですか?」 「……詳しい話は、署の方で行った方がよろしいでしょう。連行して下さい」 「分かりました」 なおも硬い表情を崩さない博士を、刑事たちが連行していった。 「いやあ、深見さん。今回もお見事でした。 正直な話、今もわたしには、何がどうなっているのか」 赤塚刑事の言葉に、深見剛助は一瞬、顔を背ける。 「……」 「……深見さん?」 「ああ、いえ。そうですね、ええ、非常に難解なトリックでした。まあ、詳しいことは仕掛けた本人がすべて、包み隠さず話してくれると思います、ええ」 「え? 深見さんが明かしてくれるんじゃないんですか? いつもの流れなら犯人を前にして、あなたが色々と理屈を並べて……」 意外そうな目を向け、尋ねてきた赤塚刑事に、深見剛助は淡々と、こう返答した。 「隠しておくべきものも有ると言うことです。 赤塚さん、どうかこの事件は、犯人からの言葉だけで、全容を考えて下さい」 その言葉に、何かしらの含みを感じ取ったらしく、赤塚刑事はそれ以上、追及しようとはしなかった。 「……分かりました」 この時――深見剛助は部屋を去って行く赤塚刑事に聞こえぬよう、ぼそっと、こうつぶやいていた。 「順序や細かい論拠はどうあれ、まあ、筋は通るんだから、いや、通ったんだから、いいじゃないか。 結果さえきっちりしていればいいだろ」、……と。 結(果)論殺人事件 完 |
結論殺人事件 / ポール・ブリッツさんへの献作
2014.09.13.[Edit]
「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんが不定期的に連載している作品、「名探偵 深見剛助」シリーズ。去る2014年7月頃に集中連載されていた折、「自分にも一筆書かせてほしい」とお願いしたところ、ポールさんから快諾を得られたため、このシリーズの二次創作を制作しました。それがこちら。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -結論殺人事件 名探偵、深見剛助は額に冷汗を浮かべながら、そう締めくくった。「とにかく...
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みいる(小説ブログ「DOOR」 limeさんのイラストより)
2016.01.29.[Edit]
みいる 僕は、いわゆる「芸術」と言うものにまるで興味が無い人間だ。 学校での美術の時間はただ苦痛なだけだったし、社会人になった後も、自分から美術館や画廊に向かうことなど、皆無だった。 デートなんかでそう言った場所へ行くとなると、その後は確実に彼女を怒らせることになる。 時にはそのせいで仲がこじれて、振られてしまうこともあった。 そんな僕がその絵に出会ったのは、3人目となる今の彼女に連れられ、懲りも...
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「天狐ちゃんのイラストがほしぃ(´・ω・)」と駄々こねてたら、
いつもDWシリーズの挿絵でお世話になっている矢端さんから、素敵な贈り物が。 ![]() ありがとうございます! この天狐ちゃんなら優しく指導してくれそうだ……。 |
「双月シリーズ」イラスト ~ 克天狐(矢端想さんより)
2017.11.13.[Edit]
「天狐ちゃんのイラストがほしぃ(´・ω・)」と駄々こねてたら、いつもDWシリーズの挿絵でお世話になっている矢端さんから、素敵な贈り物が。ありがとうございます!この天狐ちゃんなら優しく指導してくれそうだ……。...
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「天狐ちゃんのイラストがほしぃ(´・ω・)」と言う駄々をこじらせてたところ、
ツイッターで交流のあったあまね つかささん(@amane_sanga)がこのツイートにて、 イラスト練習の題材を募集されていたので、応募してみたところ快諾していただけました。 翌日のツイートがこちら。 そしてそのイラスト。 ![]() 僕の中のイメージとして、天狐ちゃんは狩衣風の和装だったんですが、……書生もアリだなぁ、と。 現在連載中の双月シリーズ「琥珀暁」には、今のところ出演機会は設けていないんですが、 次回作では出てもらう予定。その時には書生風の描写を入れてみようかなぁ。 そう思うくらい、この天狐ちゃん、かなり気に入りました。 これだけでも非常に嬉しかったんですが、さらにこのお題に参加していただいた方が2名。 まず、南木リヴ助さん(@manmosda11)。 ![]() 天狐ちゃんの性格がイラスト全体ににじみ出てる。 めっちゃケンカっ早そう。いや、実際結構な回数キレてました。 そして野川真実さん(@MsTarepanda)。 ![]() 可憐な天狐ちゃん。 不敵に笑う雰囲気もまた、この子らしい。 皆様、ありがとうございました! ……またリクエストの機会があった時には、お願いしたいです。 |
「双月シリーズ」イラスト ~ 克天狐(あまね つかささん、南木リヴ助さん、野川真実さんより)
2017.12.13.[Edit]
「天狐ちゃんのイラストがほしぃ(´・ω・)」と言う駄々をこじらせてたところ、ツイッターで交流のあったあまね つかささん(@amane_sanga)がこのツイートにて、イラスト練習の題材を募集されていたので、応募してみたところ快諾していただけました。翌日のツイートがこちら。そしてそのイラスト。僕の中のイメージとして、天狐ちゃんは狩衣風の和装だったんですが、……書生もアリだなぁ、と。現在連載中の双月シリーズ「琥珀暁」に...
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「琥珀暁」イラスト ~ エリザとハン(野川真実さんより)
2018.07.16.[Edit]
以前に天狐ちゃんのイラストをいただいた野川真実さんより、今度は「琥珀暁」のエリザとハンのイラストをいただきました!エリザのいじってる感とハンの困らされてる感が出てます。ありがとうございました!...
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野川真実さんより、またイラストをいただきました!
毎度ありがとうございます。本当に嬉しい……! まず、「双月千年世界」マスコットのシュウ。 ![]() 実はリクエストしたのはシュウだけだったんですが、 真美さんのご厚意により、雪乃と小鈴も描いていただけました。 雪乃。 ![]() 小鈴。 ![]() さらには小鈴に色と背景まで! ![]() 嬉しすぎてツイッターの自画像を小鈴に設定しちゃいましたw 真美さん、本当にありがとうございました! |
双月千年世界イラスト3点 ~ シュウ、雪乃、小鈴(野川真実さんより)
2018.08.27.[Edit]
野川真実さんより、またイラストをいただきました!毎度ありがとうございます。本当に嬉しい……!まず、「双月千年世界」マスコットのシュウ。実はリクエストしたのはシュウだけだったんですが、真美さんのご厚意により、雪乃と小鈴も描いていただけました。雪乃。小鈴。さらには小鈴に色と背景まで!嬉しすぎてツイッターの自画像を小鈴に設定しちゃいましたw真美さん、本当にありがとうございました!...
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![]() いつもお世話になっている矢端想さんのブログ「妄想の荒野」の看板娘、エリーちゃんを描かせていただきました。 本来ギャグ方面のキャラなのに、随分格好良くしてしまいました。 多分その反動で、この後牛に轢かれるんじゃないかな、って。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 次回もお世話になります。 DW13、近日公開予定です。 |
エリー・ウィンスレット / 矢端想さんへの献作
2019.12.02.[Edit]
いつもお世話になっている矢端想さんのブログ「妄想の荒野」の看板娘、エリーちゃんを描かせていただきました。本来ギャグ方面のキャラなのに、随分格好良くしてしまいました。多分その反動で、この後牛に轢かれるんじゃないかな、って。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -次回もお世話になります。DW13、近日公開予定です。...
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野川真実さんよりイラストをいただきました。
いつもありがとうございます! ![]() 現代風エリザさん。 「徒然考察」ではきっとこんな格好。 つい先日「琥珀暁」が脱稿した記念として、リクエストさせていただきました。 これにより、連載終了日がほぼほぼ確定。 各節の合間に他の記事を挟んでいく予定があるので、 多少前後しますがおおよそ9月中旬となります。 いやぁ、長かった。2年ちょいくらいで終わると思いきや、 重度のストレスと「DW」書籍化作業のせいで、相当遅れてしまいました。 転職し、現在は性に合う職場に就いているのと、書籍化作業も「二」段落したのもあるので、 現在はかなりのハイペースで書きまくってます。日によっては3万字くらい。 実は5月はじめまで「遠望伝」すら完成していなかったと言ったら、皆さんは驚くでしょうか……w 現在は「DW14」に傾注しています。 頑張って今月中には終わらせる予定です。 (こんな無茶ばかりやってるから、ばね指が一向に治らないんだ……) |
「双月シリーズ」イラスト ~ エリザ(野川真実さんより)
2020.06.22.[Edit]
野川真実さんよりイラストをいただきました。いつもありがとうございます!現代風エリザさん。「徒然考察」ではきっとこんな格好。つい先日「琥珀暁」が脱稿した記念として、リクエストさせていただきました。これにより、連載終了日がほぼほぼ確定。各節の合間に他の記事を挟んでいく予定があるので、多少前後しますがおおよそ9月中旬となります。いやぁ、長かった。2年ちょいくらいで終わると思いきや、重度のストレスと「DW」書...
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西部劇界隈の同志、さえまる(@saema_ru)さんに、
「DETECTIVE WESTERN」のキャラをピックアップしていただきました。 ありがとうございます! 正確には「西部劇創作クラスタ各氏の『顔がいい』男前キャラ」を集めた、夢のような企画です。 自分で紹介したものの、まさかピックアップされるとは思ってませんでした。 勝手ながら紹介すると…… ・「Distance」より、アンディ・ウォルト、……と「日本人」(さえまるさん) ・「荒野の放浪娘」より、アンソニー・クエイド(矢端想さん) ・「荒野の死神」より、"死神"ジェフ・ロギンズ(静さん) ・「STAR DUST」より、ヘック・ティルグマン保安官(ヒロヤさん) ・「DETECTIVE WESTERN」より、ジェフ・F・パディントン局長(ウチです) (正直に言うと、さえまるさんと矢端さん以外は 勝手なご紹介、誠に申し訳ありません) 詳細は以下のリンクから。 https://twitter.com/saema_ru/status/1306266791434285057 追記:記事作成後、静さん、ヒロヤさんと相互フォローしました。 ありがとうございます……(*´∀`) 追記2:矢端さんも紹介記事を作成されていました。 こちらにリンクを張っておきます。 |
創作西部劇作品で『顔がいい』男前ばかり集めてみた。 / さえまる(@saema_ru)さんにご紹介いただきました
2020.09.21.[Edit]
西部劇界隈の同志、さえまる(@saema_ru)さんに、「DETECTIVE WESTERN」のキャラをピックアップしていただきました。ありがとうございます!正確には「西部劇創作クラスタ各氏の『顔がいい』男前キャラ」を集めた、夢のような企画です。自分で紹介したものの、まさかピックアップされるとは思ってませんでした。勝手ながら紹介すると……・「Distance」より、アンディ・ウォルト、……と「日本人」(さえまるさん)・「荒野の放浪娘」...
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と言うわけで、7年間連載してきたウエスタン小説、
「DETECTIVE WESTERN」が昨日完結しました。 そのお祝いとして、これまでイラストを提供していただいた「妄想の荒野」の矢端想さんから、 イラストをいただきました! カラー。 ![]() そして19世紀らしい、セピア色仕様。 ![]() 矢端さん、本当にありがとうございました! 一キャラ、一キャラを眺めると、実に感慨深いですね……。 (双月千年世界でやってるみたいに、 あとがきインタビューとかやっても良かったんですが、 あの世界とこっちの世界をつなげるのは、個人的には違和感しか無くて……。 それにあとがき自体は書籍版に書いたので、 同じことをこっちに書くと、書籍版の意味が無くなってしまいますからね) |
「DETECTIVE WESTERN」完結記念イラスト ~ 矢端想さんより
2020.12.16.[Edit]
と言うわけで、7年間連載してきたウエスタン小説、「DETECTIVE WESTERN」が昨日完結しました。そのお祝いとして、これまでイラストを提供していただいた「妄想の荒野」の矢端想さんから、イラストをいただきました!カラー。そして19世紀らしい、セピア色仕様。矢端さん、本当にありがとうございました!一キャラ、一キャラを眺めると、実に感慨深いですね……。(双月千年世界でやってるみたいに、あとがきインタビューとかやっても...
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「誕生日祝い兼手術の応援にイラストほしい(´・ω・)」と言うリクエストにもう一人、「妄想の荒野」の矢端想(@yabat2)さんからお応えいただきました。
![]() 昨年完結した西部劇小説「DETECTIVE WESTERN」の主人公、エミル・ミヌー嬢。 可愛くて美しい、素敵なイラストです。ありがとうございました! そろそろ次回作書かなきゃな……。 アイデアはあるにはあるんですが、なーんか手を付ける気にならないと言うか。 「緑綺星」もそうでしたが、実は「琥珀暁」終了直後、すぐに当該作の執筆に取り掛かっていまぃた。しかし2つの理由から、途中で書くのをやめてしまいました。 1つは書いてる途中で短編「央中神学事始」のアイデアがまとまったこと。 そしてもう1つは、初期版「緑綺星」の最初に登場させたキャラが――これまでに何度も登場させてきたキャラであるにもかかわらず――まったく動いてくれなかったこと。 3話書いたところでうんざりしてしまい、そこで筆を置いてしまいました。 が、ある時ふと思い立って「傍観者タイプの主人公」としてシュウを1話目に据えた途端、一気に「鋼狐譚」くらいまで書けてしまいました。 「出だしをどうするか」は、モノ書きにとって永遠の課題なのかも知れません。 「DW」次回作も、出だしがまとまったら一気に書いてしまいたいと思います。 |
「DETECTIVE WESTERN」イラスト ~ エミル・ミヌー(矢端想さんより)
2021.09.07.[Edit]
「誕生日祝い兼手術の応援にイラストほしい(´・ω・)」と言うリクエストにもう一人、「妄想の荒野」の矢端想(@yabat2)さんからお応えいただきました。昨年完結した西部劇小説「DETECTIVE WESTERN」の主人公、エミル・ミヌー嬢。可愛くて美しい、素敵なイラストです。ありがとうございました!そろそろ次回作書かなきゃな……。アイデアはあるにはあるんですが、なーんか手を付ける気にならないと言うか。「緑綺星」もそうでしたが...
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前回のエミルに引き続き、「妄想の荒野」の矢端想(@yabat2)さんから快気祝いのイラストをいただきました。
![]() 西部劇小説「DETECTIVE WESTERN」の名悪役、「猛火牛(レイジング・ブル)」トリスタン・アルジャンです。 いやぁ……こちらも想像通りのいかつい猛牛顔だ。 平和な街の常識や倫理が、一切通用しなさそうな目をしている。 僕の作品群の中でもトップ10に入るヴィランです。 普通に双月世界に迷い込んでも無双しかねない怪人。 なんせガトリング銃で撃っても死なないんだもんなぁ……。 |
「DETECTIVE WESTERN」イラスト ~ トリスタン・アルジャン(矢端想さんより)
2021.09.08.[Edit]
前回のエミルに引き続き、「妄想の荒野」の矢端想(@yabat2)さんから快気祝いのイラストをいただきました。西部劇小説「DETECTIVE WESTERN」の名悪役、「猛火牛(レイジング・ブル)」トリスタン・アルジャンです。いやぁ……こちらも想像通りのいかつい猛牛顔だ。平和な街の常識や倫理が、一切通用しなさそうな目をしている。僕の作品群の中でもトップ10に入るヴィランです。普通に双月世界に迷い込んでも無双しかねない怪人。なん...
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野川真実(@MsTarepanda)さんよりイラストをいただきました。
いつもありがとうございます! ![]() 徒然考察メンバーのランニャ。 すらっとスレンダーなおデコ狼娘。 考察回では基本的に疑問をぶつける役回り。 こないだ彼女の顔アイコンを作りましたが、今のところ実況動画での出演予定は無し。 エリザ共々、いつか使いたいものです。 |
「双月シリーズ」イラスト ~ ランニャ(野川真実さんより)
2022.06.29.[Edit]
野川真実(@MsTarepanda)さんよりイラストをいただきました。いつもありがとうございます!徒然考察メンバーのランニャ。すらっとスレンダーなおデコ狼娘。考察回では基本的に疑問をぶつける役回り。こないだ彼女の顔アイコンを作りましたが、今のところ実況動画での出演予定は無し。エリザ共々、いつか使いたいものです。...
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