世界観・補足・考察


    Index ~作品もくじ~

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    • 2421
      
    以前から要望のあった地図を、簡単に描いてみました。
    まずは世界地図から。



    以前に言っていた「し」の字形の大陸(中央大陸)と、
    その周辺の3地域、計6地域で構成されています。
    双月世界地図
    »»  2009.02.25.
    以前に「魔術について解説する」と言っていたので、ここで簡単に解説。



    ・魔力は人間や物質が持つエネルギーの一種であり、それを熱や光、運動エネルギーに変えるのが魔術

    ・基本は「火」「氷」「水」「雷」「土」「風」の6系統

    ・各系統の力関係
     ・火 > 氷(氷の『凍結』を打ち消す)
     ・氷 > 水(水の『流動』を打ち消す)
     ・水 > 雷(雷の『電気』を吸収する)
     ・雷 > 土(土の『磁気』を打ち消す)
     ・土 > 風(風の『流動』をさえぎる)
     ・風 > 火(火の『発火』をおさえる)

    ・魔術は文章や図形などで構成されており、口に出して唱える呪文や、紙や地面に描く魔方陣などによって発現する

    ・魔力を込めれば込めるほど、魔術の威力は上がる

    ・高度な魔術になればなるほど莫大なエネルギーと高等な知識、複雑な技術を必要とするが、その効果も絶大



    大まかな設定はこんな感じです。
    また質問などあれば補足・補完しますね。

    - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

    さて、キャラ紹介数がそこそこたまってきたので、一括して紹介するページを設けてみました。

    キャラ紹介ページ

    IEだとちょっと表示が崩れてしまいますが、ご容赦ください。
    双月世界の魔力・魔術観 / 登場人物紹介ページ
    »»  2009.04.29.
    1年半くらい前になりますが、双月世界の「種族(人種)」「遺伝」について、
    作中で説明したことがあります。
    が、多分忘れてたり、読んでいないって方もいらっしゃるかと思います。
    と言うわけで、ここで改めて説明。

    ・双月世界に生きる「人間」は、大別して8種
     ・短耳(Short ears) : 耳に毛がなく、短い。いわゆる「僕たち」と同じ人間。
     ・長耳(Elf / Long ears) : 耳に毛が無く、長い。エルフさん。
     ・猫獣人(Catten thrope) : 猫に似た耳と尻尾、瞳を持つ。にゃーとは鳴かない。
     ・虎獣人(Tigan thrope) : 虎に似た耳と尻尾、瞳を持つ。がおーとは吠えない。
     ・狐獣人(Foxyan thrope) : 狐に似た耳と尻尾、瞳を持つ。人を化かす(知的に)。
     ・狼獣人(Wolvan thrope) : 狼に似た耳と尻尾、瞳を持つ。犬と言われると怒る。
     ・兎獣人(Rabbitan thrope) : 兎に似た耳と尻尾、瞳を持つ。そんなに跳ねない。
     ・熊獣人(Bearan thrope) : 熊に似た耳と尻尾、瞳を持つ。がおーと吠えるかも知れない。

    ・種族が違う者同士で結婚もできるし、子供も普通に生まれる

    ・しかし、生まれた子供は「ハーフ」になることはなく、上記8種のどれかになる
      短耳 + 長耳 ≠ ハーフエルフ
      短耳 + 長耳 = 短耳、もしくは長耳

    ・地域によって、種族には偏りがある
    双月世界の種族と遺伝
    »»  2009.10.10.
    トピック特集、最後は地図。
    まずは4部・5部の舞台となった央中。



    作中でも書いていた通り、
    真ん中辺りにある「ミッドランド」の周辺には湖があります。
    また、地図には描ききれませんが、
    央中地域には湖沼、河川が非常に多い設定となっています。

    都市経済の発展には、水場の充実が不可欠です。
    陸路よりも大量の輸送ができるからですね。
    (もっとも現代では、空輸技術の登場と、
    コンテナや高速道路、大型トラックによる陸運の発達により、
    海運・水運のアドバンテージはかげってきていますが)

    ゴールドコーストやミッドランドが大都市になったのは、
    都市工学的に当然と言えば当然なんです。
    東京やニューヨークも水場ですしね。
    「蒼天剣」地図 2
    »»  2009.10.11.
    続いて、中央大陸政治の中枢、央北について。



    いずれ書こうと考えていますが、ここは中世以降の文明開化発祥の地です。
    当然、他の地域に対して文明的に優位に立っていたわけで。
    そのことが政治的な優位性を与え、大陸全体を統治する「中央政府」ができる要因になりました。

    が、それも昔の話。
    他の地域が発展していく上で、様々な利権が生まれたわけですが、
    その利権を巡って政争が勃発。
    政治的混乱は、経済の停滞・後退につながります。

    他の地域が発展する一方で、央北は相対的に衰退。
    「蒼天剣」の時代にはもう、大陸全体に及んでいた支配圏は央北だけになってしまった、とさ。
    「蒼天剣」地図 3
    »»  2009.10.11.

    (赤い点は峠道を示す)

    第7部、8部の舞台になった北方大陸、通称「北方」について。



    作中でも触れたとおり、北方大陸は「雪と星の世界」。
    一年を通して、厳しい寒さが続く土地です。
    それだけにほとんどの海岸は完全に凍りついており、港を置くのは不可能。
    南側、通称「沿岸部」だけは氷が溶ける時期があるので、そこに港が集中しました。
      
    央中地域の説明で述べたように、港運の便がいいと都市は発展します。
    国際化が進んだ双月暦6世紀ごろには、
    首都のある「山間部」よりも豊かな地域になっています。
    「蒼天剣」地図 4
    »»  2010.02.08.


    先日お伝えしたとおり、央南地域の説明を追加。



    第3部でも触れましたが、ちょっとした戦国時代がありました。
    晴奈の家が治めている黄州や紅蓮塞のある紅州、
    天原家騒乱の舞台になった玄州など、
    央南の各州が争って覇権を握ろうとし、その結果央南は荒れに荒れました。

    そこで各州の代表者たちが集まって連邦制を採り、央南連合が誕生。
    央南地域内に平和が訪れました。

    ところが地域外からの脅威、例えば黒炎教団からの侵略などが年々増加するようになり、
    央南連合の存在理由は「域内の協調促進」から、
    「域内の平和維持と、域外への対抗・協調」へと変化していきました。
    「蒼天剣」の前半は、そんな時代変化の真っ只中での物語です。
    「蒼天剣」地図 1.1
    »»  2010.02.09.
    次の話、「騒心録」を書いていて、ちょっと気になった部分、わだかまった部分を整頓。
    最近なんか、政治ネタに絡むことが多いなぁ。

    ・基本的に夫婦別姓方式であり、相手の名字に変えることは稀
    ・どこかの家督や屋号を継いだ場合は変えることが多い(ex.
    魔剣録 1など)
    ・子供は父か母、どちらかの姓を継ぐ
    ・父母両方の姓を名乗ったり、父のものでも母のものでも無い、別の姓を付けさせたりはしない
    ・子供が成年・自立後に変え、戸籍を登録するのは自由(ex.憐憫録 5黒幻録 3など)
    双月世界の戸籍
    »»  2010.02.17.
    作中、「央中東部の方言」として、関西弁チックな喋り方をさせていることが度々あります。
    「火紅狐」なんてその極致。主人公からして関西キャラです。

    ありえないことではありますが、もし英訳されることがあったら、この表現はどうなるのか?



    話は少し飛びますが、ラテン語と言うものがあります。
    古代はローマ帝国で使われ、今なお公用語としてバチカン市国で使われており、
    ヨーロッパ圏の言語の端々に、その名残を見ることのできる言語。

    暴論かも知れませんが、僕は現代のイタリア語やスペイン語は、
    ラテン語の方言じゃないかなと思っています。
    どちらかと言えば派生、と言う意味に近いですが。



    そこから展開して、央中方言の表現には、イタリア語やフランス語、ドイツ語といった、
    ヨーロッパ系の言語を使ってもらいたいな、と。
    例えば、火紅狐・神代記の3を一部抜粋して。


     「ねー、きつねさん」
     「え? きつねさんて……、僕のことなん?」
      普通に返したつもりだったが、女の子はきょとんとする。
     「……変な話し方」
     「そ、そう?」
      と、女の子の頭に、誰かが後ろから手を置く。
     「ゴールドマンさんたちの住む、央中東部の訛りだよ。『~やねん』とか、『~ですわ』とか、ちょっと発音が違うんだ」


    これを欧風に訳すと。


     "Herr,fuchs."
     "H,herr? Fuchs...,is it Jo?"
      Fuoco replied ordinarily,but she does not find it.
     "Jo? ...You talked unusual."
     "U,unusual? Realmente?"
      Then,someone put hand on her's head from behind.
     "'Jo','Realmente',as provincial accents for Goldman's live in The Cont-Mid eastern part.
      Their conversation differs from us for a while."


    こんな感じ。
    「Jo」「Realmente」はイタリア語でそれぞれ「わたし」「本当に」の意味。
    「Herr」はドイツ語で「やあ」とか「ねえ」といった呼びかけ。「fuchs」もドイツ語で「狐」。



    全部欧訳?
    ははは、ご冗談を(il´∀`)
    所感;方言の表現
    »»  2011.03.19.
    現実の暦と双月世界の暦「双月暦」の違いについて、こちらで詳しく解説します。
    半ば自分用のメモになっている点、ご容赦ください。



    まず、現実・現代の暦は「グレゴリオ暦」と呼ばれ、
    これは地球から見える、太陽の動きを基にして作られています。いわゆる「太陽暦」ですね。
    この太陽暦における一年は365日、もしくは366日とされています。
    この「一年」、誰もが「季節が一巡するまでの時間」、
    あるいは「地球が太陽の周囲を一周するまでの時間(いわゆる公転周期と同義である)」、
    と言うように認識していると思います。
    しかし、実はこの公転周期を厳密に計測すると「365.2422」日となり、
    公然の事実とされている(太陽暦の)一年、365日とは、5時間15分程度のずれが存在します。
    そのため、毎年365日と定めてこの暦を使い続けると、10年で52時間半(2日と4時間半)、
    100年で525時間(21日と21時間)ものずれが生じてしまい、実際の地球の挙動と合わなくなってしまいます。
    と言って、これを一々、一年に組み込んでいると、
    大晦日の除夜の鐘が鳴り終わってから5時間以上も待たされて
    「あけましておめでとう」と挨拶させられる羽目になります。
    多分これをやると、その5時間を気持ち悪く過ごすことになりますし、諸々の計算も面倒くさい。
    かと言って一日、24時間に細々とそのずれを入れてしまうと、毎日閏秒が発生することになり、
    これもまた、諸々の計算が面倒臭くなります。
    そこで、ずれが丸一日分貯まる4年目あたりで、暦にその一日分を増やして処理をする方法を採りました
    これが「閏年」と呼ばれるものです。

    ちなみにそれが何故2月29日と定められたかについてですが、
    これは単純に、それまで2月がたった28日と、明らかに他の月より日数が少なかったためです。
    何故、2月が他の月より日数が少ないのか? これはグレゴリオ暦の前に欧州で使われていた暦、
    「ユリウス暦」がユリウス・カエサルによって定められた後、
    元々太陰暦(月の満ち欠けの周期を一ヶ月とする暦。一年の日数がおよそ354日)によって、
    29日および30日と定められていた各月の日数を、2月を除いて増やしたり
    初代ローマ皇帝アウグストゥスが、
    「帝国作ったし、折角だから暦も変えよう。
    例えば8月を自分の名前(August)にして、あと、一日増やして。2月とか削って
    強引に日数を増やしたりした、その名残です。
    その後も歴代ローマ皇帝は、自分の名前を月名に付けようとしたり、一月の日数を動かしたりと、
    かなり大きなワガママを通そうとしたことが多々あったそうです。
    この一例を見ても、暦を制定すること、即ち時間を定めることができるのは強大な為政者である、その証と言えます。



    で、ここから双月暦について、ですが。
    この双月暦は、その名の通り赤と白、二つの月の公転周期を基にして制定された、「二重太陰暦」となっています。
    (現実には存在しません。火星ならありうるでしょうが)
    これを定めたのは、天帝教の初代教皇、ゼロです。
    前述の通り「暦を定める」と言う行為は、恐ろしく絶大な権力を持った唯一為政者、皇帝にしかできません。
    そのためゼロは「時間を司る者」、即ちタイムズ(Times)と畏怖の念を持って呼ばれ、それが家名となりました。

    こちらも一年の長さは、ほぼ365.25日となっています。
    (双月世界の天文学者たちが詳しく計測すれば微妙な誤差は出るでしょうが、概ねこの値とされています)
    一ヶ月の長さはすべて等しく、30日となっています。2月は削られたりしません。
    ただし、このままだと一年の長さが360日となり、
    現実の暦と同じく、年を重ねるごとに大きなずれが生じていきますが、
    天帝教ではこのずれを、「双月節」という一年の節目で調整しています。

    12月30日、双月世界では大晦日にあたる日の翌日から7日間は、
    「共に満月となった赤と白の月が逢瀬を楽しむ週」と定められ、
    1月1日~12月30日とは別に加算されています。この一週間を、「双月節」と呼びます。
    この一週間の数え方は、数字ではなく「双月節の天曜、双月節の火曜……」と言うように、
    曜日としても使用されている
    六属性、および天帝の「天」で表されます。
    言うなれば、「閏週」ですね。
    ただ、このままだと一年が367日となり、逆にずれが生じてしまうため、
    4年に一度
    「双月が隠れて逢瀬を行っていた」として、この7日間を削ります
    これが双月世界で言う、「閏年」となっています。

    ちなみに双月世界での一週間の呼び方ですが、「・火・氷・水・雷・土・風」としています。
    現実世界で言う「・月・火・水・木・金・土」に、それぞれ対応しています。
    「双月暦」の暦
    »»  2012.04.23.
    白猫夢・荒野抄」および「白猫夢・崩都抄」において、
    「近代的兵器」として登場させた「回転連射砲」、つまりガトリング砲について、
    以下のようなご指摘を受けました。

     ・ガトリング式の機関銃には、ベルト式給弾システムは適していない
     ・ガトリング砲の発明よりも、ベルト式給弾システムのほうがたしか発明は後

    おっとと。
    僕の歴史考証がちょっと甘かったかも知れません(;´∀`)
    しかし「真剣に酔狂なことをする」を信条とする自分としては、
    この指摘を受けて「作中に登場した回転連射砲を(無理やりにでも)正当化できないだろうか」
    と負けん気を出しました。



    と言うわけで考察。

    まず、ソースはこちら。
    ウィキペディアの情報で恐縮ですが、

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%A0%B2
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%BE%E5%80%89
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E9%96%A2%E9%8A%83

    資料によれば、
    ①ガトリング砲は西暦1861年、②弾帯は機関銃とほぼ同時期に登場したとのことでした。
    また、③1862年にベルト給弾式のガトリング砲が製造されたものの、
    性能は非常に劣っていたため軍に採用されることはなかった
    、とのことでした。

    現実世界の歴史が丸ごと双月世界でも繰り返されるかどうかは定かではないですが、
    金火狐の研究者は③を地で行ったものと思われます。
    おそらく失敗作と判断して破棄しようとしたところで、アルトの手に渡ったようです。
    厳重に管理されたものを盗むのは困難ですが、
    雑多に捨て置かれたようなものを盗むのは、それより平易ですしね。
    おそらく双月世界でも、数年後には米軍に制式採用されたもの(1865年製)
    と非常に似通ったモデルが開発されるものと思います。



    この説なら納得していただける、……かなぁ。
    また疑問点やご指摘があれば追記、加筆修正するかも。
    考察;作中で登場した「回転連射砲」について
    »»  2012.11.07.
    白猫夢・天謀抄 3」に関して、

    ヒットマンの報酬というものはどういう相場なのかはわかりませんが(中略)
    日本の平均年収にもならない程度では割にあわないような気もします


    というコメントをいただき、自分はこれに対し、次のように返答しました。

    自分もその方面の相場は詳しくなく、漫画「ゴルゴ13」で得た知識を元に算出しています。
    確かゴルゴの報酬は1回あたり10万ドル2013年5月現在で約1,000万)だったと記憶しています。


    しかしこの算定に関し3つの大きな間違いがあることに最近、気付きました。



    ①ゴルゴ13の報酬額
    これは完全に記憶違いでした。
    詳しく調べたところ、一件の狙撃・暗殺に対し、凡そ20万ドルで請け負っているとのこと。
    この時点で話が倍も違ってくるのですが、次の2点目によって、額が著しく異なっていることが判明。

    ②円ドル為替レートの変動
    そしてゴルゴ13が活動を始めた時期(つまり連載開始)は1968年。
    この時の円-ドル為替相場は、1ドル360円の固定相場制。
    この当時から20万ドルで仕事を請け負っていたと思われるため、
    このレートで換算しなければ話が成立しません。
    と言うわけで、この時点でゴルゴ13の報酬は20万ドル=7200万円であることが分かります。

    ③物価の変動
    さらにダメ押し。
    1968年の物価は現在(2012年)の0.56倍と、およそ半分。
    逆に言えば、当時の1万円は、現在の1万8千円弱となります。
    つまり正確にゴルゴ13の報酬を算出するとすれば、
    7200万円×1.78(0.56の逆数)=1億2800万円となります。



    なるほど……。
    確かに一国の要人を狙う仕事が、サラリーマンの年収と同額なわけがないですね。
    このデータを基に、加筆修正いたします。
    ご指摘、誠にありがとうございました。



    参考サイト:
    ゴルゴ13 (架空の人物)
    円相場
    昭和40年の1万円を、今のお金に換算するとどの位になりますか? :日本銀行
    考察;暗殺の報酬について
    »»  2013.06.12.
    「双月千年世界」の大きな特徴の一つとして、多彩な人種が混在していることが挙げられます。
    ただ、ファンタジーとしての一般認識と大きく異なる点がいくつかあり、
    それを「
    双月世界の種族と遺伝」としてまとめていました。

    しかしその記事が作成されてから既に4年が経過し、長期連載の宿命として、
    設定の追加・形骸化、もしくは事実上削除されてしまった点もあります。
    そこで今回、元記事で説明しきれていない部分を、この記事で改めて取り上げます。



    ●家系的な遺伝
    ・ゴールドマン家の「金と赤の毛並み(オーロラテイル)」や黄家女性の「三毛」など、
     身体的特徴が特定の家系において、優性遺伝的に色濃く現れる場合がある
    ・その他、「強い魔力を持っている」「左利きの人間が多い」など、
     先天的な特徴が何らかの条件下で、優性的に発現することは多い
     (この特徴が「白猫夢」における、ひとつのキーポイントになりますが、今はまだ秘密……)

    ●種族的な遺伝
    ・上記とは別に、裸耳や獣人には下記のような特徴が発現する

     ・短耳 : 他の種族に比べるとオールマイティな傾向がある。
            言い換えればどんな環境に対しても、非常に柔軟に対応できる。
     ・長耳 : 全種族中、最も強い魔力を有する。また、思考が精神性・協調性に寄っており、共感力も高い。
            魔術師や研究者向き。
     ・猫獣人: 五感が飛び抜けて鋭く、他の種族が気付けないようなものを悟れることがある。
            技術者や発明家、研究者、職人が多い。
     ・虎獣人: 高い身体能力と運動神経を持ち、また、食欲旺盛でグルメ。
            そのためか兵士や格闘家、アスリートになる一方で、料理人になる者が多い。
     ・狐獣人: 知能がズバ抜けて高く、複雑なモノを処理する能力に長けている。商人や研究者、魔術師向き。
     ・狼獣人: 体格に恵まれており、また、他の種族には真似できない、非常に強い集中力を発揮できる。
            兵士やアスリート、職人向き。
     ・兎獣人: 美術センスが非常に優れており、歴史的に有名な芸術品や有名ファッションブランドは、
            大抵彼らが関わっている。
     ・熊獣人: 全種族中最大の筋力・膂力を有しており、体格も一際大きい。
            兵士や格闘家、アスリート向き。

    ・とは言えその家系・種族であれば必ず発現すると言うことはなく、
     味音痴の虎獣人や鈍感な猫獣人、魔力のない長耳も時には現れる
    双月世界の種族と遺伝 補足1
    »»  2014.01.02.
    自分で読んでて日程がピンと来なくなってきたので、
    ここで図解説明を入れておこうと思います。

    の前に、何点か注釈。
    まず、現実世界との「曜日」がまったく違うこと。
    現実の、日本における曜日は「・月・火・水・木・金・土」ですが、
    双月世界の曜日は「・火・氷・水・雷・土・風」となっています。
    また、現実世界の一ヶ月は28~31日ですが、双月世界は一貫して30日。
    そのため7月も、30日です。
    (この辺りの詳細は
    「双月暦」の暦にて)





    黄色に塗っているのが、作中で言及している日にち。
    こうして見てみると、改めて気付くことがいくつか。
    まず、エミリオが7月1日に休日出勤してる点。ワーカホリックですね。
    と言うか――僕自身もあんまり気に留めてなかったことですが――双月世界の休日っていつなんでしょうね……?
    その辺りはいずれ設定構築することにして、今のところは天曜が休日(安息日)とします。

    あと、ルーマが週1~2のペースで「ランクス&アレックス」に入り浸ってる点。
    よほどパンケーキが美味しいようです。それとも店の雰囲気が好きなのか。
    補足;双月暦570年7月のカレンダー
    »»  2014.07.05.
    ふと思い立ち、6年前に作った双月世界の地図をリメイクしてみました。
    ついでに物語ごとの、各都市の位置も添えてみたり。



    まずは「蒼天剣」の地図から。
    実は中央大陸と北方大陸をかなりうろうろと歩いていました、晴奈。
    中央大陸に至っては、それこそ端から端、央南最北端の青江から央北極北部のウエストポートまで。
    作中であれこれ語ってきた数々の武勇伝を抜きにしても、
    個人でこれだけの距離を、ほとんど徒歩で移動したと言うだけで、立派な業績と言う気がします。
    深夜特急並みの健脚です。
    双月世界地図;蒼天剣
    »»  2015.06.13.
    昨日に引き続き、今回は「火紅狐」の地図。



    第1部~第2部の間に、フォコが故郷のカレイドマインからナラン島へと移動していますが、こうして地図上で見てみると世界半周分。
    物語の行間においても、相当の災難に見舞われていたようです。(やかましいおっさんと二人っきりで世界半周の船旅とか……)

    さらにその後は央北→北方→南海→西方→央中と、昨日褒めた晴奈が簡単にかすんでしまうレベルの、膨大な移動距離。
    直線距離で考えれば、作中だけで世界3周はしてるんじゃないでしょうか、フォコ。
    つくづく自分は、主人公に苦難の旅をさせてしまっているようです……。
    双月世界地図;火紅狐
    »»  2015.06.14.
    双月世界地図紹介シリーズ、3つ目は「白猫夢」。



    前2つの地図に比べて、なんとすっきりしていることか。
    秋也も葵も「フェニックス」チームも白猫党も、相当の冒険・行軍をしてるはずなんですが……。
    第11部の情報を加えたとしても、地図上にこれ以上都市が追加される予定はなし。

    一つの都市内でのエピソードが多すぎたのか……?
    考えてみると、第11部も含めた物語のうち、約4分の1の部(第1、6後半、8部)でミッドランドが舞台となっていますし、
    残る4分の3の内、半分近く(第2、3、6前半、9部)は西方南部での話。
    「フェニックス」チームのエピソードも、トラス王国(イーストフィールド)での出来事がほとんど。
    前二作とは色々と異なる書き方をしているのですが、その影響がこんなところにも出ていたようです。
    双月世界地図;白猫夢
    »»  2015.06.15.
    久々にシュウさんとパラさんを介さず、解説記事を掲載します。

    ポールさんから「わかりやすい央北全土の行政区地図と、「白猫夢」での史実における戦役の展開を」とのご質問がありました。
    と言うわけで、内容を「『白猫夢』で起こった政変のまとめ」と拡大し、解説していきます。
    なお、
    ポールさんが描いた国境線と大分違っていますが、他意はありません。
    自分のイメージでかなりざっくり、適当に描いています。


    こちらがその地図。灰色の線は国境を表しています。



    ①超大国の崩壊以後

    まず「蒼天剣」と「白猫夢」の間の時代について。
    世界平定(天帝教初代教皇が達成したとされる、世界の政治的統一)を目論む超大国、
    第3次中央政府(通称『ヘブン』)の崩壊と「ヘブン王国」への体制一新に伴い、
    央北各地でヘブン王国からの独立や、影響力の弱い地域での実効支配などが立て続けに起こり、
    その結果、央北は40以上の国に分裂しました。

    「ヘブン」時代の遺産がそれなりにあったため、ヘブン王国の発行する通貨「ヘブンズ・クラム」の価値は保たれており、
    分裂後も央北内では事実上の基軸通貨としてクラムが使われていました。
    しかし40以上にも分かれた国々は、自分勝手な経済政策の断行や小規模な戦争を繰り返していたため、
    やがて央北全体の経済力が著しく低下。クラムもそれに引きずられる形で、次第に価値を落としていきました。

    それを危惧したヘブン王国の女王がクラムの価値を維持しようと画策するも、
    女王に反発する大臣たちが王子を担ぎ上げてクーデターを起こし、
    その上、大臣派が優勢と見た軍の大半がそちらに付いた結果、女王は討たれてしまいました。
    その後新たな国王となった王子は、当面の資金確保のために国土の一部を売却。
    しかし杜撰な算定の元、生産力のある地域を売却してしまったこと、
    そしてその地域が天帝教の政治的復権を目論む政治結社、「天政会」が購入したことから、事態は大きく変わります。



    ②天政会と新央北の対立

    天政会はヘブン王国から購入した土地を「セブロ市国」と制定し、取引所を設立しました。
    そしてクラム発行元であるヘブン王国の目の前で、クラムの価値をさらに貶めるような取引を乱発。
    クラムに重篤なインフレが起こり、元々から生産力が落ち込んでいたヘブン王国にとっては、これが致命傷になりました。
    いくらクラムを発行しても何も買えない状況となり、ヘブン王国は財政破綻。
    天政会の傘下に下るより他に、復興の道は無くなりました。

    基軸通貨発行国をも飲み込み、急速に勢力を拡大しつつある天政会の動向に危機感を抱いた央北東部、
    トラス王国は周囲の国と連携し、天政会に対抗できるような地域共同体「新央北」を築き、その宗主国となりました。
    すると今度は天政会が彼らの活動を疎んじ、陰に日向に妨害工作を仕掛けます。
    勿論、新央北もそれに対抗し、これが両陣営の戦いへと発展しました。

    あちこちで戦闘を繰り返した末、やがて両陣営は疲弊。
    和平交渉が行われ、央北にしばしの平和が訪れることとなりました。



    ③白猫党の台頭

    新央北側はトラス王国主導の元、堅実な復興を遂げ、順当に発展していましたが、
    戦争と交渉ですっかり弱腰になっていた天政会は、ヘブン王国に責任を丸投げ。
    経済手腕に乏しいヘブン王国は失策を繰り返し、クラムはふたたび価値を落としていました。

    そこへ現れたのが白猫党。
    彼らはヘブン王国を「合法的に」掌握し、管理下に置きました。
    さらには王国議会を牛耳っていた天政会の会員たちを騙し、全員を虐殺。
    この事実は白猫党自身の手により、央北中に喧伝されました。

    ところが天政会は報復に出ることを渋ったため、天政会の傘下国が抗議。
    両者が紛糾している最中、天政会の主要会員が全員行方不明になると言う異常事態が発生します。
    そのまま天政会は立ち消えとなりましたが、残された国々は白猫党への報復を誓い、「央北西部連合」として再度結束します。

    しかし飛ぶ鳥を落とす勢いで拡大を続ける白猫党と、元々単独では天政会の言いなりになるしか無かった連合とでは、
    国力、軍事力に雲泥の差がありました。
    連合はあえなく敗北し、白猫党に下ることとなりました。

    一方、流石の白猫党でもそのまま新央北とやりあえるだけの力は無く、
    両陣営はそのまま、にらみ合いの状況に入りました。



    ④「コンチネンタル作戦」と白猫党の南北分裂

    白猫党は央北ではそれ以上戦わず、央中、西方、央南へと版図を広げていきました。
    占領した地域や国はことごとく、生活や職業、言論などあらゆるものを統制・管理され、
    まるで国民全員を奴隷として扱うような体制を強いていました。

    それに義憤を燃やしたのがトラス王国第一王子、マーク・トラス。
    明晰な彼は白猫党に「コンチネンタル」と呼ばれる、ある作戦を仕掛けました。
    その作戦は見事に成功し、白猫党に甚大な混乱を引き起こしました。

    紆余曲折の末、白猫党は南北に分裂。
    南の白猫党はこれまで通り「白猫原理主義世界共和党」、通称「白猫共和党」。
    北の白猫党は「国家社会主義白猫党」、通称「社会白猫党」と名を変え、新たな戦いが始まりました。



    ちなみに双月世界小話「黒エルフの騎士団」と「赤虎亭日記」にて、
    「ペルシェビレッジ」あるいは「リモード共和国」と言う地名が出てきますが、こちらも央北の小国。
    ①の時点でどさくさに紛れて独立し、それ以来、新央北にも天政会にも白猫党にも属さず、中立を貫いています。
    央北には他にもこうした独立国が少なからず存在しており、
    すべての国が新央北か白猫党のいずれかに付いている、と言うわけではありません。
    補足;「白猫夢」における央北政治史
    »»  2016.06.04.
    以前にポールさんからいただいたリクエスト「これまでの話に出てきた、各勢力の「旗」を教えてください」について、
    とりあえず現時点で思い付いたものを形にしてみました。
    今後、新たな組織や勢力が現れたり、アイデアがまとまったりしたら追加するかも知れません。

    まずはシリーズ全編を通して登場する、金火狐財団の団旗。

    一族の姓「ゴールドマン(Goldman)」の「G」と狐、
    そして彼らの毛並みをモチーフとしたデザインです。
    この話を書いていた辺りで、既にイメージは有りました。

    続いて「白猫夢」に登場した政治結社、白猫党の党旗。

    正式名称「白猫原理主義世界共和党」であることから、
    「猫」と「世界地図」をモチーフにしています。
    また、「白猫」が銀と黒のオッドアイであるため、右目だけ色が違います。
    背景はちょっと紫っぽい青色。いわゆる葵色ですね。
    ちなみに白猫党員は全員、同様のデザインのバッジを着けています



    以下、双月世界の三大宗教。
    まずは(央北)天帝教。

    通称「スリップクロス」。
    長い間彼らの本拠地だったクロスセントラルと
    近隣の主要都市とを線で結ぶとこう言う形が浮かぶことから、
    このちょっと斜めの十字架が彼らのシンボルになりました。

    続いて央中天帝教。

    央中天帝教の主神、エリザさんが好きだった蓮の花をモチーフにしたデザイン。

    最後に黒炎教団。

    教団の現人神、克大火のイメージ「火」と「黒」、「鴉」がモチーフとなっています。
    雑記;旗について
    »»  2016.07.06.
    かねてよりポールさんが、「白猫夢」を基盤としたテーブルゲームを開発しようとされているので、
    自分も旗のデザインや政治背景などを考えていました。
    で、今回は国旗を考えるとともに、トピックや設定を追加。



    まず、ヘブン王国の国旗。

    「蒼天剣」においても触れていますが、この国は元北方軍人だった日上(ヒノカミ)中佐が央北の超大国、
    通称「中央政府」を陥落させて新たな政治組織、通称「ヘブン」に編成し直した経緯があります。
    そこで日上中佐(を表す「太陽」)が「中央政府を打ち倒した」ことを、
    中央政府(と関係が深い央北天帝教)のシンボルだった「スリップクロス」を塗り潰すことで、国旗として示しています。
    その後「ヘブン」は滅び、ヘブン王国と複数の小国に分裂することとなりますが、
    国旗自体はそのまま、ヘブン王国に受け継がれています。

    次はトラス王国。

    前述した通り、「ヘブン」崩壊後にいくつかの小国が分裂・独立を果たしました。
    トラス王国もこの例に漏れず、崩壊時のどさくさに紛れて独立しています。
    そう言う経緯があるため、「ヘブン」およびその後のヘブン王国と袂を分かったことを示すように、
    「スリップクロス」の左半分を裂き、右半分(東方向)の線を延長した上、
    その線上、トラス王国首都であるイーストフィールドがある辺りに心臓が来るよう、
    狼のモチーフをおごっています。

    さらに繰り返しますが、「スリップクロス」はかつての超大国、中央政府のシンボルでもありました。
    そのため「ヘブン」崩壊後、分裂・独立した諸国の多くはトラス王国と同様、
    この「スリップクロス」を弄り、貶める形で国旗をデザインしています。
    これは後にトラス王国がその舵取りを務める地域共同体、「新央北」の旗にもその流れが汲まれており、
    「スリップクロス」の右半分が、トラス王国の国旗と同様に用いられています。
    さらに新央北の初期参加国が3ヶ国だったことから星が3つ描かれ、そしてそれぞれの国旗の色が使われています。

    ちなみにトラス王国の国旗の色(赤)の面積が一番大きい理由は、宗主国だから。
    (恐らくは発起人のショウ・トラス卿がそう言って、めっちゃゴネたんでしょうね)

    ついでにリモード共和国。

    これまではちょっと番外編「双月世界小話」で多少名前が出たくらいで、
    大して重要度も高くなく、あんまりピックアップしていないところですが、
    次々回作で取り上げようかとうっすら計画しているので、今のうちに作っておきます。
    例によって「スリップクロス」弄りと、
    初代大統領である猫獣人、ペルシェ・リモード卿のイメージカラーの橙色がモチーフ。
    雑記;旗について その2
    »»  2016.07.12.

    以前から要望のあった地図を、簡単に描いてみました。
    まずは世界地図から。



    以前に言っていた「し」の字形の大陸(中央大陸)と、
    その周辺の3地域、計6地域で構成されています。

    双月世界地図

    2009.02.25.[Edit]
    以前から要望のあった地図を、簡単に描いてみました。まずは世界地図から。以前に言っていた「し」の字形の大陸(中央大陸)と、その周辺の3地域、計6地域で構成されています。...

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    双月世界の魔力・魔術観 / 登場人物紹介ページ

    2009.04.29.[Edit]
    以前に「魔術について解説する」と言っていたので、ここで簡単に解説。・魔力は人間や物質が持つエネルギーの一種であり、それを熱や光、運動エネルギーに変えるのが魔術・基本は「火」「氷」「水」「雷」「土」「風」の6系統・各系統の力関係 ・火 > 氷(氷の『凍結』を打ち消す) ・氷 > 水(水の『流動』を打ち消す) ・水 > 雷(雷の『電気』を吸収する) ・雷 > 土(土の『磁気』を打ち消す) ・土 > 風...

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    1年半くらい前になりますが、双月世界の「種族(人種)」「遺伝」について、
    作中で説明したことがあります。
    が、多分忘れてたり、読んでいないって方もいらっしゃるかと思います。
    と言うわけで、ここで改めて説明。

    ・双月世界に生きる「人間」は、大別して8種
     ・短耳(Short ears) : 耳に毛がなく、短い。いわゆる「僕たち」と同じ人間。
     ・長耳(Elf / Long ears) : 耳に毛が無く、長い。エルフさん。
     ・猫獣人(Catten thrope) : 猫に似た耳と尻尾、瞳を持つ。にゃーとは鳴かない。
     ・虎獣人(Tigan thrope) : 虎に似た耳と尻尾、瞳を持つ。がおーとは吠えない。
     ・狐獣人(Foxyan thrope) : 狐に似た耳と尻尾、瞳を持つ。人を化かす(知的に)。
     ・狼獣人(Wolvan thrope) : 狼に似た耳と尻尾、瞳を持つ。犬と言われると怒る。
     ・兎獣人(Rabbitan thrope) : 兎に似た耳と尻尾、瞳を持つ。そんなに跳ねない。
     ・熊獣人(Bearan thrope) : 熊に似た耳と尻尾、瞳を持つ。がおーと吠えるかも知れない。

    ・種族が違う者同士で結婚もできるし、子供も普通に生まれる

    ・しかし、生まれた子供は「ハーフ」になることはなく、上記8種のどれかになる
      短耳 + 長耳 ≠ ハーフエルフ
      短耳 + 長耳 = 短耳、もしくは長耳

    ・地域によって、種族には偏りがある

    双月世界の種族と遺伝

    2009.10.10.[Edit]
    1年半くらい前になりますが、双月世界の「種族(人種)」「遺伝」について、作中で説明したことがあります。が、多分忘れてたり、読んでいないって方もいらっしゃるかと思います。と言うわけで、ここで改めて説明。・双月世界に生きる「人間」は、大別して8種 ・短耳(Short ears) : 耳に毛がなく、短い。いわゆる「僕たち」と同じ人間。 ・長耳(Elf / Long ears) : 耳に毛が無く、長い。エルフさん。 ・猫獣人(Cat...

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    トピック特集、最後は地図。
    まずは4部・5部の舞台となった央中。



    作中でも書いていた通り、
    真ん中辺りにある「ミッドランド」の周辺には湖があります。
    また、地図には描ききれませんが、
    央中地域には湖沼、河川が非常に多い設定となっています。

    都市経済の発展には、水場の充実が不可欠です。
    陸路よりも大量の輸送ができるからですね。
    (もっとも現代では、空輸技術の登場と、
    コンテナや高速道路、大型トラックによる陸運の発達により、
    海運・水運のアドバンテージはかげってきていますが)

    ゴールドコーストやミッドランドが大都市になったのは、
    都市工学的に当然と言えば当然なんです。
    東京やニューヨークも水場ですしね。

    「蒼天剣」地図 2

    2009.10.11.[Edit]
    トピック特集、最後は地図。まずは4部・5部の舞台となった央中。作中でも書いていた通り、真ん中辺りにある「ミッドランド」の周辺には湖があります。また、地図には描ききれませんが、央中地域には湖沼、河川が非常に多い設定となっています。都市経済の発展には、水場の充実が不可欠です。陸路よりも大量の輸送ができるからですね。(もっとも現代では、空輸技術の登場と、コンテナや高速道路、大型トラックによる陸運の発達によ...

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    続いて、中央大陸政治の中枢、央北について。



    いずれ書こうと考えていますが、ここは中世以降の文明開化発祥の地です。
    当然、他の地域に対して文明的に優位に立っていたわけで。
    そのことが政治的な優位性を与え、大陸全体を統治する「中央政府」ができる要因になりました。

    が、それも昔の話。
    他の地域が発展していく上で、様々な利権が生まれたわけですが、
    その利権を巡って政争が勃発。
    政治的混乱は、経済の停滞・後退につながります。

    他の地域が発展する一方で、央北は相対的に衰退。
    「蒼天剣」の時代にはもう、大陸全体に及んでいた支配圏は央北だけになってしまった、とさ。

    「蒼天剣」地図 3

    2009.10.11.[Edit]
    続いて、中央大陸政治の中枢、央北について。いずれ書こうと考えていますが、ここは中世以降の文明開化発祥の地です。当然、他の地域に対して文明的に優位に立っていたわけで。そのことが政治的な優位性を与え、大陸全体を統治する「中央政府」ができる要因になりました。が、それも昔の話。他の地域が発展していく上で、様々な利権が生まれたわけですが、その利権を巡って政争が勃発。政治的混乱は、経済の停滞・後退につながりま...

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    (赤い点は峠道を示す)

    第7部、8部の舞台になった北方大陸、通称「北方」について。



    作中でも触れたとおり、北方大陸は「雪と星の世界」。
    一年を通して、厳しい寒さが続く土地です。
    それだけにほとんどの海岸は完全に凍りついており、港を置くのは不可能。
    南側、通称「沿岸部」だけは氷が溶ける時期があるので、そこに港が集中しました。
      
    央中地域の説明で述べたように、港運の便がいいと都市は発展します。
    国際化が進んだ双月暦6世紀ごろには、
    首都のある「山間部」よりも豊かな地域になっています。

    「蒼天剣」地図 4

    2010.02.08.[Edit]
    (赤い点は峠道を示す)第7部、8部の舞台になった北方大陸、通称「北方」について。作中でも触れたとおり、北方大陸は「雪と星の世界」。一年を通して、厳しい寒さが続く土地です。それだけにほとんどの海岸は完全に凍りついており、港を置くのは不可能。南側、通称「沿岸部」だけは氷が溶ける時期があるので、そこに港が集中しました。  央中地域の説明で述べたように、港運の便がいいと都市は発展します。国際化が進んだ双月暦...

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    先日お伝えしたとおり、央南地域の説明を追加。



    第3部でも触れましたが、ちょっとした戦国時代がありました。
    晴奈の家が治めている黄州や紅蓮塞のある紅州、
    天原家騒乱の舞台になった玄州など、
    央南の各州が争って覇権を握ろうとし、その結果央南は荒れに荒れました。

    そこで各州の代表者たちが集まって連邦制を採り、央南連合が誕生。
    央南地域内に平和が訪れました。

    ところが地域外からの脅威、例えば黒炎教団からの侵略などが年々増加するようになり、
    央南連合の存在理由は「域内の協調促進」から、
    「域内の平和維持と、域外への対抗・協調」へと変化していきました。
    「蒼天剣」の前半は、そんな時代変化の真っ只中での物語です。

    「蒼天剣」地図 1.1

    2010.02.09.[Edit]
    先日お伝えしたとおり、央南地域の説明を追加。第3部でも触れましたが、ちょっとした戦国時代がありました。晴奈の家が治めている黄州や紅蓮塞のある紅州、天原家騒乱の舞台になった玄州など、央南の各州が争って覇権を握ろうとし、その結果央南は荒れに荒れました。そこで各州の代表者たちが集まって連邦制を採り、央南連合が誕生。央南地域内に平和が訪れました。ところが地域外からの脅威、例えば黒炎教団からの侵略などが年々...

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    次の話、「騒心録」を書いていて、ちょっと気になった部分、わだかまった部分を整頓。
    最近なんか、政治ネタに絡むことが多いなぁ。

    ・基本的に夫婦別姓方式であり、相手の名字に変えることは稀
    ・どこかの家督や屋号を継いだ場合は変えることが多い(ex.
    魔剣録 1など)
    ・子供は父か母、どちらかの姓を継ぐ
    ・父母両方の姓を名乗ったり、父のものでも母のものでも無い、別の姓を付けさせたりはしない
    ・子供が成年・自立後に変え、戸籍を登録するのは自由(ex.憐憫録 5黒幻録 3など)

    双月世界の戸籍

    2010.02.17.[Edit]
    次の話、「騒心録」を書いていて、ちょっと気になった部分、わだかまった部分を整頓。最近なんか、政治ネタに絡むことが多いなぁ。・基本的に夫婦別姓方式であり、相手の名字に変えることは稀・どこかの家督や屋号を継いだ場合は変えることが多い(ex.魔剣録 1など)・子供は父か母、どちらかの姓を継ぐ・父母両方の姓を名乗ったり、父のものでも母のものでも無い、別の姓を付けさせたりはしない・子供が成年・自立後に変え、戸...

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    作中、「央中東部の方言」として、関西弁チックな喋り方をさせていることが度々あります。
    「火紅狐」なんてその極致。主人公からして関西キャラです。

    ありえないことではありますが、もし英訳されることがあったら、この表現はどうなるのか?



    話は少し飛びますが、ラテン語と言うものがあります。
    古代はローマ帝国で使われ、今なお公用語としてバチカン市国で使われており、
    ヨーロッパ圏の言語の端々に、その名残を見ることのできる言語。

    暴論かも知れませんが、僕は現代のイタリア語やスペイン語は、
    ラテン語の方言じゃないかなと思っています。
    どちらかと言えば派生、と言う意味に近いですが。



    そこから展開して、央中方言の表現には、イタリア語やフランス語、ドイツ語といった、
    ヨーロッパ系の言語を使ってもらいたいな、と。
    例えば、火紅狐・神代記の3を一部抜粋して。


     「ねー、きつねさん」
     「え? きつねさんて……、僕のことなん?」
      普通に返したつもりだったが、女の子はきょとんとする。
     「……変な話し方」
     「そ、そう?」
      と、女の子の頭に、誰かが後ろから手を置く。
     「ゴールドマンさんたちの住む、央中東部の訛りだよ。『~やねん』とか、『~ですわ』とか、ちょっと発音が違うんだ」


    これを欧風に訳すと。


     "Herr,fuchs."
     "H,herr? Fuchs...,is it Jo?"
      Fuoco replied ordinarily,but she does not find it.
     "Jo? ...You talked unusual."
     "U,unusual? Realmente?"
      Then,someone put hand on her's head from behind.
     "'Jo','Realmente',as provincial accents for Goldman's live in The Cont-Mid eastern part.
      Their conversation differs from us for a while."


    こんな感じ。
    「Jo」「Realmente」はイタリア語でそれぞれ「わたし」「本当に」の意味。
    「Herr」はドイツ語で「やあ」とか「ねえ」といった呼びかけ。「fuchs」もドイツ語で「狐」。



    全部欧訳?
    ははは、ご冗談を(il´∀`)

    所感;方言の表現

    2011.03.19.[Edit]
    作中、「央中東部の方言」として、関西弁チックな喋り方をさせていることが度々あります。「火紅狐」なんてその極致。主人公からして関西キャラです。ありえないことではありますが、もし英訳されることがあったら、この表現はどうなるのか?話は少し飛びますが、ラテン語と言うものがあります。古代はローマ帝国で使われ、今なお公用語としてバチカン市国で使われており、ヨーロッパ圏の言語の端々に、その名残を見ることのできる...

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    現実の暦と双月世界の暦「双月暦」の違いについて、こちらで詳しく解説します。
    半ば自分用のメモになっている点、ご容赦ください。



    まず、現実・現代の暦は「グレゴリオ暦」と呼ばれ、
    これは地球から見える、太陽の動きを基にして作られています。いわゆる「太陽暦」ですね。
    この太陽暦における一年は365日、もしくは366日とされています。
    この「一年」、誰もが「季節が一巡するまでの時間」、
    あるいは「地球が太陽の周囲を一周するまでの時間(いわゆる公転周期と同義である)」、
    と言うように認識していると思います。
    しかし、実はこの公転周期を厳密に計測すると「365.2422」日となり、
    公然の事実とされている(太陽暦の)一年、365日とは、5時間15分程度のずれが存在します。
    そのため、毎年365日と定めてこの暦を使い続けると、10年で52時間半(2日と4時間半)、
    100年で525時間(21日と21時間)ものずれが生じてしまい、実際の地球の挙動と合わなくなってしまいます。
    と言って、これを一々、一年に組み込んでいると、
    大晦日の除夜の鐘が鳴り終わってから5時間以上も待たされて
    「あけましておめでとう」と挨拶させられる羽目になります。
    多分これをやると、その5時間を気持ち悪く過ごすことになりますし、諸々の計算も面倒くさい。
    かと言って一日、24時間に細々とそのずれを入れてしまうと、毎日閏秒が発生することになり、
    これもまた、諸々の計算が面倒臭くなります。
    そこで、ずれが丸一日分貯まる4年目あたりで、暦にその一日分を増やして処理をする方法を採りました
    これが「閏年」と呼ばれるものです。

    ちなみにそれが何故2月29日と定められたかについてですが、
    これは単純に、それまで2月がたった28日と、明らかに他の月より日数が少なかったためです。
    何故、2月が他の月より日数が少ないのか? これはグレゴリオ暦の前に欧州で使われていた暦、
    「ユリウス暦」がユリウス・カエサルによって定められた後、
    元々太陰暦(月の満ち欠けの周期を一ヶ月とする暦。一年の日数がおよそ354日)によって、
    29日および30日と定められていた各月の日数を、2月を除いて増やしたり
    初代ローマ皇帝アウグストゥスが、
    「帝国作ったし、折角だから暦も変えよう。
    例えば8月を自分の名前(August)にして、あと、一日増やして。2月とか削って
    強引に日数を増やしたりした、その名残です。
    その後も歴代ローマ皇帝は、自分の名前を月名に付けようとしたり、一月の日数を動かしたりと、
    かなり大きなワガママを通そうとしたことが多々あったそうです。
    この一例を見ても、暦を制定すること、即ち時間を定めることができるのは強大な為政者である、その証と言えます。



    で、ここから双月暦について、ですが。
    この双月暦は、その名の通り赤と白、二つの月の公転周期を基にして制定された、「二重太陰暦」となっています。
    (現実には存在しません。火星ならありうるでしょうが)
    これを定めたのは、天帝教の初代教皇、ゼロです。
    前述の通り「暦を定める」と言う行為は、恐ろしく絶大な権力を持った唯一為政者、皇帝にしかできません。
    そのためゼロは「時間を司る者」、即ちタイムズ(Times)と畏怖の念を持って呼ばれ、それが家名となりました。

    こちらも一年の長さは、ほぼ365.25日となっています。
    (双月世界の天文学者たちが詳しく計測すれば微妙な誤差は出るでしょうが、概ねこの値とされています)
    一ヶ月の長さはすべて等しく、30日となっています。2月は削られたりしません。
    ただし、このままだと一年の長さが360日となり、
    現実の暦と同じく、年を重ねるごとに大きなずれが生じていきますが、
    天帝教ではこのずれを、「双月節」という一年の節目で調整しています。

    12月30日、双月世界では大晦日にあたる日の翌日から7日間は、
    「共に満月となった赤と白の月が逢瀬を楽しむ週」と定められ、
    1月1日~12月30日とは別に加算されています。この一週間を、「双月節」と呼びます。
    この一週間の数え方は、数字ではなく「双月節の天曜、双月節の火曜……」と言うように、
    曜日としても使用されている
    六属性、および天帝の「天」で表されます。
    言うなれば、「閏週」ですね。
    ただ、このままだと一年が367日となり、逆にずれが生じてしまうため、
    4年に一度
    「双月が隠れて逢瀬を行っていた」として、この7日間を削ります
    これが双月世界で言う、「閏年」となっています。

    ちなみに双月世界での一週間の呼び方ですが、「・火・氷・水・雷・土・風」としています。
    現実世界で言う「・月・火・水・木・金・土」に、それぞれ対応しています。

    「双月暦」の暦

    2012.04.23.[Edit]
    現実の暦と双月世界の暦「双月暦」の違いについて、こちらで詳しく解説します。半ば自分用のメモになっている点、ご容赦ください。まず、現実・現代の暦は「グレゴリオ暦」と呼ばれ、これは地球から見える、太陽の動きを基にして作られています。いわゆる「太陽暦」ですね。この太陽暦における一年は365日、もしくは366日とされています。この「一年」、誰もが「季節が一巡するまでの時間」、あるいは「地球が太陽の周囲を一周する...

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    白猫夢・荒野抄」および「白猫夢・崩都抄」において、
    「近代的兵器」として登場させた「回転連射砲」、つまりガトリング砲について、
    以下のようなご指摘を受けました。

     ・ガトリング式の機関銃には、ベルト式給弾システムは適していない
     ・ガトリング砲の発明よりも、ベルト式給弾システムのほうがたしか発明は後

    おっとと。
    僕の歴史考証がちょっと甘かったかも知れません(;´∀`)
    しかし「真剣に酔狂なことをする」を信条とする自分としては、
    この指摘を受けて「作中に登場した回転連射砲を(無理やりにでも)正当化できないだろうか」
    と負けん気を出しました。



    と言うわけで考察。

    まず、ソースはこちら。
    ウィキペディアの情報で恐縮ですが、

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%A0%B2
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%BE%E5%80%89
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E9%96%A2%E9%8A%83

    資料によれば、
    ①ガトリング砲は西暦1861年、②弾帯は機関銃とほぼ同時期に登場したとのことでした。
    また、③1862年にベルト給弾式のガトリング砲が製造されたものの、
    性能は非常に劣っていたため軍に採用されることはなかった
    、とのことでした。

    現実世界の歴史が丸ごと双月世界でも繰り返されるかどうかは定かではないですが、
    金火狐の研究者は③を地で行ったものと思われます。
    おそらく失敗作と判断して破棄しようとしたところで、アルトの手に渡ったようです。
    厳重に管理されたものを盗むのは困難ですが、
    雑多に捨て置かれたようなものを盗むのは、それより平易ですしね。
    おそらく双月世界でも、数年後には米軍に制式採用されたもの(1865年製)
    と非常に似通ったモデルが開発されるものと思います。



    この説なら納得していただける、……かなぁ。
    また疑問点やご指摘があれば追記、加筆修正するかも。

    考察;作中で登場した「回転連射砲」について

    2012.11.07.[Edit]
    「白猫夢・荒野抄」および「白猫夢・崩都抄」において、「近代的兵器」として登場させた「回転連射砲」、つまりガトリング砲について、以下のようなご指摘を受けました。 ・ガトリング式の機関銃には、ベルト式給弾システムは適していない ・ガトリング砲の発明よりも、ベルト式給弾システムのほうがたしか発明は後おっとと。僕の歴史考証がちょっと甘かったかも知れません(;´∀`)しかし「真剣に酔狂なことをする」を信条とす...

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    白猫夢・天謀抄 3」に関して、

    ヒットマンの報酬というものはどういう相場なのかはわかりませんが(中略)
    日本の平均年収にもならない程度では割にあわないような気もします


    というコメントをいただき、自分はこれに対し、次のように返答しました。

    自分もその方面の相場は詳しくなく、漫画「ゴルゴ13」で得た知識を元に算出しています。
    確かゴルゴの報酬は1回あたり10万ドル2013年5月現在で約1,000万)だったと記憶しています。


    しかしこの算定に関し3つの大きな間違いがあることに最近、気付きました。



    ①ゴルゴ13の報酬額
    これは完全に記憶違いでした。
    詳しく調べたところ、一件の狙撃・暗殺に対し、凡そ20万ドルで請け負っているとのこと。
    この時点で話が倍も違ってくるのですが、次の2点目によって、額が著しく異なっていることが判明。

    ②円ドル為替レートの変動
    そしてゴルゴ13が活動を始めた時期(つまり連載開始)は1968年。
    この時の円-ドル為替相場は、1ドル360円の固定相場制。
    この当時から20万ドルで仕事を請け負っていたと思われるため、
    このレートで換算しなければ話が成立しません。
    と言うわけで、この時点でゴルゴ13の報酬は20万ドル=7200万円であることが分かります。

    ③物価の変動
    さらにダメ押し。
    1968年の物価は現在(2012年)の0.56倍と、およそ半分。
    逆に言えば、当時の1万円は、現在の1万8千円弱となります。
    つまり正確にゴルゴ13の報酬を算出するとすれば、
    7200万円×1.78(0.56の逆数)=1億2800万円となります。



    なるほど……。
    確かに一国の要人を狙う仕事が、サラリーマンの年収と同額なわけがないですね。
    このデータを基に、加筆修正いたします。
    ご指摘、誠にありがとうございました。



    参考サイト:
    ゴルゴ13 (架空の人物)
    円相場
    昭和40年の1万円を、今のお金に換算するとどの位になりますか? :日本銀行

    考察;暗殺の報酬について

    2013.06.12.[Edit]
    「白猫夢・天謀抄 3」に関して、ヒットマンの報酬というものはどういう相場なのかはわかりませんが(中略)日本の平均年収にもならない程度では割にあわないような気もしますというコメントをいただき、自分はこれに対し、次のように返答しました。自分もその方面の相場は詳しくなく、漫画「ゴルゴ13」で得た知識を元に算出しています。確かゴルゴの報酬は1回あたり10万ドル(2013年5月現在で約1,000万)だったと記憶しています。...

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    「双月千年世界」の大きな特徴の一つとして、多彩な人種が混在していることが挙げられます。
    ただ、ファンタジーとしての一般認識と大きく異なる点がいくつかあり、
    それを「
    双月世界の種族と遺伝」としてまとめていました。

    しかしその記事が作成されてから既に4年が経過し、長期連載の宿命として、
    設定の追加・形骸化、もしくは事実上削除されてしまった点もあります。
    そこで今回、元記事で説明しきれていない部分を、この記事で改めて取り上げます。



    ●家系的な遺伝
    ・ゴールドマン家の「金と赤の毛並み(オーロラテイル)」や黄家女性の「三毛」など、
     身体的特徴が特定の家系において、優性遺伝的に色濃く現れる場合がある
    ・その他、「強い魔力を持っている」「左利きの人間が多い」など、
     先天的な特徴が何らかの条件下で、優性的に発現することは多い
     (この特徴が「白猫夢」における、ひとつのキーポイントになりますが、今はまだ秘密……)

    ●種族的な遺伝
    ・上記とは別に、裸耳や獣人には下記のような特徴が発現する

     ・短耳 : 他の種族に比べるとオールマイティな傾向がある。
            言い換えればどんな環境に対しても、非常に柔軟に対応できる。
     ・長耳 : 全種族中、最も強い魔力を有する。また、思考が精神性・協調性に寄っており、共感力も高い。
            魔術師や研究者向き。
     ・猫獣人: 五感が飛び抜けて鋭く、他の種族が気付けないようなものを悟れることがある。
            技術者や発明家、研究者、職人が多い。
     ・虎獣人: 高い身体能力と運動神経を持ち、また、食欲旺盛でグルメ。
            そのためか兵士や格闘家、アスリートになる一方で、料理人になる者が多い。
     ・狐獣人: 知能がズバ抜けて高く、複雑なモノを処理する能力に長けている。商人や研究者、魔術師向き。
     ・狼獣人: 体格に恵まれており、また、他の種族には真似できない、非常に強い集中力を発揮できる。
            兵士やアスリート、職人向き。
     ・兎獣人: 美術センスが非常に優れており、歴史的に有名な芸術品や有名ファッションブランドは、
            大抵彼らが関わっている。
     ・熊獣人: 全種族中最大の筋力・膂力を有しており、体格も一際大きい。
            兵士や格闘家、アスリート向き。

    ・とは言えその家系・種族であれば必ず発現すると言うことはなく、
     味音痴の虎獣人や鈍感な猫獣人、魔力のない長耳も時には現れる

    双月世界の種族と遺伝 補足1

    2014.01.02.[Edit]
    「双月千年世界」の大きな特徴の一つとして、多彩な人種が混在していることが挙げられます。ただ、ファンタジーとしての一般認識と大きく異なる点がいくつかあり、それを「双月世界の種族と遺伝」としてまとめていました。しかしその記事が作成されてから既に4年が経過し、長期連載の宿命として、設定の追加・形骸化、もしくは事実上削除されてしまった点もあります。そこで今回、元記事で説明しきれていない部分を、この記事で改...

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    自分で読んでて日程がピンと来なくなってきたので、
    ここで図解説明を入れておこうと思います。

    の前に、何点か注釈。
    まず、現実世界との「曜日」がまったく違うこと。
    現実の、日本における曜日は「・月・火・水・木・金・土」ですが、
    双月世界の曜日は「・火・氷・水・雷・土・風」となっています。
    また、現実世界の一ヶ月は28~31日ですが、双月世界は一貫して30日。
    そのため7月も、30日です。
    (この辺りの詳細は
    「双月暦」の暦にて)





    黄色に塗っているのが、作中で言及している日にち。
    こうして見てみると、改めて気付くことがいくつか。
    まず、エミリオが7月1日に休日出勤してる点。ワーカホリックですね。
    と言うか――僕自身もあんまり気に留めてなかったことですが――双月世界の休日っていつなんでしょうね……?
    その辺りはいずれ設定構築することにして、今のところは天曜が休日(安息日)とします。

    あと、ルーマが週1~2のペースで「ランクス&アレックス」に入り浸ってる点。
    よほどパンケーキが美味しいようです。それとも店の雰囲気が好きなのか。

    補足;双月暦570年7月のカレンダー

    2014.07.05.[Edit]
    自分で読んでて日程がピンと来なくなってきたので、ここで図解説明を入れておこうと思います。の前に、何点か注釈。まず、現実世界との「曜日」がまったく違うこと。現実の、日本における曜日は「日・月・火・水・木・金・土」ですが、双月世界の曜日は「天・火・氷・水・雷・土・風」となっています。また、現実世界の一ヶ月は28~31日ですが、双月世界は一貫して30日。そのため7月も、30日です。(この辺りの詳細は「双月暦」の...

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    ふと思い立ち、6年前に作った双月世界の地図をリメイクしてみました。
    ついでに物語ごとの、各都市の位置も添えてみたり。



    まずは「蒼天剣」の地図から。
    実は中央大陸と北方大陸をかなりうろうろと歩いていました、晴奈。
    中央大陸に至っては、それこそ端から端、央南最北端の青江から央北極北部のウエストポートまで。
    作中であれこれ語ってきた数々の武勇伝を抜きにしても、
    個人でこれだけの距離を、ほとんど徒歩で移動したと言うだけで、立派な業績と言う気がします。
    深夜特急並みの健脚です。

    双月世界地図;蒼天剣

    2015.06.13.[Edit]
    ふと思い立ち、6年前に作った双月世界の地図をリメイクしてみました。ついでに物語ごとの、各都市の位置も添えてみたり。まずは「蒼天剣」の地図から。実は中央大陸と北方大陸をかなりうろうろと歩いていました、晴奈。中央大陸に至っては、それこそ端から端、央南最北端の青江から央北極北部のウエストポートまで。作中であれこれ語ってきた数々の武勇伝を抜きにしても、個人でこれだけの距離を、ほとんど徒歩で移動したと言うだ...

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    昨日に引き続き、今回は「火紅狐」の地図。



    第1部~第2部の間に、フォコが故郷のカレイドマインからナラン島へと移動していますが、こうして地図上で見てみると世界半周分。
    物語の行間においても、相当の災難に見舞われていたようです。(やかましいおっさんと二人っきりで世界半周の船旅とか……)

    さらにその後は央北→北方→南海→西方→央中と、昨日褒めた晴奈が簡単にかすんでしまうレベルの、膨大な移動距離。
    直線距離で考えれば、作中だけで世界3周はしてるんじゃないでしょうか、フォコ。
    つくづく自分は、主人公に苦難の旅をさせてしまっているようです……。

    双月世界地図;火紅狐

    2015.06.14.[Edit]
    昨日に引き続き、今回は「火紅狐」の地図。第1部~第2部の間に、フォコが故郷のカレイドマインからナラン島へと移動していますが、こうして地図上で見てみると世界半周分。物語の行間においても、相当の災難に見舞われていたようです。(やかましいおっさんと二人っきりで世界半周の船旅とか……)さらにその後は央北→北方→南海→西方→央中と、昨日褒めた晴奈が簡単にかすんでしまうレベルの、膨大な移動距離。直線距離で考えれば、作...

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    双月世界地図紹介シリーズ、3つ目は「白猫夢」。



    前2つの地図に比べて、なんとすっきりしていることか。
    秋也も葵も「フェニックス」チームも白猫党も、相当の冒険・行軍をしてるはずなんですが……。
    第11部の情報を加えたとしても、地図上にこれ以上都市が追加される予定はなし。

    一つの都市内でのエピソードが多すぎたのか……?
    考えてみると、第11部も含めた物語のうち、約4分の1の部(第1、6後半、8部)でミッドランドが舞台となっていますし、
    残る4分の3の内、半分近く(第2、3、6前半、9部)は西方南部での話。
    「フェニックス」チームのエピソードも、トラス王国(イーストフィールド)での出来事がほとんど。
    前二作とは色々と異なる書き方をしているのですが、その影響がこんなところにも出ていたようです。

    双月世界地図;白猫夢

    2015.06.15.[Edit]
    双月世界地図紹介シリーズ、3つ目は「白猫夢」。前2つの地図に比べて、なんとすっきりしていることか。秋也も葵も「フェニックス」チームも白猫党も、相当の冒険・行軍をしてるはずなんですが……。第11部の情報を加えたとしても、地図上にこれ以上都市が追加される予定はなし。一つの都市内でのエピソードが多すぎたのか……?考えてみると、第11部も含めた物語のうち、約4分の1の部(第1、6後半、8部)でミッドランドが舞台となって...

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    久々にシュウさんとパラさんを介さず、解説記事を掲載します。

    ポールさんから「わかりやすい央北全土の行政区地図と、「白猫夢」での史実における戦役の展開を」とのご質問がありました。
    と言うわけで、内容を「『白猫夢』で起こった政変のまとめ」と拡大し、解説していきます。
    なお、
    ポールさんが描いた国境線と大分違っていますが、他意はありません。
    自分のイメージでかなりざっくり、適当に描いています。


    こちらがその地図。灰色の線は国境を表しています。



    ①超大国の崩壊以後

    まず「蒼天剣」と「白猫夢」の間の時代について。
    世界平定(天帝教初代教皇が達成したとされる、世界の政治的統一)を目論む超大国、
    第3次中央政府(通称『ヘブン』)の崩壊と「ヘブン王国」への体制一新に伴い、
    央北各地でヘブン王国からの独立や、影響力の弱い地域での実効支配などが立て続けに起こり、
    その結果、央北は40以上の国に分裂しました。

    「ヘブン」時代の遺産がそれなりにあったため、ヘブン王国の発行する通貨「ヘブンズ・クラム」の価値は保たれており、
    分裂後も央北内では事実上の基軸通貨としてクラムが使われていました。
    しかし40以上にも分かれた国々は、自分勝手な経済政策の断行や小規模な戦争を繰り返していたため、
    やがて央北全体の経済力が著しく低下。クラムもそれに引きずられる形で、次第に価値を落としていきました。

    それを危惧したヘブン王国の女王がクラムの価値を維持しようと画策するも、
    女王に反発する大臣たちが王子を担ぎ上げてクーデターを起こし、
    その上、大臣派が優勢と見た軍の大半がそちらに付いた結果、女王は討たれてしまいました。
    その後新たな国王となった王子は、当面の資金確保のために国土の一部を売却。
    しかし杜撰な算定の元、生産力のある地域を売却してしまったこと、
    そしてその地域が天帝教の政治的復権を目論む政治結社、「天政会」が購入したことから、事態は大きく変わります。



    ②天政会と新央北の対立

    天政会はヘブン王国から購入した土地を「セブロ市国」と制定し、取引所を設立しました。
    そしてクラム発行元であるヘブン王国の目の前で、クラムの価値をさらに貶めるような取引を乱発。
    クラムに重篤なインフレが起こり、元々から生産力が落ち込んでいたヘブン王国にとっては、これが致命傷になりました。
    いくらクラムを発行しても何も買えない状況となり、ヘブン王国は財政破綻。
    天政会の傘下に下るより他に、復興の道は無くなりました。

    基軸通貨発行国をも飲み込み、急速に勢力を拡大しつつある天政会の動向に危機感を抱いた央北東部、
    トラス王国は周囲の国と連携し、天政会に対抗できるような地域共同体「新央北」を築き、その宗主国となりました。
    すると今度は天政会が彼らの活動を疎んじ、陰に日向に妨害工作を仕掛けます。
    勿論、新央北もそれに対抗し、これが両陣営の戦いへと発展しました。

    あちこちで戦闘を繰り返した末、やがて両陣営は疲弊。
    和平交渉が行われ、央北にしばしの平和が訪れることとなりました。



    ③白猫党の台頭

    新央北側はトラス王国主導の元、堅実な復興を遂げ、順当に発展していましたが、
    戦争と交渉ですっかり弱腰になっていた天政会は、ヘブン王国に責任を丸投げ。
    経済手腕に乏しいヘブン王国は失策を繰り返し、クラムはふたたび価値を落としていました。

    そこへ現れたのが白猫党。
    彼らはヘブン王国を「合法的に」掌握し、管理下に置きました。
    さらには王国議会を牛耳っていた天政会の会員たちを騙し、全員を虐殺。
    この事実は白猫党自身の手により、央北中に喧伝されました。

    ところが天政会は報復に出ることを渋ったため、天政会の傘下国が抗議。
    両者が紛糾している最中、天政会の主要会員が全員行方不明になると言う異常事態が発生します。
    そのまま天政会は立ち消えとなりましたが、残された国々は白猫党への報復を誓い、「央北西部連合」として再度結束します。

    しかし飛ぶ鳥を落とす勢いで拡大を続ける白猫党と、元々単独では天政会の言いなりになるしか無かった連合とでは、
    国力、軍事力に雲泥の差がありました。
    連合はあえなく敗北し、白猫党に下ることとなりました。

    一方、流石の白猫党でもそのまま新央北とやりあえるだけの力は無く、
    両陣営はそのまま、にらみ合いの状況に入りました。



    ④「コンチネンタル作戦」と白猫党の南北分裂

    白猫党は央北ではそれ以上戦わず、央中、西方、央南へと版図を広げていきました。
    占領した地域や国はことごとく、生活や職業、言論などあらゆるものを統制・管理され、
    まるで国民全員を奴隷として扱うような体制を強いていました。

    それに義憤を燃やしたのがトラス王国第一王子、マーク・トラス。
    明晰な彼は白猫党に「コンチネンタル」と呼ばれる、ある作戦を仕掛けました。
    その作戦は見事に成功し、白猫党に甚大な混乱を引き起こしました。

    紆余曲折の末、白猫党は南北に分裂。
    南の白猫党はこれまで通り「白猫原理主義世界共和党」、通称「白猫共和党」。
    北の白猫党は「国家社会主義白猫党」、通称「社会白猫党」と名を変え、新たな戦いが始まりました。



    ちなみに双月世界小話「黒エルフの騎士団」と「赤虎亭日記」にて、
    「ペルシェビレッジ」あるいは「リモード共和国」と言う地名が出てきますが、こちらも央北の小国。
    ①の時点でどさくさに紛れて独立し、それ以来、新央北にも天政会にも白猫党にも属さず、中立を貫いています。
    央北には他にもこうした独立国が少なからず存在しており、
    すべての国が新央北か白猫党のいずれかに付いている、と言うわけではありません。

    補足;「白猫夢」における央北政治史

    2016.06.04.[Edit]
    久々にシュウさんとパラさんを介さず、解説記事を掲載します。ポールさんから「わかりやすい央北全土の行政区地図と、「白猫夢」での史実における戦役の展開を」とのご質問がありました。と言うわけで、内容を「『白猫夢』で起こった政変のまとめ」と拡大し、解説していきます。なお、ポールさんが描いた国境線と大分違っていますが、他意はありません。自分のイメージでかなりざっくり、適当に描いています。こちらがその地図。灰...

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    以前にポールさんからいただいたリクエスト「これまでの話に出てきた、各勢力の「旗」を教えてください」について、
    とりあえず現時点で思い付いたものを形にしてみました。
    今後、新たな組織や勢力が現れたり、アイデアがまとまったりしたら追加するかも知れません。

    まずはシリーズ全編を通して登場する、金火狐財団の団旗。

    一族の姓「ゴールドマン(Goldman)」の「G」と狐、
    そして彼らの毛並みをモチーフとしたデザインです。
    この話を書いていた辺りで、既にイメージは有りました。

    続いて「白猫夢」に登場した政治結社、白猫党の党旗。

    正式名称「白猫原理主義世界共和党」であることから、
    「猫」と「世界地図」をモチーフにしています。
    また、「白猫」が銀と黒のオッドアイであるため、右目だけ色が違います。
    背景はちょっと紫っぽい青色。いわゆる葵色ですね。
    ちなみに白猫党員は全員、同様のデザインのバッジを着けています



    以下、双月世界の三大宗教。
    まずは(央北)天帝教。

    通称「スリップクロス」。
    長い間彼らの本拠地だったクロスセントラルと
    近隣の主要都市とを線で結ぶとこう言う形が浮かぶことから、
    このちょっと斜めの十字架が彼らのシンボルになりました。

    続いて央中天帝教。

    央中天帝教の主神、エリザさんが好きだった蓮の花をモチーフにしたデザイン。

    最後に黒炎教団。

    教団の現人神、克大火のイメージ「火」と「黒」、「鴉」がモチーフとなっています。

    雑記;旗について

    2016.07.06.[Edit]
    以前にポールさんからいただいたリクエスト「これまでの話に出てきた、各勢力の「旗」を教えてください」について、とりあえず現時点で思い付いたものを形にしてみました。今後、新たな組織や勢力が現れたり、アイデアがまとまったりしたら追加するかも知れません。まずはシリーズ全編を通して登場する、金火狐財団の団旗。一族の姓「ゴールドマン(Goldman)」の「G」と狐、そして彼らの毛並みをモチーフとしたデザインです。この...

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    かねてよりポールさんが、「白猫夢」を基盤としたテーブルゲームを開発しようとされているので、
    自分も旗のデザインや政治背景などを考えていました。
    で、今回は国旗を考えるとともに、トピックや設定を追加。



    まず、ヘブン王国の国旗。

    「蒼天剣」においても触れていますが、この国は元北方軍人だった日上(ヒノカミ)中佐が央北の超大国、
    通称「中央政府」を陥落させて新たな政治組織、通称「ヘブン」に編成し直した経緯があります。
    そこで日上中佐(を表す「太陽」)が「中央政府を打ち倒した」ことを、
    中央政府(と関係が深い央北天帝教)のシンボルだった「スリップクロス」を塗り潰すことで、国旗として示しています。
    その後「ヘブン」は滅び、ヘブン王国と複数の小国に分裂することとなりますが、
    国旗自体はそのまま、ヘブン王国に受け継がれています。

    次はトラス王国。

    前述した通り、「ヘブン」崩壊後にいくつかの小国が分裂・独立を果たしました。
    トラス王国もこの例に漏れず、崩壊時のどさくさに紛れて独立しています。
    そう言う経緯があるため、「ヘブン」およびその後のヘブン王国と袂を分かったことを示すように、
    「スリップクロス」の左半分を裂き、右半分(東方向)の線を延長した上、
    その線上、トラス王国首都であるイーストフィールドがある辺りに心臓が来るよう、
    狼のモチーフをおごっています。

    さらに繰り返しますが、「スリップクロス」はかつての超大国、中央政府のシンボルでもありました。
    そのため「ヘブン」崩壊後、分裂・独立した諸国の多くはトラス王国と同様、
    この「スリップクロス」を弄り、貶める形で国旗をデザインしています。
    これは後にトラス王国がその舵取りを務める地域共同体、「新央北」の旗にもその流れが汲まれており、
    「スリップクロス」の右半分が、トラス王国の国旗と同様に用いられています。
    さらに新央北の初期参加国が3ヶ国だったことから星が3つ描かれ、そしてそれぞれの国旗の色が使われています。

    ちなみにトラス王国の国旗の色(赤)の面積が一番大きい理由は、宗主国だから。
    (恐らくは発起人のショウ・トラス卿がそう言って、めっちゃゴネたんでしょうね)

    ついでにリモード共和国。

    これまではちょっと番外編「双月世界小話」で多少名前が出たくらいで、
    大して重要度も高くなく、あんまりピックアップしていないところですが、
    次々回作で取り上げようかとうっすら計画しているので、今のうちに作っておきます。
    例によって「スリップクロス」弄りと、
    初代大統領である猫獣人、ペルシェ・リモード卿のイメージカラーの橙色がモチーフ。

    雑記;旗について その2

    2016.07.12.[Edit]
    かねてよりポールさんが、「白猫夢」を基盤としたテーブルゲームを開発しようとされているので、自分も旗のデザインや政治背景などを考えていました。で、今回は国旗を考えるとともに、トピックや設定を追加。まず、ヘブン王国の国旗。「蒼天剣」においても触れていますが、この国は元北方軍人だった日上(ヒノカミ)中佐が央北の超大国、通称「中央政府」を陥落させて新たな政治組織、通称「ヘブン」に編成し直した経緯があります...

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