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    【  2008年10月  】 

    蒼天剣・指導録 1

    蒼天剣 第2部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、31話目。頼りない後輩くん。1. 免許皆伝を果たしてから、晴奈の環境は変わり始めていた。 まず、第一に。師匠、柊と一緒に過ごす時間が減った。「また、別な子の指導を頼まれちゃって」「そうですか。では、私の弟弟子、となるわけですね」 柊が新たな門下生に指導を行うこととなり、免許皆伝の身、即ち「教えるもの無し」である晴奈と付き合う時間は、相対的に減るからである。 とは言え晴奈もそれを寂しく思うよ...全文を読む

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    蒼天剣 目次(第1部;立志・修行編)

    双月千年世界 目次 / あらすじ

    2008.10.07 (Tue)

     黄輪雑貨本店 総合目次感想用掲示板- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -「蒼天剣」地図- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -キャラ紹介双月世界の魔力・魔術観について双月世界の種族と遺伝 補足1双月世界の戸籍「双月暦」の暦- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -あらすじ蒼天剣・立志録1 2 3 4 5 6蒼天剣・縁故録1 2 3 4蒼天剣・血風録1 2 3 4蒼天剣・紀行録1 2 3 4蒼天剣・手本録1 2 3 4蒼天剣・討仇録1 2 3 4- ...全文を読む

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    蒼天剣・烈士録 4

    蒼天剣 第2部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、30話目。お説教。4. 堂の戸が、すっと開かれる。重蔵がニコニコと笑みを浮かべながら、堂に入ってきた。「おう、おう。起きておったな、晴さん」 晴奈は一瞬重蔵に顔を向け、すぐに目の前で刀を構えていた「自分」の方に視線を戻した。だが、既にそこには誰もいない。辺りを見回しても、人の姿は重蔵だけである。 この24時間の間戦ってきた者たちは、どこにもいなかった。「さて、聞こうかの。晴さん、この試験は...全文を読む

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    蒼天剣・烈士録 3

    蒼天剣 第2部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、29話目。本当の敵とは。3. さらに時は過ぎ、十余時間が経過した。「ひゅー、はぁー」 もはや、呼吸もままならない。ひとり言をしゃべる気力も失せた。具足や篭手、脇差もとっくに使い物にならなくなっており、残っているのは刀一振りと胸当て、そして道着だけである。(まだか? まだなのか? まだ、時間は……!?) 途中、この異変に気付いて誰か来るのではと、淡い期待も抱いていたのだが、どう言うわけか焔流の...全文を読む

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    蒼天剣・烈士録 2

    蒼天剣 第2部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、28話目。免許皆伝試験。2. 晴奈と柊の戦いから3時間ほど後、晴奈は柊に連れられ、家元である重蔵の前に並んで座っていた。「ふむ、そうか。晴さん、師匠に追いつきなすったか」 重蔵は腕を組み、何かを考え込む様子を見せる。 やがて決心したように、ぱたりと膝を打った。「ようやった、晴さん。良くぞ6年と言う短い歳月で、そこまで己を磨き上げたものじゃ」「は、はあ。ありがとうございます、家元」「じゃが、...全文を読む

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    蒼天剣・烈士録 1

    蒼天剣 第2部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、27話目。晴奈の昇華。1. 人を含め、何物においても、何のきっかけも無しに、突然その姿や性質が変わることは無い。 黄晴奈にしても、元は単なる町娘である。 その「ただの人」であるはずの彼女に、周囲が思いもよらぬような変化を与えたのは、焔流の剣士である柊雪乃だった。 彼女との出会いが晴奈にただならぬ衝撃を与え、剣士としての道を歩ませることとなったのだ。 その後も晴奈には、「きっかけ」が連続して...全文を読む

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    蒼天剣・討仇録 4

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、26話目。殴り込み。4. 今宵は双新月――白い月も、赤い月も見えない、そんな夜である。 月の光の無い真っ暗な夜道を、二つの影が滑るように進む。その影は青江の海岸線に沿って進み、恐るべき速さでかつて友が住み、今は仇に奪われた屋敷に走っていく。 友の仇を討ち取るために。 道場のど真ん中で酒を飲み、肴を食い散らしていた島は、ぞくっと身震いする。「……な、なんだ? この気配は」 腐ってもまだ、一端の剣...全文を読む

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    蒼天剣・討仇録 3

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、25話目。思い出話、恨み話。3.「はあ……」 宿に戻ってからずっと、柊は机に頬杖を付き、ため息を漏らしている。「楢崎殿、一体どこへ行ってしまったのでしょうね。ご無事だと良いのですが」「もしかしたら……」 柊は顔を青ざめさせ、こんなことをつぶやく。「本当に負けたことを恥じ、自害した、……なんてこと、無いわよね」「し、師匠?」 縁起でもないその言葉に、晴奈は目を丸くする。「だから『無い』ってば。楢崎...全文を読む

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    蒼天剣・討仇録 2

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、24話目。いなくなった友人。2. 青江の街を海岸に沿って進みつつ、柊はこの街で道場を開いていると言うその人物について説明してくれた。「彼の名前は楢崎瞬二。短耳で、わたしの9つ上の36歳。 今から7年前、焔流の免許皆伝を得て紅蓮塞を離れ、それ以来ずっとここに住んでいるの」「なるほど」 郊外の住宅街に差し掛かったところで、柊が道の向こうにある大きな建物を指差す。「あそこが道場。さ、行きましょ」...全文を読む

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    蒼天剣・討仇録 1

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、23話目。はじめての二人旅。1. 青い海。蒼い空。そして対照的な白い雲。「わあ……!」 岬に立っていた晴奈は、感嘆の声を上げた。 その様子をクスクスと笑いながら眺めつつ、柊が教えてくれる。「この絶景が、青江の由縁ね。『し』の字に広がる中央大陸の最東端で、北方の大陸とほぼ、南北の直線状にある街なの。 間には大陸も大きな島も無いから、北方からの冷たく澄んだ海流が、さえぎられることなく流れ込んでく...全文を読む

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    蒼天剣・手本録 4

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、22話目。小旅行のはじまり。4. 翌朝、柊と晴奈は昨日の酒宴など無かったかのように、黙々と食事を取っていた。「……」「……」 一足先に柊が食べ終え、茶をゆっくりと飲み始める。そして晴奈が食べ終わったところで、柊が口を開いた。「どこに行こっか?」「え?」 何の話か分からず、晴奈が聞き返す。「ほら、夕べ話してた、旅の話。さっと行って、さっと帰れるところがいいわよね」「ああ……。えーと、その、どこがい...全文を読む

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    蒼天剣・手本録 3

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、21話目。師匠を酔わせてどうするつもり?3.「見事な居合い抜きじゃったな、雪さん」 勝負を終え、汗を拭っていた柊の元に、重蔵がニコニコしながらやって来た。「いえ、まだまだです」「謙遜せずとも良い。まさに一撃必殺――胸のすくような、ほれぼれする技じゃった」 重蔵にほめちぎられた柊は、顔をほんのり赤くして頭を下げた。「恐縮です」 師匠をほめられ、晴奈も嬉しくなる。「お疲れ様でした、師匠」「ありが...全文を読む

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    蒼天剣・手本録 2

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、20話目。柊雪乃の四番勝負。2. バン、と力任せな音を立ててその熊獣人の男が入ってきた。「よう、ヒイラギ」 人を端から見下した目つき、胸を反らした尊大な態度、そして央南ではあるまじき、屋内での土足――どこからどう見ても、まともな性格と礼儀を持った人間には見えなかった。 そしてその口から出てくる言葉も、彼の態度がそのまま現れていた。「今度こそ、俺の方が強いと証明しに来たぜ。さあ、勝負しやがれ!...全文を読む

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    蒼天剣・手本録 1

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、19話目。不機嫌な師匠。1.「柊雪乃と言う女性はとてもよくできた人だ」、と晴奈はいつも思っている。 エルフに良く見られる儚げで華奢な容姿と、気さくで面倒見が良く、温かい雰囲気を併せ持っている。 そして何より一流の女剣士であり、その強さは彼女の二つと無い魅力である。「美しく」、「優しく」、そして「かっこ良くて」「強い」――晴奈にとって師匠、柊雪乃は何よりも、どんな人物よりも手本にしたいと心から...全文を読む

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    蒼天剣・紀行録 4

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、18話目。異国からの招かれざる客。4. 柊から世界の話を一通り教わった後も、晴奈は彼女から、あちこちを旅した話を面白おかしく聞いていた。「……でね、その時に会った『狐』と『狼』が、本当に仲が悪くて」「ふふ……」 央中で出会った商人たちのケンカの話に移り、柊が懐かしそうに話していたところで――。「……あ」 突然、柊が神妙な顔になり、話を止めてしまった。「どうされたのですか?」「ちょっと、ね。嫌な奴の...全文を読む

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    蒼天剣・紀行録 3

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、17話目。地域と種族。3. 柊は地図の上部分に引いた線のさらに上を指し、話を続ける。「央南、央中と来たから、次は央北――中央大陸北部の話。 ここは『天帝と政治の世界』。世界最大の宗教である天帝教と、中央大陸北中部や西方大陸に影響力を持つ巨大な政治組織、『中央政府』の本拠地ね」「中央、政府?」 あまりに物々しい語感に、晴奈は胡散臭さを覚える。「まあ、向こうとこっちでは、言葉のズレがちょっとある...全文を読む

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    蒼天剣・紀行録 2

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、16話目。柊師匠の地理講座。2. 柊は自分の日記を取り出し、パラパラとめくりながら話し始めた。「そうね……、世界の有名どころは、ほぼ回ったかしら。世界の中心、クロスセントラル。世界一の大都市、ゴールドコースト。それから……」「あ、あの、師匠」 晴奈は慌てて手を挙げ、話をさえぎる。「ん?」「すみません、私は、その、世俗に疎いと言いますか、地理に明るくないと言いますか、……央南から出たことが無いもの...全文を読む

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    蒼天剣・紀行録 1

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、15話目。ふわふわ毛玉。1. 目の前をふわりと通りかかった「毛玉」を見て、晴奈は驚いた声を上げた。「えっ」「はい?」 と、「毛玉」がくるん、と隠れる。「あの、何か?」「あ、いえ。何でも」「はぁ……? その「毛玉」の持ち主は首を傾げたが、晴奈が何も言わないので、けげんな顔をしたまま通り過ぎる。 その場に残った晴奈は口を抑え、顔を赤くして――ここ最近の彼女らしからぬ口調で――ぽつりとつぶやいた。「か...全文を読む

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    蒼天剣・血風録 4

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、14話目。戦いが終わって……。4.「……!」 晴奈は目を覚まし、飛び起きた。 と同時に額に鋭い痛みが走り、顔をしかめる。「く、……ぅ」「大丈夫、晴奈ちゃん?」 すぐ横に、心配そうな顔を見せる橘が座っていた。どうやら、倒れた晴奈の看病をしてくれていたらしい。「た、戦いは!?」「終わったわよ。無事に追い払ったわ」「そ、そう、です……、か」 晴奈は安堵とも、後悔とも、羞恥とも取れる、複雑な感情を覚え、た...全文を読む

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    蒼天剣・血風録 3

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、13話目。因縁の発端。3. 戦いは時間が経つごとに、激しさを増していく。一体何百人、いや、何千人いるのか――教団員は続々と、絶え間なく侵入してくる。 最初の頃は威力が高い反面、長めの呪文や大掛かりな動作を伴う術を使っていた橘も、威力は低くなるが、時間をかけずに発動できる術で応戦し始めており、余裕が無くなっているのが伺える。 柊もあちこちを走り回り、立て続けに教団員たちを切り捨てている。いつも...全文を読む

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    蒼天剣・血風録 2

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、12話目。姉御魔術師再登場。2. 紅蓮塞は中核となる本丸を囲むように、大小50程度ある修行場と、さらにその倍ほどの宿場・居間が連なっている。 普段はその字面の通りに修行の場、居住区として機能しているが、有事の際にはその様相は一変し、要塞としての働きを見せる。 それが紅蓮塞の、「塞」たる所以である。 襲撃の報せから数日も立たないうちに、紅蓮塞の守りは堅固なものとなった。塞内のいたるところに武...全文を読む

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    蒼天剣・血風録 1

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、11話目。黒と赤の炎。1. 央南と央中、その二地域を分かつ屏風山脈に、ある組織の総本山がある。 その名は「黒炎教団」。伝説の奸雄、克大火(カツミ・タイカ)を神と崇める集団である。 克大火――年齢・種族不詳。 名前から央南の生まれと推察できるが、どこの地方かまでは不明。魔術と剣術の達人であり、色黒の肌を漆黒の衣服と洋風の外套で覆った、長身の男性だそうである。 巷のうわさに曰く、「200年近く前...全文を読む

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    蒼天剣・縁故録 4

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、10話目。親子の雪解け。4. 晴奈の戦いぶりにすっかり圧倒されてしまったらしく、仕合が終わった後も紫明は、呆然と立ち尽くしていた。「あ、の……、父上?」「……」 晴奈が呼びかけてもぽかんとしたまま、反応が無い。「父上」「……」「……お、お父様」「あ、……う、うむ」 ようやく我に返り、紫明は娘の顔をじっと見つめてきた。「何だか、魂を抜かれた気分だ。まさかあれほど苛烈な戦い方を、お前がするとは」「あれが...全文を読む

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    蒼天剣・縁故録 3

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、9話目。晴奈の初戦。3. 応接間での一悶着から10分ほど後、晴奈たち師弟と紫明は重蔵に連れられて、ある修練場に集められた。「えっと……」 晴奈はそこで、重蔵から真剣を渡される。「仕合と言うやつじゃ。丁度いい手合いがおったのでな」「手合いって……」 柊が神妙な顔で、その「相手」を眺める。「小鈴じゃない」「どーもー」 その相手は柊に向かって、ぺら、と手を振る。もう一方の手には鈴が大量に飾られた杖...全文を読む

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    蒼天剣・縁故録 2

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、8話目。親がでしゃばると、子供は恥ずかしい。2. 客間の前に着いたところで、晴奈はそっと戸を薄く開ける。 戸の向こう側には、恰幅のいい猫獣人の男が正座している。それは間違い無く晴奈の父、黄紫明だった。「はあ……」 見ただけで、晴奈の心は重苦しく淀んでいく。そこで後ろにいた柊が、そっと晴奈の肩に手をかけた。「まあ、あなたの気持ちも分からなくはないけれど……。 でも、いずれはこうなることと、それ...全文を読む

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    蒼天剣・縁故録 1

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、7話目。朝練。1. 焔流に入門して以降、晴奈は急速に、剣士としての力を付けて行った。 元来、強い魔力を持つと言われる猫獣人であり、その資質が火の魔術剣を真髄とする焔流と親和性が高かったことは確かだが、それを差し引いても、師匠である柊の指導や鍛錬が行き届いていたからだろう。 その日も二人は、早朝から稽古に打ち込んでいた。「えいッ!」「やあッ!」 二人の木刀が交錯し、カンと乾いた音が、他に人...全文を読む

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    蒼天剣・立志録 6

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、6話目。剣士への第一歩。6. 晴奈はもう一度、頭の中を整理する。(だって、試験、なんだから。 重蔵先生は特に仰ってなかったけれど、柊さんもここの剣士なんだから、以前に試験を受けているはず、よね? じゃあ、ここに入っている、……よね? だったら、鬼が出るって言うのも、襲うって言うのも知っていたはず。それなら身を護るために、防具なり武器なり、装備しているはず――例え歯が立たないとしてもー―でも柊さ...全文を読む

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    蒼天剣・立志録 5

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、5話目。入門試験。5. 晴奈は剣道着に着替えさせられ、とあるお堂の中央に座らされた。そして横には、同じように剣道着姿の柊がいる。 晴奈たちの前に重蔵が立ち、試験について説明する。「まあ、やることは至極簡潔なものじゃ。ただ座禅をしてもらう、それだけ。 3時間じっとする、それ一つのみ。簡単じゃろ?」「は、はい……」 晴奈はまだ少し緊張が取れず、恐る恐る答える。そんな晴奈を見て、重蔵はニコニコと...全文を読む

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    蒼天剣・立志録 4

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、4話目。和風魔術剣。4. 2日歩き通し、晴奈はようやく街道を進んでいた柊に追いついた。「……!?」 あちこち土で汚れ、擦り傷だらけになった晴奈を見て、柊はとても驚いた目を向ける。「えっと、……晴奈ちゃん?」「はい!」「どうしてここに?」「柊さん。私を、……私を、弟子にしてください!」 晴奈はいきなり柊の前に座り込み、深々と頭を下げた。「ちょ、ちょっと、晴奈ちゃん。あの、困るわ。私も、修行中の身...全文を読む

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    蒼天剣・立志録 3

    蒼天剣 第1部

    2008.10.07 (Tue)

     晴奈の話、3話目。三毛猫姉妹。3.「大丈夫、晴奈ちゃん?」 柊が心配そうに晴奈の手のひらを覗き込み、手当てをしてくれている。「え、ええ」 先ほどの騒ぎが一段落したところで、柊がケガをした晴奈に気付き、落ち着いた場所まで連れて行ってくれたのだ。 流石に魔力の高いエルフらしく、柊は治療術ですぐに傷を治してくれた。「ありがとうございます、柊さん」「いえいえ、礼を言われるほどのことじゃないわ」 そう言って...全文を読む

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