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    【  2008年10月  】 

    蒼天剣・琴線録 6

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第61話。消える風景、現れる偶像。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -6. 晴奈は元来た通路を、日記を抱えたまま戻っていく。 そして、出入り口に来たところで――。(うわっ!?) 晴奈は口を押さえ、前を向いたまま、静かに後ずさった。(……ま、まあ、仲が戻ったようで何よりか) 晴奈と良太、そして雪乃は重蔵のところへ戻った。「家元。この日記、拝読いたしました。 最後の頁に『追伸の、追伸。この日記...全文を読む

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    蒼天剣・琴線録 5

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第60話。良太の愛、雪花の愛。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -5.「知ってしまったのね……」 物陰から柊が現れた。まるで人形のように無表情な顔から、ポタポタと涙が流れている。「ゆ、雪乃さん」「……」 一言発したきり、柊は何もしゃべらない。「その、僕はあなたを助けようと……」 良太が何か言おうとするが、言葉にならない。「……その、あのっ」「もういいわ」 凍りつくような声で、柊が良太の弁明をさ...全文を読む

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    蒼天剣・琴線録 4

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第59話。古い日記。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -4.「482年 6月10日 雨 焔先生との商談もまとまり、ようやく一息つける。 この後はどうしようか。大月に戻ってもいいが、掘り出し物を見つけに弧月へ向かうのも、紅蓮塞からなら近い。 どうせ帰っても一人だ。それならいっそ、小旅行気分で弧月に行くのも悪くない。 決めた。弧月に行こう。 482年 6月19日 曇り ようやく弧月に着いた...全文を読む

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    蒼天剣・琴線録 3

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第58話。あの建物の、裏の顔。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3. 何日も費やした錠探しが空振りに終わり、晴奈と良太は憔悴した顔を並べていた。「他に、倉ってありましたっけ?」「私の知る限り、無いな」「……本当に、これにはまる錠があるんでしょうか?」 そんなことをつぶやいた良太に、晴奈が目をとがらせる。「まさか、家元が嘘をついたとでも?」「そうは言ってませんけど、でも、鍵が合う箱が無い...全文を読む

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    蒼天剣・琴線録 2

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第57話。謎が謎を呼ぶ。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2.「姉さん……」「ど、どうした良太? またボタボタと……」 自分の部屋に飛び込んできた良太を見て、晴奈はぎょっとした顔をする。「姉さん、僕、どうしたら……」「待て、落ち着け良太。何がなんだか分からぬ」「雪乃さんが、ひっく、ダメって、うえっ、あの本、そのっ、……ひいいー」「……何が何やら」 話にならないので、とりあえず晴奈は良太を部屋に...全文を読む

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    蒼天剣・琴線録 1

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第56話。逆鱗、ふたたび。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. 双月暦513年、秋。 柊と良太の仲が公認になり、半年が過ぎた。 初めはお互い恥ずかしがって、手も握らないような状態だったが、今では紅蓮塞の市街地、宿場町を散策するなどして、その仲を深めていた。「何だか、あっと言う間」「え?」 良太の横にいた柊が、どこかから流れてくる温泉の湯気を見てぽつりとつぶやいた。「どうしたんです、...全文を読む

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    蒼天剣・懸想録 4

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第55話。志の始末。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -4.「うーん」 良太は腕を組んでうなっている。 晴奈の部屋に集まった三人は、重蔵の言葉を考えて――と言うより、晴奈は薄々、その答えはつかんでいるし、橘も解している様子を見せている。 晴奈と橘は悩む良太をよそ目に、柊のことを話していた。「それにしても雪乃と家元さん、何の話をしてんのかしらね?」「さあ……? 案外打ち解けて、酒でも呑んでい...全文を読む

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    蒼天剣・懸想録 3

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、54話目。祖父の沙汰。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3. 柊が告白した直後、一同は重蔵の部屋に集められ、並んで重蔵と向かい合う形で座らされた。「珍しく雪さんが大声で何か叫んでおるから何かと思うたが、……うーむ、そうか。 まだわしも動揺しておるが、……まず、そうじゃな。確認させてもらおうかの、雪さん」「は、はいっ」 柊が指名され、半ば裏返った声で返事をする。「あ、いやいや。落ち着きなさ...全文を読む

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    蒼天剣・懸想録 2

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第53話。オクテの告白。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2. 先に書庫へ着いたのは、柊と橘だった。「良太はどこ?」 橘は中を覗き、まだ晴奈たちが到着してないことに舌打ちする。(あっちゃー……、早く着すぎたわ) 橘はどうにか機転を利かせ、柊を書庫に入れさせようとる。「奥じゃない? もしかしたら手持ち無沙汰で、本を見てるかも」「そう……」 柊は素直に信じ、中に入ろうとした。 が、そこで足を...全文を読む

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    蒼天剣・懸想録 1

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第52話。キューピット2人。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. 黒炎の襲撃から、2日後。 晴奈は橘から呼ばれ、彼女が得た柊についての情報を聞かされていた。「なんと。師匠も、良太のことを?」 橘の言葉に、晴奈は目を丸くする。その反応に対しても、橘は面白がっているようだ。「そ、そ。だから実際、両思いなのよね。 で、良太くんは今どうしてんの? 襲われかけたって聞いたけど」「ええ、どうにか...全文を読む

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    蒼天剣・鞭撻録 4

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第51話。指導・鞭撻、合わせて深く教えること。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -4. 結局奇襲戦法も実らず、教団は今年もすごすごと引き上げた。「くそ、南から攻めろなんて叔父貴め、適当なこと言いやがって」 ウィルバーはブツブツ文句を言いながら、帰路に就いていた。まだズキズキと痛む鳩尾をさすりながら、ウィルバーは晴奈のことを思い返す。「いてて……。あの猫女め、今度は真っ向から邪魔しやがった...全文を読む

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    蒼天剣・鞭撻録 3

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第50話。黒炎の再襲撃。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3. 晴奈の予測は、現実になった。 と言っても、悪い方の予測である。「また、黒炎が攻めてきそうだ……!」「またか!? まったく、面倒臭くてかなわん!」「焼き払ってくれるわ!」 黒炎教団襲来の報せを受け、塞内では迎撃の準備が行われていた。「来るんですか?」 この騒ぎを聞きつけた良太は、柊に詳しい話を聞いていた。「ええ、そのようね。...全文を読む

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    蒼天剣・鞭撻録 2

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第49話。晴奈、撃沈。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2. 双月暦513年の早春。 晴奈は20歳、良太は17歳になっていた。 入門したての頃はひ弱ですぐにばてていた良太だったが、柊師弟の指導のおかげで、今では年相応に筋肉もつき、他の門下生と見劣りしないまでに成長していた。「うん。強くなったな、良太」 良太に稽古をつけていた晴奈は、一段落したところで良太をほめた。良太は嬉しそうにぺこ...全文を読む

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    蒼天剣・鞭撻録 1

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第48話。衝撃の告白。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. 晴奈が黒荘から紅蓮塞に戻って、数週間が過ぎた時のこと。 晴奈は書庫の中で、いきなり告白された。「好きなんです」「は?」 晴奈はぽかんとしてしまう。目の前にいる、顔を真っ赤にした良太を見て、後ろを振り返り、もう一度前を向き、猫耳を掌でポンポンと叩いて問い直す。「すまない、良太。もう一度、言ってくれないか?」「ですから、あの、...全文を読む

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    蒼天剣・遭賢録 3

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第47話。賢者の名前と、何かのフラグ。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3. 8日ぶりに戻ってきた晴奈を見て、柊は安堵のため息を漏らした。「良かった……! 晴奈、無事に戻ってきたのね」「はい。ご心配を、おかけいたしました」 晴奈は深々と、頭を下げた。その様子を見て、柊は不思議そうな顔をする。「ん? 晴奈、何かあった?」「……いえ。特に、何も」 紅蓮塞に戻ってからすぐ、晴奈は精神修養を積む...全文を読む

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    蒼天剣・遭賢録 2

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第46話。賢者との遭遇。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2. 小屋の外に出た晴奈は辺りを見回してみる。どうやら黒荘の外れらしく、少し離れたところに人家が見える。「ホラ、突っ立ってないでさっさとそっちに行くね」 すぐ後ろにエルフが立ち、背中をバシッと叩いてくる。「……」 偉そうに振舞うエルフに、晴奈の怒りはさらに膨れる。 開けた場所に出たところで、エルフはどこからか杖を取り出し、気だる...全文を読む

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    蒼天剣・遭賢録 1

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第45話。夢のお告げ?- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. ある日、晴奈は気がかりな夢を見た。 その夢の中で、晴奈は15歳に戻っていた。場所は嵐月堂、かつて黒炎教団と戦ったあの場所である。「……? 教団員たちは、どこに?」 夢の中だからか、記憶は混乱している。 周りに尋ねようとしたその時、晴奈の目の前を、とても懐かしく、長い間気にかけていた者が横切った。「め……」 声を出そうとした瞬間...全文を読む

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    蒼天剣・逢妖録 9

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第44話。三人旅の終わり。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -9. 確かめるまでもなく、イチイは死んでいた。 この惨状――何者かによる、凄絶な「死刑執行」に恐れをなした自警団員たちは、緘口令を敷いた。妖怪が出たこと自体は隠さなかったものの、この地で捕まえたこと、殺されたこと、そしてその正体について、一切口を閉ざすことにしたのである。 この結末に、晴奈も良太も不満を感じてはいたが、どこから...全文を読む

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    蒼天剣・逢妖録 8

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第43話。見えない敵の片鱗。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -8.「来い、白狐」 体を傾けたまま、晴奈が刀の先を向けて挑発する。その挑発にイチイが乗り、叫びながら飛び込んできた。「『火射』ッ!」 晴奈の刀から炎が走る。凍てつく空気を切り裂き、燃える剣閃がイチイへと飛んで行く。 しかし、どうやら完全な獣になっても魔術は使えるらしく、イチイのすぐ手前に透明な壁が現れ、そこで炎が阻まれ四散...全文を読む

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    蒼天剣・逢妖録 7

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第42話。妖狐との再戦。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -7.「……え?」 思いもよらない大狐の言葉に、良太はぽかんとする。「た、助けてほしい? って?」 良太の問いに答える代わりに、大狐は自分の名を名乗った。「しょ、……うせい、あま、……あ、ら……、い、ち……と、もう……、す」「あまあら、いち?」「ああ、はら……、ちい」「ああはら、ちい? ……あまはら、いちい? アマハラ・イチイさん、ですか?」 ...全文を読む

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    蒼天剣・逢妖録 6

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第41話。きょうだい。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -6. 散歩から戻ってきた柊は、すっかりいつも通りの優しげな顔に戻っていた。「お待たせ、二人とも。さあ、巡回に行きましょ」 その顔を見て、晴奈も良太もほっとした。(良かった、機嫌が戻ったようだ。 まったく、普段怒らぬこの方にあんな態度を見せられると、ヒヤヒヤしてしまうな) 巡回が始まる頃には、短い日差しで若干温くなった空気も、もう...全文を読む

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    蒼天剣・逢妖録 5

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第40話。師匠の逆鱗。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -5. 正午少し前に、晴奈たちは自警団の会議に参加した。昨夜取り逃がした大狐を、もう一度捕まえようかどうか話し合っているのである。「思ったよりてこずった、と言うか」「難しいな、捕まえるのは」「あの動きに加え、魔術まで使われては……」 昨夜の失敗で、自警団内の空気は重苦しく淀んでいる。「しかし、決して倒せないと言うわけではない。現に、...全文を読む

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    蒼天剣・逢妖録 4

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、第39話。梶原夫婦の事情と、柊一門の寝相。4. 結局あの大狐は捕まえられず、また、凍傷によるケガ人こそ出たものの、凍死した者はいなかった。 双方大きな被害の出ないまま、今回の討伐作戦は失敗に終わった。 帰宅した四人を、棗は簡単な食事と熱いお茶で労ってくれた。「皆さん、お疲れ様でした」 差し出された茶を受け取りつつ、謙は壁の時計を見て、呆れた声を上げる。「うわ、よく見りゃもう朝方じゃねえか。...全文を読む

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    蒼天剣・逢妖録 3

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、38話目。雪中の妖狐。3.「あ、そうそう。和んでる場合じゃなかったな」 謙は居間に腰を下ろし、ようやく本題に入った。「手紙にも書いていた妖怪なんだが、最近は英岡の東側、天神川下流でよく目撃されているらしい。これまでの目撃例を辿ると、どうやら天玄からこっちに南下しているようだ」「天玄から? あんな大都会で、妖怪が出たって言うの?」 前述の柊の言葉を借りれば、人間が多く暮らす場所では妖怪や化物...全文を読む

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    蒼天剣・逢妖録 2

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、37話目。三人旅。2. ともかく柊は友人からの願いを受け、手伝いのために晴奈を、そして後学のために良太を連れ、友人のいる央南中部の村、英岡(えいこう)を訪ねた。「やあ、良く来てくれたな雪乃」 街に着くなり、あごひげを生やした道着姿の、短耳の男が出迎える。道着の家紋とたすきのかけ方からして、確かに同門であるらしい。「久しぶりね、謙」 謙と呼ばれた男は晴奈たちを見て、軽く会釈した。「君たちが雪...全文を読む

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    蒼天剣・逢妖録 1

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、36話目。妖怪話と、現代っ子の反応。1. 双月暦512年、暮れ。 央南中部ではある「化物」のうわさが広まっていた。姿は白い大狐で人語を解し、魔術を操り、人里離れた人家や旅人を狙うと言うのだ。「へぇ」 柊が手紙を読み終わり、驚いたような声を漏らした。「晴奈、良太。ちょっとこれ、見てみて」「はい、何でしょうか?」 精神修練の一環として、共に写本をしていた晴奈たちは、師匠の差し出す手紙を手に取り...全文を読む

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    蒼天剣・指導録 5

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、35話目。不毛な情熱。5. 座り直したところで、重蔵が満足気に感謝の意を表す。「まあ、それでも最初の頃に比べれば幾分、様変わりしたのう。ようやった、晴さん」「はい、ありがとうございます」 晴奈たちも元の位置に戻り、揃って頭を下げた。「まあ、後何年か、じっくり修練を積みなさい」「はい。それでは、失礼……」「待った」 と、もう一度頭を下げ、立ち上がろうとした良太を、晴奈が止めた。「何でしょう、姉...全文を読む

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    蒼天剣・指導録 4

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、34話目。師匠のみょーな心配と、家元の検分。4. 晴奈と良太が山ごもりを始め、一ヶ月が経った。「走れ! もっと足上げろ!」「はいっ!」 初日はすぐにへたり、走ることもままならなかった良太だが、このしごきに体が慣れてきたのか、(多少手足の動きは鈍ったままだが)走り切れるようになった。「もう少しで百だ! 後20回、こらえろ!」「はい!」 まともに30回できなかった素振りも、今は何とか60辺りま...全文を読む

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    蒼天剣・指導録 3

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、33話目。スポ根?3. 山小屋に到着した晴奈たちはとりあえず、休憩に入った。到着した時点で、良太が真っ青な顔でばてていたからである。「す、すいま、せん」「いいから。ともかく呼吸を整えろ」「は、いー」 晴奈は良太の呼吸が整うまでの短い間、夕べ柊と交わした会話を思い返していた。 良太が「自分を鍛え直して欲しい」と晴奈に請うた話を聞かされ、柊は頬に手を当ててうなっていた。「良太がそんなことを……」...全文を読む

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    蒼天剣・指導録 2

    蒼天剣 第2部

    2008.10.08 (Wed)

     晴奈の話、32話目。貧弱、貧弱ぅ。2. 紅蓮塞に来た当初から、良太の評価は低かった。 入門試験の時点で、いきなり倒れたからである。「お、鬼があぁ……」 心克堂の仕組みを見抜くことができず、目の前に鬼を出現させてしまい、そのまま気絶したのだと言う。「むう。……じゃが、逃げんかっただけましじゃな」 結果を聞いた重蔵も困った顔をしたが、この時は妙な温情を見せ、塞内に入れてしまった。そこでまず、ケチが付いた。 ...全文を読む

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