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    【  2008年10月  】 

    蒼天剣・権謀録 3

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第90話。ほの見える、黒い政治戦略。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3.「ウィルバーについての調査結果だが、結論から言うならば、あれをウィルソン家の人間であるとは、容易には信じられん、な。とんだ愚物だ」「ううむ……」 大火の評価に、教団の教主であり、ウィルバーの父親でもあるウィリアム・ウィルソン4世は悲しそうな顔をした。「お前や兄弟、親類のいる前ではそれなりにへつらってはいたが、いざ...全文を読む

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    蒼天剣・権謀録 2

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第89話。疑惑の「狐」との対面。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2. 央南には、厳密な意味での「国」が無く、州が集まってそれぞれ自治を行う「連邦制」を執っている。 かつては国王を主権とする国が、央南全土にわたって存在していたのだが、その国は暴虐の限りを尽くして人民を苦しめ、やがて人民との間で戦争が勃発。その結果、国は滅びた。 そして、その後に群雄割拠してできたいくつかの小国の間でも...全文を読む

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    蒼天剣・権謀録 1

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第88話。教団の神様。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1.「どけ、そこの木炭!」 目の前にいる「狼」からいきなり罵倒され、男は少し戸惑ったような素振りを見せたが、男は素直に横へ退いた。「フン」 その黒い狼獣人はこれ見よがしに肩を怒らせて、男の前を通る。 と、男が口を開く。「一つ聞く」 男の問いかけに対し、罵倒した「狼」――ウィルバー・ウィルソンは、横柄な態度を返す。「……あ? 何か用か...全文を読む

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    蒼天剣・因縁録 4

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第87話。黄海防衛戦、ひとまず終息。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -4.「くそ……!」 晴奈は真っ二つに折れた刀を見下ろし、悪態をつく。「くそ……!」 ウィルバーが立て続けに放った棍が、晴奈の刀を折ってしまったのだ。 仕方無く脇差を抜いたものの、こちらは長さも切れ味も、刀より大分劣る。劣勢に立たされた晴奈は、ポタポタと冷や汗が流れていた。「どうやらオレの勝ちらしいな。どうする? 今なら...全文を読む

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    蒼天剣・因縁録 3

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、86話目。因縁、三度目。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3.「よし!」 倒れ込み、ピクリとも動かなくなった兎獣人を確認し、晴奈は満足げにうなずく。「全員集合だ!」 晴奈は刀に火を灯して合図を送り、森の中で待機している剣士たちを呼び寄せる。 集合後、明奈とリストが晴奈の元に駆け寄った。「どう、すごいでしょ?」 リストが自慢げにクルクルと銃を回して見せびらかす。晴奈はその様子に苦笑しな...全文を読む

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    蒼天剣・因縁録 2

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、85話目。「戦略家」エルス、本領発揮。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2.「アンタら、何遊んでんのよ!」 囲碁の対局が進み、5戦目を迎えたところでリストが呼びに来た。「ん、何かあったの、リスト?」「あった、じゃ無いわよ! 敵がもう、すぐそこまで来てんのよ!」「ありゃ、そっかー……。折角、2勝2敗ってところだったのになぁ。じゃ、また後で続きやろっか」「そうだな。きっちり片を付けたいとこ...全文を読む

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    蒼天剣・因縁録 1

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第84話。3度目の戦い、始まる。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1.「僧兵長、間もなく黄海に到着します」「ん、そうか」 馬車の中から、狼獣人の青年がのそっと、首を出す。「のどが渇いた」「あ、ではお持ちします」 兎獣人の従者が、いそいそとどこかに走り去る。僧兵長と呼ばれた青年は、その間に馬車を降り、肩や首の関節をポキポキと鳴らして体を解す。程なくして従者が、ポットとカップを持って戻っ...全文を読む

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    蒼天剣・悪夢録 5

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第83話。本物の、夢のお告げ。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -5. 目を覚まし、晴奈は辺りを見回すが、明奈はいなかった。どうやら自分より早く起きて、自分の部屋に戻ったらしい。(あの夢は一体……?) ぼんやりとしながらも、晴奈は着替えを始める。 と、衣装棚にあった水色の着物が目に入る。(水色の着物、か。まあ、夢だろうが) あまり信じてはいなかったが、どうしても気になったので、晴奈はそれ...全文を読む

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    蒼天剣・悪夢録 4

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第82話。黒の次は、白。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -4. 博士の葬儀が終わったその夜。 晴奈は一人、寝室の床に座って、たそがれていた。(私は、何と愚かな……) 誇り高き剣士である自分が、己の欲望に操られ、しかも敵にそれを看破されてしまった。さらには気迫をぶつけられただけで身動きできなくなると言う、完膚なき負け方である。(まったく無様だな……) 何もする気が起きず、晴奈はただぼんやり...全文を読む

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    蒼天剣・悪夢録 3

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第81話。黒の中の黒。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3.(克大火が、ここに……!?) その名を聞き、晴奈の心はひどく高揚した。「明奈……。悪いが、付いてきてくれ」「お姉さま?」「ここに置いていけば、危険だ。……でも」「でも?」「……」 無意識に足が動く。明奈の手を引いたまま、燃え上がる野原に歩き出す。「お姉さま……?」 不意に、免許皆伝の試験を受けた時、重蔵と話したことが思い出される。――意...全文を読む

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    蒼天剣・悪夢録 2

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第80話。悪魔の登場。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2.「くそ……。何故あんなに人が並ぶんだ? おかげで30分も待たされた。明奈も待ちわびているだろうし、早く戻らないと」 昔からのクセか、晴奈はブツブツと文句をつぶやきながら、菓子袋を抱えて黄屋敷に戻ってきた。「……!?」 と、黄屋敷の周りが騒がしいこと、そして、平和な街中に似合わぬ臭いが漂っていることに気付く。(血の臭い? ……まさか...全文を読む

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    蒼天剣・悪夢録 1

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第79話。狙われる明奈。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. 明奈との再会を喜び、数週間を黄海で過ごした後、晴奈はまた紅蓮塞に戻った。 その後ふたたび修行の日々を過ごし、年が明けた双月暦516年はじめ頃。晴奈は黒炎教団についての、不穏なうわさをしばしば耳にするようになった。「何でも『人質として得た教団員が脱走した』、『逃げた教団員は故郷の黄海に戻っている』と言うような話が、巷に多く...全文を読む

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    蒼天剣・大徳録 6

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第78話。大徳のエルス・グラッド。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -6. エルスは茶をすすりながら、ゆっくりとした口調で語り始めた。「お父さんは家族に不自由させたくないと思って、床の中でも仕事のことを考えていたんじゃないかな」「そうかしら……? あたし、小さい頃からずっと、お父さんに構ってもらった覚えがあんまり無い。たまに遊んでくれたけど、帰ると大抵すぐ寝ちゃうし、いつも『少しは休ませ...全文を読む

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    蒼天剣・大徳録 5

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第77話。もう一度デート。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -5.「仲が悪いのか、エルスと博士は?」 リストから愚痴を聞いた晴奈は、そう尋ねた。「ん、いや、悪いってワケじゃないんだけどね」 リストは明奈が淹れてくれたお茶をすすりつつ、話を続ける。「じーちゃん、ああ見えて口悪いし、結構無神経なトコあるし。で、エルスもいっつもヘラヘラ笑ってるけど、割と頑固で強情なところあるもん。 だから時...全文を読む

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    蒼天剣・大徳録 4

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第76話。意外と短気。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -4. 新居も決まり、早速エルスたちは家具の買出しに出た。「ふーむ、食器や棚はともかく、ベッドは流石に無いか」 市場を回りながら、博士が残念そうにつぶやく。「央南の人は大抵、布団ですからねぇ」「まあ、無さそうなら造ってもらおうかの」「その方が早いでしょうねぇ」 付き添いのエルスは適当に相槌を打ちながら、市場の売り物を眺めていた。「…...全文を読む

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    蒼天剣・大徳録 3

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第75話。大きな買い物。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3. 黄屋敷にて、エルスの師、ナイジェル博士と、晴奈たち姉妹の父、紫明が、応接間で何枚かの書類に目を通していた。「ふむ、ここもいいですな」「こちらもなかなかですよ」 二人が見ているのは、不動産のチラシである。 元々エルスたちは、亡命を目的として黄海に移ってきた身である。故郷の北方にはしばらく戻れないため、当然、長期の滞在になる...全文を読む

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    蒼天剣・大徳録 2

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第74話。大人物の人生哲学か、ナンパ男の言い訳か。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2.「あいたたた……」 客間に運ばれたエルスは首と後頭部をさすりながら、ヘラヘラ笑っている。「セイナ、ひどいじゃないか」「元はと言えば、お主の行いが原因だろうが」「ま、そりゃそうだけどさ」 リストはエルスを踏みつけた後も一通り怒り倒し、そのまま屋敷を出て行ってしまった。「まったく、何度怒らせれば気が済む...全文を読む

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    蒼天剣・大徳録 1

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第73話。エルス流ナンパのテクニック。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. エルス・グラッドと言う人物は、色々な意味で晴奈にとって不可解、不思議であり、初めて見る類の人間だった。 考え方も、性格も、それまで出会ってきた者たちの中でも異質と言っていいほど、他人との隔たり、差異がある。無論、晴奈も「独特の性質を持つ者」なら数名ほど見たことはある。大抵そんな者たちは偏狭、偏執な性分で、人...全文を読む

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    蒼天剣・邂逅録 4

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、72話目。仲直り。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -4. 突然の明奈の行動に晴奈は虚を突かれ、刀の炎が消える。「明奈?」「エルスさんの言う通りよ! こんな争いはやめて! 折角エルスさんが仲直りしようと思って、贈り物を一緒に……、あっ」 明奈はしまったと言う顔をして、口を押さえる。エルスは頭をかきながら苦笑している。「あらら、言っちゃったかぁ。驚かせようと思ったのにな~。 ……ん、まあ。こ...全文を読む

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    蒼天剣・邂逅録 3

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、71話目。スパイを尾行するスパイとサムライ。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3. 折角の再会と帰郷であるし、晴奈は当初、黄海にしばらく滞在することを考えていた。「まったく、ろくでもない!」 だがエルスのせいで、その折角の機会を、晴奈は気分悪く過ごしていた。「忌々しい……。私が、明奈を助けたかったのに。何であんなバカが助けるんだか」 文句をブツブツと唱えながら街を散策しつつ、ある通りに...全文を読む

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    蒼天剣・邂逅録 2

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第70話。晴奈のひみつ、公開。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2.「め、明奈っ!」 7年ぶりに見る成長した明奈を見て、晴奈は思わず彼女を抱きしめた。「きゃ、お姉さま?」 明奈は目を白黒させていたが、晴奈は思いを抑えきれず、そのまままくし立てる。「ああ、良かった! 本当に良かった! 良く無事に、帰ってきてくれた!」「お姉さま、あの、苦しい……」「もう二度と、絶対に、黒炎に渡したりしない...全文を読む

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    蒼天剣・邂逅録 1

    蒼天剣 第3部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第69話。銀髪の異邦人。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1.「人の出会いは不可思議で心躍る」と言ったのは、黒白戦争時の女傑、ネール大公である。 ある出会いが、思いがけず生活や人生、そして世界すら変えることがある。黄晴奈とその男の出会いも、後世から見れば、歴史的な邂逅(かいこう)の一つだった。 双月暦515年初秋、晴奈22歳の時。「父上! 母上! 明奈は、明奈はッ!?」 晴奈は自分の...全文を読む

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    蒼天剣 目次(第2部;免許皆伝・後輩指導編)

    双月千年世界 目次 / あらすじ

    2008.10.09 (Thu)

     黄輪雑貨本店 総合目次感想用掲示板- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -「蒼天剣」地図- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -キャラ紹介双月世界の魔力・魔術観について双月世界の種族と遺伝 補足1双月世界の戸籍「双月暦」の暦- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -あらすじ蒼天剣・烈士録1 2 3 4蒼天剣・指導録1 2 3 4 5蒼天剣・逢妖録1 2 3 4 5 6 7 8 9蒼天剣・遭賢録1 2 3蒼天剣・鞭撻録1 2 3 4蒼天剣・懸想録1 2...全文を読む

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    蒼天剣・夢幻録 7

    蒼天剣 第2部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第68話。モールの予言。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -7.「……さて。今日はもう店じまいだね」 モールが手を拭きつつ、何やら呪文を唱える。《わたしも帰らないと》「うん、そろそろ時間だね。……雪花」 詠唱の途中で、モールは雪花に声をかけた。「今日は客引き、ありがとね。おかげで――あのじーさんのタダ飲みがなきゃ――ボチボチ儲かったね」《いえいえ。……今度はいつ戻ってくるの?》 雪花に応える前に...全文を読む

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    蒼天剣・夢幻録 6

    蒼天剣 第2部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第67話。式もたけなわになりまして。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -6.「……面妖な」 式の合間に話を聞いた晴奈は、橘たちから聞いた雪花の話に眉をひそめていた。「確かに、師匠の母上は雪花と言う名前ですし、それを知る者はいないはずです。橘殿の話ですし、信じるには十分なのですが……、うーん」 霊能関係を嫌う晴奈としては、なかなか信じられる話ではない。「まあ、式が済んだら、師匠に話をしてみま...全文を読む

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    蒼天剣・夢幻録 5

    蒼天剣 第2部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第66話。夢より深いところ。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -5.「先生、起きてくださいねー」 誰かが声をかけてくる。「う、ん……、お、っと」 重蔵は重たいまぶたを、どうにかこじ開けた。「しまった、寝てしもうたか」「はい、お水どうぞ」「……?」 目の前には若い狐獣人の店主がいる。 そこは何故か、喫茶店だった。(はて……? わしは確か、催事場で良太に、夫婦の何たるかを教えておったような気がし...全文を読む

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    蒼天剣・夢幻録 4

    蒼天剣 第2部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第65話。滑り込みセーフ。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -4.「……あっ!」 雪花との談話の途中、橘が式の時刻を思い出し、思わず立ち上がる。「店長さん、今何時!?」「ん、13時47分ですね」 一人席の向こうで皿を拭いていた若い狐獣人の店主が、後ろにかけてあった時計を見て答える。確かに、針は二つとも上方を差している。「いっけない! 雪乃の結婚式、始まっちゃうわ!」「あ、やべっ」 橘たち...全文を読む

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    蒼天剣・夢幻録 3

    蒼天剣 第2部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第64話。草葉の陰から。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3.「どうされたのですか、小鈴さん?」「今、あの角に雪乃が……」 橘の言葉に、謙も柏木も目を丸くする。「何ですって?」「そりゃ無いだろう。雪乃は今、式の準備中だろうし」「でも、確かにいたのよ」 橘は後を追いかけようと、ひょいと角を曲がったところで――。「おわっ!?」《きゃっ!?》 曲がった途端にその誰かとぶつかってしまい、橘は尻餅...全文を読む

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    蒼天剣・夢幻録 2

    蒼天剣 第2部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第63話。雪乃の今後と、橘たちの邂逅。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2. 宿場街と修行場の境にある、催事場の新婦控え室。「夢みたい……」 白無垢の装束を羽織った雪乃が、側にいた晴奈につぶやく。「わたしが、結婚するなんて」「大丈夫です。夢ではありません」 晴奈も普段の道着姿とは違い、振袖を着てめかし込んでいる。「……そうね、ふふ」 晴奈に髪をとかしてもらいながら、雪乃は幸せそうに笑う。...全文を読む

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    蒼天剣・夢幻録 1

    蒼天剣 第2部

    2008.10.09 (Thu)

     晴奈の話、第62話。紅蓮塞の記念すべき日。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. 514年、春。いつもはむさ苦しい紅蓮塞が、今日は華やかに染まっていた。 現在の家元、焔重蔵の孫である桐村良太と、焔流の女剣士、柊雪乃の婚礼が行われるためである。「うっわー」 宿場街を歩いていた橘は、普段とあまりにも違う塞内の様子に驚いていた。「すっご、大イベントじゃないの」 どこを見ても、「焔家 ご成婚記念」のの...全文を読む

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