2011.06.02 (Thu)
フォコの話、226話目。反乱軍の初陣。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3. 双月暦310年、春の兆しが見えてきた頃。 中央政府の後ろ盾を失い、民衆からの支持が揺らぎ、その存在意義が不確かなものとなった清王朝に、ついに宣戦布告が突きつけられた。 央南西部の街、弧弦。 紺の袴装束に赤い羽織、そして鎧兜を着けた剣士たちが、ぞろぞろと街に現れた。「あれは?」「一体……!?」 みるみるうちに、街中が赤と黒...
全文を読む
PageTop▲
最新コメント