2013.01.23 (Wed)
麒麟を巡る話、第166話。神器の書、信念の書、矜持の書。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. 焔流分裂から1週間が経った、双月節も間近のある夜。「すみません、質問させていただきたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」 そう挨拶して朱明が、黄屋敷内の雪乃一家が仮住まいしている部屋へと訪ねてきた。「あら、朱明くん。質問って、わたしに?」「ええ。あ、もしかしたらこの話は、良太先生の方が詳しいか...
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