2013.11.03 (Sun)
麒麟を巡る話、第291話。放蕩学生。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. 天狐の叱責から1ヶ月が経った、双月暦562年3月。 一応、ハーミット派もブロッツォ派も主立って対立する様子は見せてはいなかったが、食堂での席配置や出る講義など、間にはくっきりと溝が見えていた。 しかしどこにおいても、組織や縄張り意識を軽んじ、どちら側にも属したがらない者はいる。「なぁなぁ、ちょっとええです?」 今回のそれ...
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