2013.11.19 (Tue)
麒麟を巡る話、第307話。眠り猫が眠る理由。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2.「俺にはその力は無いが」 男は警戒する様子を見せた葵に構わず、話を続けた。「あの二人がこうして出会ったことで、その未来がどうなるかは、誰の目にも明らかだ。 さぞ楽しかろう――自分の言葉一つで、人の未来を決定せしめると言うのは」「……」「お前には『見えた』のだろう。あの二人がこれをきっかけに、この先親しくなり、睦み合い、...
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