「双月千年世界 3;白猫夢」
白猫夢 あとがき
「白猫夢」あとがき ③同一人物?
シュウ「と言うわけで、あとがきインタビュー第3回!
今回はこの方たちにお越しいただきました! 見た目は別物、中身は一緒!
その名も天狐ちゃんと一聖ちゃんです!」
天狐「おーっす」
一聖「よろしくなー」
シュウ「よろしくお願いしますー。
ところで今、さらっと紹介させていただいたんですけど、お二人は同じ人格なんですよね?」
一聖「おう。人格に限らず、実は遺伝子とかもほぼ同じなんだぜ。違いは体型と種族だけだ」
シュウ「体型?」
天狐「コイツ、自分の理想をオレに盛り込みやがったんだよ。
麒麟の姉さんみたく、スレンダーで中性的な感じにしたいっつって。
いくらなんでもぺったんこ過ぎだっつの」
シュウ「言われてみると、カズセちゃんの方はもうちょっと、メリハリがあるような」
一聖「まーな。流石にちっと削り過ぎたかなーとは思ってるけど。
直したきゃ勝手に直していいぜ?」
天狐「んー、別に? 正直、ブラいらねーから楽」
一聖「いや付けろよ。女の子のたしなみだろーが」
シュウ「あのー?」
一聖「ん?」
天狐「どした?」
シュウ「お二人って、本当に同じ人格なんですか?」
一聖「そうだよ」
天狐「何度も言わせんな」
シュウ「でも何か、ビミョーに違わなくないですか?」
天狐「そりゃそうだろ」
一聖「な、黄輪さんよ?」
――あー、やっと自分の話す番が回ってきた。
この二人をしゃべらせると延々、話が続くんですよね。(何回これで尺を稼いだことか……)
まあ、ともかくとして。
自分の考えとしては、例えまったく同じ性別、同じ性格、同じ年齢、……と言うように、
その人を形成する情報が何もかも一致する人間が2人いたとしても、
その2人が寸分違わず思考が一致することは、決して無いだろうと考えています。
2つの物質がまったく同時に、1ミクロンも違わず同じ位相を占めることはできないですし、
体が2つあれば同じ場所に重なることは現実的に、まったくあり得ません。
ちょっと古い3Dゲームなら起こるかも知れませんが。
シュウ「つまり……?」
――位置に違いがある以上、それぞれが取得する情報の質と量は必ず異なるだろう、と言うことです。
現実的に例えるなら、昨日までまったく同じように育った双子がいたとしても、
それぞれが明日、冬のニューヨークと夏のインドに1日でも滞在したら、
まったく話が噛み合わなくなるだろう、と言う感じですね。
シュウ「分かったような、分からないような。
そもそもコレって何の話なんでしょうか……?」
天狐「コイツが言いたいのは、その拡大解釈だ。
つまり別の章、別の物語に同じキャラが出たとしても、
言うコトが違うかも知れねーってコトだろ?」
――まあ、そんなところです。
実際、現実における人間であっても、10歳の頃と30歳の頃とでは考えることは違うでしょうし、
寒いニューヨークを旅行した時と、暑いインドを旅行した時とでは、
同じ「旅行をした」と言う体験であっても、抱く感想はまるで違うはずです。
だからいつか、例えば克一門が全盛期だった頃の物語を書くようなことがあれば、
そこにいる麒麟は「白猫夢」のようにゲスじゃないかも知れませんし、
一聖ちゃんはもっと女の子っぽい言葉遣いをしてるかも知れません。
一聖「あ、なるほど。お前さん、言い訳したいんだな?」
――え。
天狐「『蒼天剣』の頃と『白猫夢』とで、白猫の性格が違い過ぎんだろってコトだよ。
特に『蒼天剣』第8部最後のシーンと『白猫夢』第10部はじめのド外道発言とじゃ、完全に別人じゃねーか。
マジでコイツ同一人物なのかよ、偽者なんじゃねーのかって思うだろーぜ、みんな」
一聖「そーそー。あんまりにも人物像が違い過ぎるから、
『夢神抄』でエクスキューズしやがったよな、お前。
アレこそご都合主義じゃねーか」
――あれは本当にすみません。本気でしくじりました。
「白猫夢」を書いているうちに、何故か白猫が、ゲスの極みのような奴になってしまったんです。
本当に自分でも、どうしてああなっちゃったのか、さっぱり分かりません……。
天狐・一聖「言い訳乙」
――orz
シュウ「と、と言うわけで、今回はここまでっ!
次回は作中の描写、表現について! ではまたー」
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今回はこの方たちにお越しいただきました! 見た目は別物、中身は一緒!
その名も天狐ちゃんと一聖ちゃんです!」
天狐「おーっす」
一聖「よろしくなー」
シュウ「よろしくお願いしますー。
ところで今、さらっと紹介させていただいたんですけど、お二人は同じ人格なんですよね?」
一聖「おう。人格に限らず、実は遺伝子とかもほぼ同じなんだぜ。違いは体型と種族だけだ」
シュウ「体型?」
天狐「コイツ、自分の理想をオレに盛り込みやがったんだよ。
麒麟の姉さんみたく、スレンダーで中性的な感じにしたいっつって。
いくらなんでもぺったんこ過ぎだっつの」
シュウ「言われてみると、カズセちゃんの方はもうちょっと、メリハリがあるような」
一聖「まーな。流石にちっと削り過ぎたかなーとは思ってるけど。
直したきゃ勝手に直していいぜ?」
天狐「んー、別に? 正直、ブラいらねーから楽」
一聖「いや付けろよ。女の子のたしなみだろーが」
シュウ「あのー?」
一聖「ん?」
天狐「どした?」
シュウ「お二人って、本当に同じ人格なんですか?」
一聖「そうだよ」
天狐「何度も言わせんな」
シュウ「でも何か、ビミョーに違わなくないですか?」
天狐「そりゃそうだろ」
一聖「な、黄輪さんよ?」
――あー、やっと自分の話す番が回ってきた。
この二人をしゃべらせると延々、話が続くんですよね。(何回これで尺を稼いだことか……)
まあ、ともかくとして。
自分の考えとしては、例えまったく同じ性別、同じ性格、同じ年齢、……と言うように、
その人を形成する情報が何もかも一致する人間が2人いたとしても、
その2人が寸分違わず思考が一致することは、決して無いだろうと考えています。
2つの物質がまったく同時に、1ミクロンも違わず同じ位相を占めることはできないですし、
体が2つあれば同じ場所に重なることは現実的に、まったくあり得ません。
ちょっと古い3Dゲームなら起こるかも知れませんが。
シュウ「つまり……?」
――位置に違いがある以上、それぞれが取得する情報の質と量は必ず異なるだろう、と言うことです。
現実的に例えるなら、昨日までまったく同じように育った双子がいたとしても、
それぞれが明日、冬のニューヨークと夏のインドに1日でも滞在したら、
まったく話が噛み合わなくなるだろう、と言う感じですね。
シュウ「分かったような、分からないような。
そもそもコレって何の話なんでしょうか……?」
天狐「コイツが言いたいのは、その拡大解釈だ。
つまり別の章、別の物語に同じキャラが出たとしても、
言うコトが違うかも知れねーってコトだろ?」
――まあ、そんなところです。
実際、現実における人間であっても、10歳の頃と30歳の頃とでは考えることは違うでしょうし、
寒いニューヨークを旅行した時と、暑いインドを旅行した時とでは、
同じ「旅行をした」と言う体験であっても、抱く感想はまるで違うはずです。
だからいつか、例えば克一門が全盛期だった頃の物語を書くようなことがあれば、
そこにいる麒麟は「白猫夢」のようにゲスじゃないかも知れませんし、
一聖ちゃんはもっと女の子っぽい言葉遣いをしてるかも知れません。
一聖「あ、なるほど。お前さん、言い訳したいんだな?」
――え。
天狐「『蒼天剣』の頃と『白猫夢』とで、白猫の性格が違い過ぎんだろってコトだよ。
特に『蒼天剣』第8部最後のシーンと『白猫夢』第10部はじめのド外道発言とじゃ、完全に別人じゃねーか。
マジでコイツ同一人物なのかよ、偽者なんじゃねーのかって思うだろーぜ、みんな」
一聖「そーそー。あんまりにも人物像が違い過ぎるから、
『夢神抄』でエクスキューズしやがったよな、お前。
アレこそご都合主義じゃねーか」
――あれは本当にすみません。本気でしくじりました。
「白猫夢」を書いているうちに、何故か白猫が、ゲスの極みのような奴になってしまったんです。
本当に自分でも、どうしてああなっちゃったのか、さっぱり分かりません……。
天狐・一聖「言い訳乙」
――orz
シュウ「と、と言うわけで、今回はここまでっ!
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