「双月千年世界 3;白猫夢」
白猫夢 あとがき
「白猫夢」あとがき ④1つの場所、2つの視点
シュウ「みなさん、こんにちはー! あとがきインタビュー第4回、はじまります!
今回のゲストはあの『旅の賢者』! モール・リッチさんです!」
モール「どーも。ってか、また私? 今回、そんなに出張ってないのに。
渾沌もそうだったけど、こんな何回も同じヤツを出しててていいのかね? 使い回し過ぎじゃないね?
昔の文章だって、あっちこっちで何べんも使い回してるし」
シュウ「って言うと?」
モール「例えば『白猫夢・荒野抄 4』の、秋也がズルズル音立ててパスタ食ってるシーン。
アレってまんま、『蒼天剣・湯治録 1』で晴奈がやったコトじゃないね。
そもそも『白猫夢』のはじまりだって、『蒼天剣・騒心録 2』で晴奈が夢で見た、
教会のシーンがそのまんま使われてるしね」
シュウ「言われてみれば。
これは釈明がいるんじゃないですか、黄輪さん?」
――そうですね、機会があれば言及しておこうと思っていました。
まずはっきりさせておきたいのは、これは何も、以前に書いた文章を流用して楽をしようだとか、
同じような文章しか書けなくなってしまったとか、そう言うことではありません。
そもそも5年前、10年前の文章は今の自分が読むとあまりに拙く、
何の意味も無しにわざわざ真似ると言う気にはなりません。
同じような文章しか書けなくなっていたとしたら、それを「拙い」と思うようなことは無いですし。
前者のパスタをすするシーンなどについては、前回のインタビューで言っていた
「同じ人間が違う環境に行けば、違う考えを持つだろう」とする持論の派生で、
「似た人間が同じ環境に遭遇すれば、似たような行動を取るだろう」とする考えに基づく描写です。
基本的に、秋也はある程度晴奈に似ていますし、その秋也が晴奈と同様、異国文化に触れる機会があれば、
同じ行動を取るだろうと考えて、その2つのシーンは似せて描写していました。
なお、葛も秋也とある程度似ているので、恐らく葛が央南でご飯を食べると言うようなシーンがあったら、
同じような描写をしただろうと思います。
シュウ「なるほどなるほど。
では後者の表現、教会のシーンについては?」
――こちらについては、「同じ出来事を別視点で描写する」と言う表現が、単純に好きなもんで。
天狐ちゃんとネロの会話を3回も書いたのは、その典型的な例ですね。
大河ドラマや舞台演劇なんかでも、同一人物であるはずの人間、キャラクタを、
色んな人が色んな性格付け、色んな脚色をして、多種多様な人物像を作っていますし、
そう言うことを自分の作品でもやってみたかったと言う感じですね。
今後も同じ環境、状況下で、「あの事件や戦争が起こっている裏で、この人はこんなことをしていた」
「この主人公と戦っていたあの相手は、実はこんなことを考えていた」と言うような別視点の描写を、
ちょくちょく入れていきたいと考えています。
折角作り上げた世界を、1回しか使わないのは勿体無いですし。
モール「ビンボーくさい考え方だねぇ。君、紅茶のパック2回使うタイプだね」
――カウンタや待受などの素材を作っていると、どうしても1種類のモノを1個だけ作って終わらせてしまうと言うのが、
勿体無く感じてしまうもので。すっかり性分になってますね。
あれ1個作るのに、割りと労力と時間を費やしてますし。
4種類くらいバリエーションを作らないと、使う相手も選ぶ楽しさが無いだろうな、と。
シュウ「話がずれてますよー。これは『白猫夢』のあとがきです」
――そうでした。
モール「すぐ脇道にそれるのも君の悪いクセだね。
集中して作ってりゃ、『双月千年世界』だって『DW』だって『クルマのドット絵』だって、
もっとサクサク進んでるだろうにね」
――前回と同じく、耳が痛い意見です……。
シュウ「と言うわけで、今回はここまで!
次回はあとがきインタビューの最終回! 今作における最強のキャラをお招きする予定です! ではまたー!」
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モール「どーも。ってか、また私? 今回、そんなに出張ってないのに。
渾沌もそうだったけど、こんな何回も同じヤツを出しててていいのかね? 使い回し過ぎじゃないね?
昔の文章だって、あっちこっちで何べんも使い回してるし」
シュウ「って言うと?」
モール「例えば『白猫夢・荒野抄 4』の、秋也がズルズル音立ててパスタ食ってるシーン。
アレってまんま、『蒼天剣・湯治録 1』で晴奈がやったコトじゃないね。
そもそも『白猫夢』のはじまりだって、『蒼天剣・騒心録 2』で晴奈が夢で見た、
教会のシーンがそのまんま使われてるしね」
シュウ「言われてみれば。
これは釈明がいるんじゃないですか、黄輪さん?」
――そうですね、機会があれば言及しておこうと思っていました。
まずはっきりさせておきたいのは、これは何も、以前に書いた文章を流用して楽をしようだとか、
同じような文章しか書けなくなってしまったとか、そう言うことではありません。
そもそも5年前、10年前の文章は今の自分が読むとあまりに拙く、
何の意味も無しにわざわざ真似ると言う気にはなりません。
同じような文章しか書けなくなっていたとしたら、それを「拙い」と思うようなことは無いですし。
前者のパスタをすするシーンなどについては、前回のインタビューで言っていた
「同じ人間が違う環境に行けば、違う考えを持つだろう」とする持論の派生で、
「似た人間が同じ環境に遭遇すれば、似たような行動を取るだろう」とする考えに基づく描写です。
基本的に、秋也はある程度晴奈に似ていますし、その秋也が晴奈と同様、異国文化に触れる機会があれば、
同じ行動を取るだろうと考えて、その2つのシーンは似せて描写していました。
なお、葛も秋也とある程度似ているので、恐らく葛が央南でご飯を食べると言うようなシーンがあったら、
同じような描写をしただろうと思います。
シュウ「なるほどなるほど。
では後者の表現、教会のシーンについては?」
――こちらについては、「同じ出来事を別視点で描写する」と言う表現が、単純に好きなもんで。
天狐ちゃんとネロの会話を3回も書いたのは、その典型的な例ですね。
大河ドラマや舞台演劇なんかでも、同一人物であるはずの人間、キャラクタを、
色んな人が色んな性格付け、色んな脚色をして、多種多様な人物像を作っていますし、
そう言うことを自分の作品でもやってみたかったと言う感じですね。
今後も同じ環境、状況下で、「あの事件や戦争が起こっている裏で、この人はこんなことをしていた」
「この主人公と戦っていたあの相手は、実はこんなことを考えていた」と言うような別視点の描写を、
ちょくちょく入れていきたいと考えています。
折角作り上げた世界を、1回しか使わないのは勿体無いですし。
モール「ビンボーくさい考え方だねぇ。君、紅茶のパック2回使うタイプだね」
――カウンタや待受などの素材を作っていると、どうしても1種類のモノを1個だけ作って終わらせてしまうと言うのが、
勿体無く感じてしまうもので。すっかり性分になってますね。
あれ1個作るのに、割りと労力と時間を費やしてますし。
4種類くらいバリエーションを作らないと、使う相手も選ぶ楽しさが無いだろうな、と。
シュウ「話がずれてますよー。これは『白猫夢』のあとがきです」
――そうでした。
モール「すぐ脇道にそれるのも君の悪いクセだね。
集中して作ってりゃ、『双月千年世界』だって『DW』だって『クルマのドット絵』だって、
もっとサクサク進んでるだろうにね」
――前回と同じく、耳が痛い意見です……。
シュウ「と言うわけで、今回はここまで!
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