「双月千年世界 短編・掌編・設定など」
世界観・補足・考察
双月千年世界 徒然考察;『黄輪雑貨本店の多世界解釈・3』
シュウ「こんにちはー」
天狐「今日もよろしくな」
パラ「よろしくお願いいたします」
シュウ「今回も多世界解釈のお話ですかね?」
天狐「多分今日でラスト。多分な」
シュウ「話がノってきたら、……ってコトですね」
天狐「ま、別に伸びたって特にどうってコトもないだろ?
どーせ特に出すネタも無いみたいだし、困るコトなんか全然無いだろーし」
パラ「それ以上はいけません」
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
シュウ「で、今回はどんなお話を?」
天狐「『白猫夢』で出てきたヤツだな。時間移動のアレだよ」
シュウ「あーなるほど。だからパラさんが(ニヤニヤ)」
天狐「そーゆーコト(ニヤニヤ)」
パラ「……///」
シュウ「あー、と。『白猫夢』のネタバレを含むコトなので、ちょっとふんわり目に概要を説明するとですね、
とある登場人物の方が、実は世界の破滅を回避するために未来の世界からタイムスリップしていて、
なんだかんだやった結果、その目的達成に一役買ったってお話です」
天狐「大体そんな感じだな。で、このくだりの後に番外編として考察回があったワケだけど、
ソコで論点になったのが『未来が変わり平和になったのなら、未来人が来る理由も無くなるはずだ。
ソレなら何故今も、未来人が現代に居続けているのか?』って話だ」
パラ「その際の結論といたしましては、『破滅した未来世界から未来人がやって来たことにより、
未来世界につながっていた現代世界との分岐・分化が生じ、別の世界となった。
それにより未来人が元いた世界との因果関係は断裂・破断され、現代で未来人が来る理由が消滅したことと、
未来人が来たこととの因果関係もまた、断ち切られているため』となっております」
シュウ「や、ややこしい……。ランニャさんだと2行目辺りで熱暴走起こしそうな説明ですね」
天狐「ソコで前2回で使った『8ミリフィルム』を使って説明していくぜ。
まず、テイク1で感じ悪りいモノが撮れちまったとする。監督としてはそんなの映画にしたくないなーって感じのが。
ソコで行われるのが、前回話した『編集』になるワケだ。

だが、実はテイク1で撮ったフィルム自体は無くなってない。
編集で一部がコピーされて別モノにまとめられはしたが、元のフィルムは消滅したワケじゃなく、
コピーされた部分も含めて元のまま、存在し続けてる。ソレがさっき言った『元の未来世界』だ。
で、コピーを入れられて編集された新たなフィルムが『未来人が来た世界』ってコトになる。
この時点で『元のヤツ(以下、Aフィルム)』と
『編集されたヤツ(以下、Bフィルム)』の2種類、フィルム(世界)が存在するワケだ。

もしこの後、Bフィルムの続きをどんだけ撮り続けようが、Aフィルムには何の影響も出ない。
一方でAフィルムはAフィルムのまま、続きが作られ続けている。
こっちはこっちで、Bフィルムには何の影響も及ぼさない。監督がまた編集したいとでも思わない限り、な」
パラ「しかしその編集作業を行えば、また新たな世界が発生するのでは?」
天狐「ま、そーなるだろーな。
結局、何十回、何百回とAフィルムをいじり倒そうともがいても、Aフィルム自体の編集はできない。
Aフィルムの『過去』を変えるコトは不可能なんだ。出来上がったモノはもう、書き換えできねーんだよ……」
シュウ「なんか……そう考えると切ないですね。
Aフィルムであの人が、決死の思いで次元移動術を編み出して、しかも自爆までしたのに」
天狐「ま……おかげでBフィルムの中のオレたちは助かったってワケになるんだけど、な。
やっぱソコ突き詰めてくと、複雑な気持ちになるよ。ただ、いっこだけ救いがあるとするなら、
Aフィルムの『編集』は出来なくとも『撮影』は出来る、ってコトだ」
パラ「つまり未来は変えられる、と仰りたいのですね」
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
天狐「コレで一通り、黄輪雑貨における多世界解釈は話し終えたかな」
シュウ「後はご質問があればお答えする程度ですかね?」
パラ「ただし黄輪氏はこの方面の考察や解釈について、あまり専門的知識を有しておりません。
高度な質問を投じられても、お答えいたしかねる場合がございます」
シュウ「要は『あんまりこじらせたような質問は送らないで下さい』と」
天狐「大学院の教授質問みたいなコトされて吊るし上げても、ただアイツが困るだけだし、な。
やった方も自己満足以外何にも得られねーんだし、やってやんなよ?」
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天狐「今日もよろしくな」
パラ「よろしくお願いいたします」
シュウ「今回も多世界解釈のお話ですかね?」
天狐「多分今日でラスト。多分な」
シュウ「話がノってきたら、……ってコトですね」
天狐「ま、別に伸びたって特にどうってコトもないだろ?
どーせ特に出すネタも無いみたいだし、困るコトなんか全然無いだろーし」
パラ「それ以上はいけません」
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シュウ「で、今回はどんなお話を?」
天狐「『白猫夢』で出てきたヤツだな。時間移動のアレだよ」
シュウ「あーなるほど。だからパラさんが(ニヤニヤ)」
天狐「そーゆーコト(ニヤニヤ)」
パラ「……///」
シュウ「あー、と。『白猫夢』のネタバレを含むコトなので、ちょっとふんわり目に概要を説明するとですね、
とある登場人物の方が、実は世界の破滅を回避するために未来の世界からタイムスリップしていて、
なんだかんだやった結果、その目的達成に一役買ったってお話です」
天狐「大体そんな感じだな。で、このくだりの後に番外編として考察回があったワケだけど、
ソコで論点になったのが『未来が変わり平和になったのなら、未来人が来る理由も無くなるはずだ。
ソレなら何故今も、未来人が現代に居続けているのか?』って話だ」
パラ「その際の結論といたしましては、『破滅した未来世界から未来人がやって来たことにより、
未来世界につながっていた現代世界との分岐・分化が生じ、別の世界となった。
それにより未来人が元いた世界との因果関係は断裂・破断され、現代で未来人が来る理由が消滅したことと、
未来人が来たこととの因果関係もまた、断ち切られているため』となっております」
シュウ「や、ややこしい……。ランニャさんだと2行目辺りで熱暴走起こしそうな説明ですね」
天狐「ソコで前2回で使った『8ミリフィルム』を使って説明していくぜ。
まず、テイク1で感じ悪りいモノが撮れちまったとする。監督としてはそんなの映画にしたくないなーって感じのが。
ソコで行われるのが、前回話した『編集』になるワケだ。

だが、実はテイク1で撮ったフィルム自体は無くなってない。
編集で一部がコピーされて別モノにまとめられはしたが、元のフィルムは消滅したワケじゃなく、
コピーされた部分も含めて元のまま、存在し続けてる。ソレがさっき言った『元の未来世界』だ。
で、コピーを入れられて編集された新たなフィルムが『未来人が来た世界』ってコトになる。
この時点で『元のヤツ(以下、Aフィルム)』と
『編集されたヤツ(以下、Bフィルム)』の2種類、フィルム(世界)が存在するワケだ。

もしこの後、Bフィルムの続きをどんだけ撮り続けようが、Aフィルムには何の影響も出ない。
一方でAフィルムはAフィルムのまま、続きが作られ続けている。
こっちはこっちで、Bフィルムには何の影響も及ぼさない。監督がまた編集したいとでも思わない限り、な」
パラ「しかしその編集作業を行えば、また新たな世界が発生するのでは?」
天狐「ま、そーなるだろーな。
結局、何十回、何百回とAフィルムをいじり倒そうともがいても、Aフィルム自体の編集はできない。
Aフィルムの『過去』を変えるコトは不可能なんだ。出来上がったモノはもう、書き換えできねーんだよ……」
シュウ「なんか……そう考えると切ないですね。
Aフィルムであの人が、決死の思いで次元移動術を編み出して、しかも自爆までしたのに」
天狐「ま……おかげでBフィルムの中のオレたちは助かったってワケになるんだけど、な。
やっぱソコ突き詰めてくと、複雑な気持ちになるよ。ただ、いっこだけ救いがあるとするなら、
Aフィルムの『編集』は出来なくとも『撮影』は出来る、ってコトだ」
パラ「つまり未来は変えられる、と仰りたいのですね」
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天狐「コレで一通り、黄輪雑貨における多世界解釈は話し終えたかな」
シュウ「後はご質問があればお答えする程度ですかね?」
パラ「ただし黄輪氏はこの方面の考察や解釈について、あまり専門的知識を有しておりません。
高度な質問を投じられても、お答えいたしかねる場合がございます」
シュウ「要は『あんまりこじらせたような質問は送らないで下さい』と」
天狐「大学院の教授質問みたいなコトされて吊るし上げても、ただアイツが困るだけだし、な。
やった方も自己満足以外何にも得られねーんだし、やってやんなよ?」
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天狐「繰り返すが、撮影はいくらでも出来る。
つまり今後どんな話を作るかについては、特に決まりは無いってコトでもある」
シュウ「ん、んん? 何が言いたいんでしょ?」
パラ「意訳すると『あちらの世界にオレが出演したっていいじゃんよ』ではないでしょうか」
シュウ「なるほど。……でも次回の最新作は今描いてる最中みたいですけど、
天狐ちゃん出て来ないみたいですよ? 別の『狐』さんは出るみたいですが」
天狐「次がダメならその次だ! オレはいつだって待ってるぜぇ……!?
ケッケッケッケ……!」
シュウ「うわぁ悪役みたいな笑い方」
天狐「……ま、アイツだって13年ぶりの出演なんだ。今回は譲ってやんよ。
雑貨店的に言えばオレの方が後輩だし、な」
天狐「繰り返すが、撮影はいくらでも出来る。
つまり今後どんな話を作るかについては、特に決まりは無いってコトでもある」
シュウ「ん、んん? 何が言いたいんでしょ?」
パラ「意訳すると『あちらの世界にオレが出演したっていいじゃんよ』ではないでしょうか」
シュウ「なるほど。……でも次回の最新作は今描いてる最中みたいですけど、
天狐ちゃん出て来ないみたいですよ? 別の『狐』さんは出るみたいですが」
天狐「次がダメならその次だ! オレはいつだって待ってるぜぇ……!?
ケッケッケッケ……!」
シュウ「うわぁ悪役みたいな笑い方」
天狐「……ま、アイツだって13年ぶりの出演なんだ。今回は譲ってやんよ。
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