携帯待受
2020年6月携帯待受




2020年6月の携帯待受。
ダッジのオールドマッスル、コロネット。
一般に、アメリカ製の大柄なスポーツカーで、特にハイパワーなモノを「マッスルカー」と呼びますが、
近代のモノは「モダンマッスル」、60~70年代のモノは「オールドマッスル」と区別されるようです。
60年代当時の、いわゆる「西側世界」の風潮は、そのまま「アメリカ的」「アメリカンスタイル」と呼称され、
あたかも王道、大正義であるかのように扱われていました。
この「マッスルカー」を見るだけでも、そのニュアンスがつかめるのではないかと思います。
例えばその大きさ。この当時の日本のクルマ、クラウンとこのコロネットを比較してみても、
クラウン:4665*1690*1445
コロネット:5200*1830*1440
(全長*全幅*全高、単位:mm)
と、コロネットの方が二周りほど大柄。(名前はコロネット(小冠)とクラウン(王冠)ですが……)
排気量もクラウンが2Lなのに対して、コロネットは最も軽量なモデルでも3.7L、最上級モデルは7.2Lと、
比較するとバケモノみたいなサイズにも思えてしまいます。
「巨大で強力なマシンこそが最もカッコ良く、最も優れているのだ」と印象付けさせるに十分な影響力を、
マッスルカーたちは60年代にわたって与え続けて来ました。
しかし、価値観は時代の移り変わりと共に移ろいゆくもの。
1970年代に入り、原油価格の高騰と環境問題の深刻化が取り沙汰される機会が増えるに従って、
「重厚長大」は次第に、軽蔑と嘲笑の対象へと変わり始めました。
加えて、アメリカンスタイルと言う価値観、生活様式もまた時代遅れのもの、
「そんなものよりラブだ! ピースだ! サイケデリックだ!」と、
なんだかアヤしい平和主義が殊更重要視される時代へ入ります。
このコロネットもまた、70年代に2回のモデルチェンジが行われるにつれ、
次第にパッとしない、トガったところの無い安易なデザインに変わり、
やがてダッジのラインナップから消滅することとなります。
次回もグラデーションの組み合わせについて、twitterにてアンケートを行う予定です。
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