クルマのドット絵
クルマのドット絵 その40



今回はハイブリッド車。
・トヨタ プリウス(2009)
・ホンダ インサイト(2009)
・日産 フーガ ハイブリッド(2010)
最近よく耳にする「ハイブリッド」。
車におけるこの言葉の定義は、「2つ以上の動力機関を有する自動車」であること。
つまり、「ガソリンによる内燃機関」+「何らかの動力源」があれば、
概ねそれをハイブリッドカーと呼ぶわけです。
いわゆる「エコ」の代表格となっているハイブリッド車ですが、
確かに「今までガソリン100%で走っていたのを、ガソリン半分しか使わない」
「半分しか使わないのだから、二酸化炭素も半分しか出ない」
→「エコ(エコロジー、もしくはエコノミー)だなぁ」と考えることはできます。
単純に考えれば、燃料が半分になれば確かに、排出される二酸化炭素も半分に減るでしょう。
しかし、それが即ちエコかと言うと、ちょっと疑問点。
現行のハイブリッド車は、概ね「エンジン」+「モーター」で動きます。
エンジンを動かすにはガソリンが必要になりますが、モーターには電気が使われます。
で、ガソリンはタンクに貯めて使うわけですが、電気を貯めるにはバッテリーが必要になります。
しかしこのバッテリー、従来の車で使われる12V用では、電圧が低すぎてモーターが動きません。
ハイブリッド車にはこれとは別に、200Vの高電圧バッテリーが使われています。
このバッテリーが曲者。
レアメタル(希少金属)を使うため非常に効果な上、寿命は5年程度。
お値段、現行プリウス用で12、3万だとか。
1ヶ月あたりの額に換算すると、2000~2200円程度になります。
これにガソリン車の月あたりガソリン代の半分を加えたとして、
月当たりのランニングコストは、およそ3000円強くらいになります。
(詳しい計算は、要望があれば別記事にて説明します)
しかもバッテリーの製造及び廃棄時にも、漏れなく二酸化炭素は出るわけで。
ガソリンを燃やして二酸化炭素が出るか、バッテリーを作る、あるいは潰して二酸化炭素が出るかの違いにしかなりません。
これは果たして、エコかどうか……?
もっと燃費が上がる、もしくはバッテリーに関するコストと環境への負荷が減れば、
もっと、ちゃんと、エコになるはず。
これからも進化してほしいですね、車。
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